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Posted by namjai at

2022年04月06日

ミックの夢

 ここ数年のコロナの影響で、我が家のミックは一年ちょっと通学しただけで、ほぼ自宅待機のまま気がついたらすでに中学を卒業してしまいました。

 授業は最後の最後までオンラインだったのに、何故か大型バスに乗って修学旅行や、卒業式とその打ち上げなどはちゃっかりと行われ、今は5月中旬からの高校進学を待つミックです。

 私がブログを書き始めた頃は、まだ家の前のプールで中指を突き出していた小僧でしたが、今はもうすっかり家中で一番大きくなってしまいました。

 元々、ミックは長男と同じく遺伝的に私の家系が強いようで、小学生の頃から割と上背もあり恰幅もいい子供でしたが、中学に入って学校の体育の授業でバスケを始めてからさらに伸び、それまで必要以外は一日中動かないような性格だったのが、よほどバスケが気に入ったらしく、体重も20キロくらい落ちました。

 キッカケは、中学の体育の授業ですが、日本の少年漫画の『スラムダンク』の影響が大きいようで、一時期どっぷりハマっていました。
今は、テレビで中継されている、NBAなどの試合もよく見ていて、まあまだ中学生なので夢は大きく「将来はバスケの選手になりたい!」などと語るようになりました。

 話は変わりますが、タイの子供は基本的にあまり運動をする機会がありません。
娯楽のない田舎の村などで、放課後に小学校の校庭などでサッカーをする大人や若者に混じって、遊んでいる小中学生もいますが、日本のように、地域で少年団だとか、学校で部活動などがほとんど奨励されていないので、運動をする子供は珍しいくらいです。
それに最近は、幼稚園児から親のスマホやタブレットで遊んでいるので、余計運動とは程遠い環境になっているようです。
その年によって授業の種目が違うのですが、長男の時は中学でバドミントン、高校で卓球をやりました。

 さて、今回のミックの夢と言うのは、実は「バスケ選手になりたい!」と言う事ではないのです。
実は、「我が家の横の空き地(とは言え我が家の土地ではない)に、バスケットゴールを建てて、コンクリートを敷いてバスケの練習場を作りたい!」という事なのです。
 今は、日中は陽射しが強いので、夕方から市民広場にあるバスケットコートに行って練習していますが、まだバイクの免許もないので、そこに行くためには私が送迎をするか、隣の伯母の息子(つまり従兄弟)と一緒に行くかなのですが、その従兄弟はいろいろ用事で出掛ける事も多く、思うように練習出来ないのが不満なようです。

 そこで思いついたのが、自分の家の横にバスケットコートを作ればいい!と言う発想です。

 これは以前、長男が卓球に凝っていた時にもあった事なのですが、タイはそういう各種の運動をするための公共の施設が充実していないため、せっかく運動の楽しさを知っても、練習する場所が限られていて続かないのです。
その長男の時も、いきなり「卓球台を買いたいんだけど。」と相談された時は驚きました。
 卓球台を自前で買うの? …卓球台と言えば、学校の卓球場か、温泉の遊戯室にあるくらいの物…と思っていた私には、その発想がかなりショックでした。
そう言えば、タイの夫の実家に初めて行った時も、以前大衆食堂を営んでいた義母の家の裏に、ビリヤードの台が数台あったのに驚いた事があります。

 タイ人にとってこれはあまり珍しい事でも無いのか、その長男が卓球台を欲しいと言った時には、夫は二つ返事で買いに連れて行きました。
幸い我が家は居間が無駄に広いので、そこで卓球の練習が出来るくらいでした。

 そう言う訳で、今回ミックが自宅の横にバスケットコートを作ると言い出したのも、タイ人的にはごく普通の発想なのかも知れません。
その証拠に、ミックが隣の従兄弟にその計画を相談したら、もう30歳近くである程度分別のある大人であろう従兄弟も、隣の土地は狭いから家の裏の土地にした方がいい…などとすっかり乗り気だと言う事です。

 私は、シュートの練習にバスケットゴールを買って上げるくらいなら考えもしましたが、コートとなるとコンクリートも敷かないとならないし、相当なお金が掛かると思うので、流石にミックも夫に相談しないとならないと思います。

