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Posted by namjai at

2014年09月20日

タイ人客のツケ対策





 昨夕の事。

 店を閉めてから、昨年から我が市にも開店した、セブンイレブンとテスコロータスの縮小版ロータス•エクスプレスに買い出しに出掛けた。

 まあ、ほぼ毎日のように通っているのだが、いつもはその道順から、ロータスに寄ってからUターンし、道路を挟んで向かいにあるセブンに寄っていた。

 ところが昨夕は、セブンで用事が済めばそれで帰ろうと思っていたので、先にセブンに寄り、いつも通りセブンのカードで買い物を済ませたが、残高が500バーツくらいになっていたので、ちょうど財布に入れて来た1,000バーツを何気なくカードに入れてしまった。

 それから、セブンでは買えなかった物があり、結局もう一度Uターンして向かいのロータスに行ったのだが、必要な物をカゴに入れ、いざレジで支払おうとしたところ、財布の中に100バーツしか残っていない事に気が付いた。

 「…?たしか家を出るときに1,000バーツ入れて来たはずなのに…。」と焦って探していると、先ほどセブンのレジで、カードで買い物した後に、カードの残高を増やす為に、ついクセでその1,000バーツを入れてしまった事に思い当たった。

 私は、急いで店員さんに「あ、この商品はちょっと置いておいてください。今、すぐにお金取って来ますから…。」と言い残して大急ぎで店を出て、家に着くとすぐにお金を持ってロータスに戻り無事支払いを済ませた。

 普段、買い物でお金が足りないと言う事がないように、いつも余分にお金を持って買い物に行く私としては本当に冷や汗物だった。
 
 まあ、ロータスやセブンと言った店でツケをする人は、まさか居ないだろうとは思うが(でも、ここイサーンの人々なら有るかも…と思えるところが怖い。)、私はこういう店だろうが、個人商店だろうが、もし持参したお金が足りないと言うことがあれば、未払いの商品はそのまま店の人に預けて、急いで現金を取りに帰って、引き返し支払いを済ませる。

 普通に考えて、それは常識だと思うだろうが、日本人の常識はタイ人とは違うのだ。

 例えば、我が家に買い物に来る大抵の客は全く違う。
自分が、いくら持っているか…と言う事に拘らず、買い物に来る。

 中には、全くお金を持って来ないのに、平気で買い物に来る…と言う強者もいる。
もちろん、当然のように「ツケといて。」である。

 「持ってるお金が足りない…。」と言うのは、よくある事である。
それでも、まだ私たちが認める常連客ならいい。
 顔も見た事があるか分からないような(向こうは、常連だと言い張るが…)客なのに、「これしか持ってないから、残りは今度持って来るから。」と言うような事を言う。
 
 だったら、先にお金を取りに行って戻って来ればいいのに、タイ人は決まって「後でお金持って来るから。」と言って、どうしてもまだ未払いの商品を先に持って行こうとするのだ。

 最初はそれでも客を信じて、何の保証も無いのに「今度持って来る。」と言って、ぱったりと払いに来ない客を待った事もあった。

 多分、「貸した金は忘れないが、借りた金は忘れる。」の言葉通り、借金はきれいさっぱり忘れてしまった人たちなのだろう。

 でも、我が家の商売もさすがにもう12年。
私たちも伝票を書いたりしたが、伝票だけ書いてもそのまま失くしてしまうのか、1年2年3年…と一向に払いに来ない客が後を絶たない。
 夫は、世間体を気にする方なので、あまり乗り気ではなかったが、免許証やIDカードを保証として預かる…と言うのも試したが、免許証は運転する客が多いので、渡したがらないし(私としては必要性のある免許証を預かって置きたいのだが。)、IDカードは免許証ほど必要性がないのと、紛失しても20バーツくらいですぐに市役所で再発行出来るので、そのまま放置される事もあった。

 そこで、今度思いついたのが、ツケをする客の顔写真を撮る事。

 もちろん、ただ「証拠として顔写真を撮る。」と言うのでは、おそらく相手も警戒するだろうし、拒否されるかも知れない。

 そこで、毎週土日は闘鶏場通いでまったく家に居ない、普段も用事を見つけてはあちこちに出掛けてしまう、我が家の夫の留守がいい口実になると思いついた。

 もし、ツケをしたいと言う客が来て、その客が常連客以外(私の言う常連客は、よく買い物に来て、きちんと支払ってくれる客)だった場合、夫が居れば夫が知っている客か、もし払いに来ないとき集金出来る客かなど…を判断してもらう。
 そして、もし夫が居ない場合、「夫に許可を取るのに、電話では(客の事を)説明しにくいから、顔写真を撮って送って夫に見せる。」と言う理由をつけて、顔写真を撮ると言うもの。
 
 それをLINEで送って夫に確認させておけば、後から帰宅した夫に「どこの客だ?」などと聞かれ、説明が出来ずに文句を言われる事も無い。(今までは、いつもそうだった。自分が遊びに行って居ないときに起きた不都合なのに、帰って来てから「だから、お前には任せて置けない。」と私が怒られるのが常。任せて置けない…と言いながら毎回出掛けるのだが…。)

 そして、私の携帯にも夫の携帯にも客の顔写真が証拠として残り、もしいつまでも払いに来なければ、それをプリントアウトして、店の前に指名手配のように貼る事も出来る!とまで考えて、私はほくそ笑んだ。

 まあ、そこまでするのは多分、夫の世間体を気にする性格から反対されるだろうが、十分な証拠にもなるし、おそらく写真を撮られた客本人もあまりいい気がしないだろうから、今までの伝票やIDカード差し押さえよりも、早めに払いに来るか、もしくは撮られたくないから、ツケをするのをやめるかも知れない…と言う効果が期待出来る。

 今回の苦肉の策がどういう効果を上げるか早く試してみたいのだが、最近は農閑期で客自体が少ないため、まだ実行する機会がないのが残念である。
  

Posted by バットニャオ@第二期 at 00:04Comments(7)タイでの商売