 このミックの夢は果たして実現するのか?…それは夫の機嫌次第と言ったところでしょうか。
こう言うところは、我が子と言えど、タイで育った異文化の差を感じます。






  

Posted by バットニャオ@第二期 at 22:44Comments(3)タイの学校と子供

2022年02月19日

巣立ちの時

昨年の9月末に、我が家で一番初めに次男が就職し独り立ちしてから、もうすぐ半年になります。
次男はチョンブリーのコロナの感染が拡大する前に、パトゥムタニーの会社に転職して、今は順調にやっているようです。

 そして、今年に入って、就職活動を始めていた長女も、コロナ禍の下オンライン面接でしたが、先日ついに就職先が決まりました。
いつも私の事を心配してくれる長女は、なるべく家に近い所で就職しようと、コラートの会社を中心に就活していました。

 その結果、運良くコラートのスラナリー工業団地にある、日系の工作機械周辺機器メーカーに就職が決まりました。
私の本音を言えば、このまま私の側で家の商売をやって欲しかったのですが、子供には楽をさせるな!苦労をさせるべきだ的な父親の考えで、「俺が自力で作ったこの店はただでは渡さん!」と宣言されていたので、いずれは家を出て独立する道を選ぶ事になったのです。

 私は、どうせ私たちも歳と共に無理がきかなくなるだろうし、せっかく自分達で立ち上げたこの店を子供たちの誰かに継いで貰いたいと思っていたのですが、先述の夫の頑固頭では聞く耳持たないので、私ももうどうにでもなれと言う感じで、子供と一緒に過ごす将来は諦めました。

 ところが、この長女の就職先が決まろうとしていた頃になって、またまた夫のコロコロ変わる性格が出て、「来月から、月に(長女に)3500バーツ渡してやれ。ただし、店にちゃんと出て来て働くように言えよ。家の奥に引きこもってるんじゃないぞ。」と偉そうに言い出しました。

 今までも長女は、基本的に店に出て来て手伝っていたし、家の中にいる時は、店番で忙しくて手が回らない私の代わりに、家中の掃除を日を決めてやってくれていたのです。家の中にいる時も、夫にようにテレビやスマホを見ながら、ゴロゴロしている訳ではないのです。

 昨年、自ら「この店をただで貰えると思うなよ!」と言い放った夫はどこに行ったのか?とでも言うように、言うことが全然違うので、長女は「アルツハイマーにでもなったのではないのか?」と本気で心配していました。
まあ、どうせ商売するのが面倒になって、長女と長女の相方が来て私といてくれたら、自分がもっと自由に遊びに行けるとでも考えたのだと思いますが…。

 
 何はともあれ、来月から長女の新しい生活が始まります。
私的には、長女は大人になってからは仲良しの友達のような感じで、毎週買い物に行ったりお茶をしたりして、ずっと一緒に居られると思っていたので、少し寂しくなります。
 長女の独り立ちと共に、私の独り時間の始まりです。
イサーンのこの田舎で、これからの生活をどうやって生きて行こうか模索中です。




  


Posted by バットニャオ@第二期 at 16:24Comments(2)タイの学校と子供

2022年02月12日

授業再開

 前回の授業再開からひと月も登校しないうちに、チャイヤプムでもオミクロン株の感染者が出て、また年明けからオンライン授業に変わり、今年も登校できないまま中学卒業となるかと思っていたミックですが、今日からまた授業再開となりました。
それに先駆けて、今週の火曜日に学校での検査を受け、皆無事通過したようで、今日からまた登校できるようになりました。

 とは言え、この2年ほど、ほとんどオンライン授業で過ごして来た中学生活。
私もすっかりミックが家にいる生活に慣れてしまったほどです。

 残り少ない中学生活ですが、今回の授業再開で、本来ならあとひと月ほどで終わる中学生活ですが、タイの夏休みをずらして4月まで授業してから卒業になるそうです。
 ただ心配なのは、すでに日に日に暑くなりつつあるタイのこの季節なのに、猛暑の4月に授業を続けられるのかという事です。

 普段は、暑さが増す3月中旬からタイ正月を挟んで5月上旬まで休みのが通常ですが、暑いからこの時期が長期休みになるというのに、大丈夫なのだろうかと心配になります。


 今日の様子をミックに聞くと、登校して自分のクラスで、オンライン授業をしているとの事。
なんだか、何のために学校に行くのか?と聞きたくなりますが、生徒たちは友達と会えるのが嬉しいようで、これはこれでいいのかも知れません。

 以前、長女が言っていたのですが、自分達の頃は携帯電話を持つようになるのさえ容易ではなかったのに、今の時代の中高生はほとんどの子供がスマホ片手に登校し、今はオンライン授業で家でゆっくりしていられて羨ましいと思ったけど、オンライン授業で普通に登校して友達と遊べない事がすごくストレスになっていると言う報告もあるそうです。

 とりあえず、ミックたちが残り2ヶ月余りの中学生活を思い切り楽しめたらいいと、またコロナの感染でオンライン授業に戻らないよう祈るばかりです。

  


Posted by バットニャオ@第二期 at 00:25Comments(0)タイの学校と子供

2021年11月28日

明日から登校再開。

 コロナの影響で、もう一年近くオンライン授業をして来たミックの通う学校も、この11月からのタイ政府の規制緩和を受けて明日から登校再開する事となりました。
 今月の初めから殆どの生徒に二度のワクチン接種を受けさせ、その上で生徒をクラス毎に二つのグループに分け、半数ずつのグループでそれぞれ隔日登校となります。
 つまり、明日から登校するミックのグループは、今週は月水金曜日の3日間登校し、来週は火木曜日の2日間の登校となるそうです。


 この登校に備えて、先週の火曜日にはコロナの検査も行われて、もちろんミックも受けて来ました。
就職の為に先だって、このコロナの検査を近所の病院で受けて来た次男によると、鼻の奥の方に検査用具を挿入されて涙が出たと言っていたので、検査の前には私も長女も心配していたのですが、検査を受けたミック当人は、全く痛くもなかったと言うことで無事検査も終えたようです。








 と言う事で、明日からの登校に備えていつになく早寝したミックですが、この登校形態がいつまで続くのか、このまま何事もなく全校生徒普通登校に戻れるのか? 
それとも、どこかの生徒の地域などで、また葬式クラスターや出家式クラスターなどが発生して、元のオンラインに逆戻りするのか?

 それは今のところ誰にも分かりませんが、私の予感ではこの準備万端の学校の努力とは裏腹に、今日28日ののタイの地方自治体の選挙などで、またクラスターが発生しそうな気がするのです。
 選挙会場についてのニュースでは、地域によってはこの選挙前にクラスターが発生したばかりで、とても選挙の投票に行くどころではない地域もあるそうですが、それ以外の地域でも、この選挙をいい機会にして、コロナの規制下でなかなか帰省出来なかった人々が田舎に戻って来ているらしく、昨日買い出しに行ったショッピングセンターなどでも異常なほどの人出がありました。
 選挙の事などすっかり忘れていた私と長女は、「どうしたのか?何か行事でもあったっけ?」などと話していましたが、本当に正月やソンクランでもあるかのように、バンコクナンバーの車が異常に多く、特にmakro などは親戚一族総出のような買い物客で溢れていました。

 基本的に親戚や近所と連むのが大好きなタイ人の事、こう言う機会があれば、まず沢山の料理を用意して夜通しで酒盛りが当たり前。
葬式クラスター発生と変わらない状況が自然と出来上がります。
しかも、その大半が他県やバンコクから来た帰省者たち…。
葬式クラスターと変わらない状況と言うより、更に危険度の増した状況のような気がします。
 そして来月はもう年の瀬そして新年…と、更にタイ人の大好きな宴会の機会が増える季節となります。

 せっかくの子供たちの登校の機会が、これでまた振り出しに戻るような事にならなければいいのですが…。
明日の登校を心待ちにしているミックを見ると、そう思わずにはいられません。
  


Posted by バットニャオ@第二期 at 23:27Comments(4)タイの学校と子供

2021年11月02日

ミックのワクチン接種完了

 今月からの新学期に備えて、先月の12日に1回目のコロナワクチンの集団接種を受けたミックですが、今日またその2回目の接種を受けて来ました。

 実際のところは昨日からすでに新学期が始まっていて、何故か新学期2日目の今日に2回目の接種。
しかもまだしばらくはオンライン授業と言う、なんとも歯切れの悪いと言うか段取りの無茶苦茶な新学期になっているのですが、明日は学校の残りの学年の接種があるので一日休みで、また明後日からオンライン授業が再開されるようです。

 前回は、学年毎に時間を分けて接種したので割とスムーズに運び、大体2時間ほどで終わったのですが、何故か今日は学年分けをせず一緒にしたため、なんと午前10時から並んで、接種が終わったのは午後の3時と言う、5時間にも及ぶ手際の悪い接種となりました。




 接種会場は前回と同じロビンソンでしたが、今回は人数が多かった為か、屋外の駐車場に臨時の待合所を作るほどで、ミックはここで小一時間ほど待たされたそうです。

 当初のミックの計画では、午前中に接種が済んだら、2階の映画館で友達と映画を観るつもりでオンラインで席まで取ってあったのですが、映画の上映開始時間になってようやく接種会場に入れたと言う事で、ミックの計画と予約したチケット代は水の泡と消えたのでした。
 
 今回もミックは副作用も特に無いようで、至って元気、接種した腕も大した痛みもなく、多少眠いくらいだそうです。
幸い明日は授業が休みなので、副作用の眠気を理由に目一杯寝坊するそうです。
 


 国が開国宣言をした今月、新学期になってもまだ続いているオンライン授業ですが、誰が決めたのか、後3週間ほどで通常の登校が始まると言う話です。
しかし、そういう話がある側から、我が家からミックの学校に行く途中の市にある集落で、新たなクラスターが発生したそうで、今日ワクチン接種に行く途中に、その集落のあらゆる入り口に赤い紐のようなものが張り巡らされているのが見えました。

 そういえば、先週その辺りを通った時に、通りに面した家でお葬式を出しているのを見かけたので、詳しい事は分からないのですが、もしかしたら、田舎のタイ人に多い『葬式クラスター』かも知れません。
 田舎のタイ人は葬式が大好きで、同窓会か何かと勘違いしている節があります。
「亡くなった人が寂しく無いように…」と言う大義名分の下に、家の予算(遺体の冷蔵代が掛かるので)にもよりますが、一週間くらい連日夜通しでトランプ博打などをして飲み明かす…それがタイの田舎の葬式の実態です。

 まあ、普段特に楽しみのない田舎生活…今まではそれでよかったかも知れませんが、このコロナによる非常事態の今、それは非常にリスクの高い行為です。
ただでさえ、狭い家の中に大勢の村人が集まって「密」になるのに、そこで何故か同じグラスで回し飲みをするらしいのです。
 私はよく「葬式を出すのに客用のコップや紙コップもないのか⁈」と思いますが、おそらくあっても数が足りないほど人が集まるのか、洗うのが面倒なのか、または酔った勢いで気にしないのでしょう。
その結果がこれです。

 チャイヤプムのコロナ感染者の殆どが、この葬式クラスターだと言っても過言ではありません。
それほど、この慣習がコロナ禍の今、問題行動になっているのです。

   


Posted by バットニャオ@第二期 at 23:33Comments(5)タイの学校と子供

2021年10月13日

コロナワクチン接種

 先月末に実家の母から聞いた話によると、タイの児童生徒にコロナワクチンの集団接種が行われると言う話が、日本のニュースでも放送されたと言う事でした。

 私はその直前に、オンライン授業を受けている中学3年のミックからそのワクチン接種に関する話を聞いていて知っていましたが、日本のニュースに取り上げられるほどの事か?とも感じました。
 その頃はまだ家に居た次男や長女も、「どうせ口ばっかりだよ。こんな田舎の学校にワクチンが届くには、早くても来年くらいだろうね。大体、ワクチンが手に入るのかさえ怪しいもんだ。」などと揶揄していたのですが、それに反して、洪水が引いたのと同じようにトントンと話は進み、今月の初めにはオンラインで必要書類を提出して、私たちの予想に反して、昨日接種が実現しました。

 9月の末の洪水の際に、自宅から書類提出出来なくなったからと、宅配便に頼んで書類を出したのですが、ミックの中学周辺も大洪水なのはもちろん、担任の先生の自宅も洪水で浸水したそうで、宅配便もすぐには届けられず、結局最後はオンラインで書類提出となったらしいのですが、なら何故最初からオンラインにしなかったのか?何故か納得が行きません。
まあ、そういうところがタイなのでしょうが…。
  


 


 集まったのはワクチン接種の為ですが、オンライン授業が何ヶ月も続いたので久々の再会に話も弾みます。
ワクチンの副作用で、具合が悪くなったクラスメイトもいたようですが、ミックのグループは久々の再会を祝して?シャブシビュッフェのはずが、予算の関係か何故かフードコートでバミーに変更になっていました。
それでも、年頃の子供たちには楽しい再会だったようです。


 今回この生徒たちは、ファイザー製のワクチンを接種しましたが、タイでファイザー製のワクチンを接種出来るのは、今のところかなり限られた人たちなのです。
 優先された外国人や一部の特権階級しか接種できないはずだったのですが、少し前にアメリカからの大量の寄付があったとかで、児童生徒にも優先して接種が行われるようになったという事です。
 事実、今回の集団接種会場となったロビンソンでも、普段の平日に行われている一般庶民向けの無料集団接種のワクチンは、注射器に水でも入れて打っているのではないかと効果が疑問視されているシノバックス製だそうです。ですが、これは無料なので誰も文句も言えないようですが…。
 
 私は田舎にポツンと住んでいる外国人なので、外国人用の優先接種のお誘いのような事もないので、長女や次男と一緒に8月ごろに募集のあった、バンコクの病院が主催する有料ワクチン接種の予約をしましたが、これは今少し問題になっているモデルナ製のワクチンが使用されるそうです。価格は2回の接種で3,300バーツ。
 夫は、自分だけ病院勤務の実姉のコネで、アストラゼネカ製ワクチンの接種を済ませました。
大学院の長男も、大学に出入りするため、大学の病院で強制的に、やはりアストラぜネカ製ワクチンを接種済み。
そして今回ミックも、ファイザー製ワクチンを接種したので、残りは私と長女と次男の3人。
一人当たり3,300バーツなので、3人で約10,000バーツの出費ですがそれも仕方ありません。
先日病院から届いたSMSによると、先日のニュースを受けてか、モデルナ製ワクチンの接種権を他者に譲るかどうかと言う質問がありました。
それに、過去に他のワクチンを接種したことがあるかどうかも聞かれましたが、これはおそらく未接種の人を優先するためだと言うことです。
来月には、接種可能な日時の通知が来るだろうと言うことでした。

 さて、だいぶ遅れましたが、いよいよワクチン接種に行く事になりそうです。
ただコンケーンの病院まで行くのが少し面倒ですが…。

 




  


Posted by バットニャオ@第二期 at 20:41Comments(4)タイの学校と子供

2021年10月02日

独り立ちの時

 私には日本で出産した長男、長女、次男と、タイで生まれたミックの4人の子供がいますが、その4人のうち上の3人はすでに大学を卒業しました。
しかしながら、長男は大学院の修士課程を終え、また今年から博士課程に進学したので、まだ学生のまま。
長女も、大学を卒業して日本語検定試験を受けながら、就職活動をしていたのですが、コロナの影響で就職活動も思うように行かず、今は大学のあったバンコクから実家に戻って、引き続き日本語検定試験の勉強をしながら私の手伝いをしています。

 次男も、長女に続いて大学をこの春卒業し、タイの大学の必須科目である職業実習を6月末で済ませて、その間にネットで偶然にも実家に近い就職先を見つけ、そこに就職するべく、実家に戻っていました。ちなみに、次男は土木工学、土木建築の勉強をしていたらしいです。

 ところが、決まったはずの就職先がなかなか連絡をくれないので、業を煮やしてこちらから連絡を入れると、実は未だ今回の仕事の現場の認可が降りていないと言う事で、もう少し待ってくれと言う返事だそうでした。

 その煮え切らない返事に不満を持った次男は、次の就職先をまたネットで探していましたが、今度は大学の友人が働いていると言うサラブリー県の会社に決まり、8月から仕事を始めるべく、荷物もまとめ、近所の病院でコロナの検査も受け、後は出発するだけのはずでした。
 ところが当日になって、送って行くはずだった父親が、市役所にコロナの厳戒令下での県間の移動について聞いて来たところ、もし父親が送って行きこちらに戻って来た場合、戻り次第2週間の隔離をしなければならないと言われたそうです。すると父親は、急に次男に送れないから行くなと言い出したのです。

 夫の言い分は、「俺が2週間隔離されたら、うちの店はどうなる。店が開けないと我が家はどうなる。」と言う感じでしたが、私としては、別に夫が2週間隔離されても、今はコロナで暇だし、私一人でも十分営業していけるから、その辺は問題ないと思ったのですが、それを言ったらどうキレるか分からないので、もちろん口には出しません。
 と言う経緯で、せっかく決まった次男の次の就職先もキャンセルになってしまいました。


 私としては、今はコロナで就職が余計難しくなっている事もあり、しばらく家でのんびりしてくれても構わないと思うのですが、次男は何もせず家にいるのが耐えられないらしく、一日も早く仕事をしたいと言う感じでした。

 
 そうしてまたひと月が経ち、せっかく余っている時間がもったいないからと、その間に次男は長女と一緒に自動車学校に通い、普通自動車免許と自動二輪車免許を取得しておきました。(この件については、また後日アップします。)

 そして9月も半ばを過ぎた頃、また次男が「仕事見つかったから。今月の28か29に出発するから。」と言い出しました。
毎晩朝方まで土木施工管理技士試験の勉強をする傍ら、人脈やネットを駆使して就職先を探していたようです。

 今度は何と、チョンブリー県。
日本人の街と言われるシーラチャーや観光ビーチであまりにも有名なパタヤがある県ですが、次男が就職する会社はバーンラムンと言う、ちょうどシーラチャーとパタヤの間に挟まれた市のようです。

 チョンブリーは、タイに来たばかりの頃、よく夫の友人ばかりの同窓会旅行に連れて行かれた場所で、私にとってはいい思い出もない、同じタイとは思えないはるか遠い地です。
それでも、痛いコロナの検査を受けても行きたいと言う次男の意思を尊重しない訳には行きません。

 今回は、前に裏切られた父親には最初から頼らず、次男はこの2カ月の間にいろいろ探して、就職するための一人分の引っ越しを請け負う業者などを見つけ、就職先の近くの部屋探しも自分で全て済ませていました。

 もともと大学時代から、頑張って勉強した奨学金で3年半で卒業し、その合間に大学の先輩の手伝いのアルバイトで貯金したり、ほとんど親に頼った事がないような次男でしたが、今回の就職騒動で今まで以上に更に成長したのを感じました。

 

 そんな次男も、今日で就職2日目です。

今日は仕事の下見で、ラヨーン県に行ってるという事です。

 毎日、夕方に様子を聞くのが最近の私の日課です。


 アパートも職場も海の近くだそうで、毎日、海辺でご飯を食べているそうです。






 今度いつ会えるのか、少し寂しい今日この頃です。  


Posted by バットニャオ@第二期 at 18:20Comments(4)タイの学校と子供

2016年02月16日

ミックの日常

 11月の隣町、12月のわが町、1月の県央部、そして今月の夫の実家の村の寺祭りと言う風に、毎年この時期になると、他に何の楽しみも無い田舎生活の楽しみ、各地のお祭りがこれでもかこれでもか…と言う具合にやってくる。


 まあ、我が家も数年前までは、まだ子供達が行きたがっていた時期もあって、毎年数カ所のお祭りを渡り歩いたものだったが、私の影響を受け、夫以外の皆が引き篭もり気味になっているせいか、誰も特に行きたいとも言わなかったので、今年の各お祭りはそれほど張り切って出掛ける事も無かったのだが、今月に入り、夫の実家の母から、「村の寺祭りにおいで。」と、末っ子のミックご指名でお誘いの電話が掛かって来た。


 以前なら、やはり子供なので、「非日常の何か」を期待して、「行きたい!」と言うところだったが、もう昨年くらいから、家に居る時は、睡眠時間以外はほとんどパソコンの前で何かしている…と言う状態なので、今年はせっかくのお祖母ちゃんからのお誘いを、一も二もなく断った。


 普通、この辺りの村の若者は、こういう年に一度くらいの地元の祭りを生き甲斐に生きているのでは…?とおもうくらい、お祭りで日頃の鬱憤をはらすように、近付いた者誰彼構わず、難癖付けて絡んで殴り合い…などと、チンピラまがいの行為を唯一の楽しみにしているものだが、我が家の子供達は、街や村の集落とはだいぶ離れた郊外に居るせいか、近所の友達と言う者がなく、学校以外は、ずっと家の中で兄弟だけで過ごす…と言う生活をして来たため、家の中だけで幸せに暮らせるように慣れてしまったらしい。


 まあ、自転車や歩きで少し離れた近所の子供と遊べなくもないのだが、ここはタイ。
この心配性の日本人母が、今でも徘徊していると言う人身売買の人さらいのワゴン車を恐れ、また歩行者を目の敵にしている野良犬の縄張り争いの犠牲にならないように、家から極力出さないようにしていたため、上の3人は家の中で兄弟とだけ遊ぶ生活を当たり前に過ごして来たが、上の3人とは年が離れて、遊び相手もいない末っ子ミックもこれが当たり前になっているのだった。


 そのミックが最近ハマっているのが、自分の遊んでいるオンラインゲームの実況や、ダウンロードの仕方などを紹介して、You Tube にアップする事である。
毎日、視聴回数が増えたとか、登録者が増えたとか…で一喜一憂している。

 小2の昨年までは、パソコンでオンラインゲームを楽しむ程度だったが、いつの間にか、パソコンの掃除をして使用容量を減らしたり、自分でプログラムを探して、ゲームの実況なども始めたのである。
 さすが、伊達に一日中パソコンにへばりついている訳ではないらしい。

 それに引き換え、今年高2の次男は、父親に似て、ITに関しては特に頭が硬いので、なかなか頭が追いついて行かず、時々弟にやってもらっている事もあるくらいだ。


 

 こういうのを、いくつもアップして楽しんでいる。
因みに右端の下部に映っているのが本人。

 と、こんなところがミックの最近の日常風景である。
 

   


Posted by バットニャオ@第二期 at 01:53Comments(3)タイの学校と子供

2014年12月28日

前言撤回の正月休み

 さて、いよいよ今年もあと数日になりました。

 今年のカレンダーから行くと、昨日26日の金曜日を今年の最後にして、今日から年明けの9日の長期連休になるはずのタイでした。

 日本と違い、タイの本正月と言えば、4月中旬のソンクラーン。

 この年末年始は「国際正月」と呼ばれ言わば世界に合わせて形だけの正月と言った感じ。
そして華僑が根付いているので、2月の「中国正月」もかなり大きいのですが、やはりタイの正月と言えば、4月のソンクラーンなのです。


 そのため毎年、大晦日、元旦、二日くらいしか休みにならないタイの、肩身の狭い正月休みですが、今年はカレンダーの都合上、その3日間が週の真ん中にあり、週末に挟まれる形になっているので、「じゃあ、29、30も休みにしちゃおう!」と言う思いつきか、先日「全国共通で今年の公共機関の正月休みは、27日から年明けの4日までとする。」と言うニュースが流れたのでした。

 ところが、昨日学校から帰って来た子供たちに聞いてみると、来週の月曜、火曜日は、平常通り登校するとの事。

 「あれ?話が全然違うじゃな〜い!」と、子供の休日を待ち望んでいる母は、子供に尋ねてみたのですが、長女の話によると、「首相が、『それ(新年の連休)では、タイではない!」
ほざいた前言を撤回したそうで、一夜の内に国の方針が変わってしまっていたようです。

 あれほど大々的に公式発表した発言を、コロッと変えてしまうのは、さすがにタイ人を代表する首相です。

 まあ、裏でどんな話があったのか詳しい事は分かりませんが、これでせっかくの子供たちの居る休日が2日も減ってしまい残念でなりません。
長男も「国を代表する首相の発言がこんなにコロコロ変わるんじゃ、これからも信用に関わるよね。」と相変わらず冷めた意見でした。

 しかし、すでに一度連休に向けて心の準備をしてしまった先生方も教える気はなさそうで、どうせ学校に行っても一時間も授業をせずに、自習自習で帰って来るのだろうと思います。

 何しろ、昨日の金曜日でさえ、長女の女子校はすでに新年の連休モードに入っていて、朝から夕方まで先生方は誰も授業をしなかったそうですから…。
そのため、時間を潰すのに疲れた長女と友達たちは誘い合って、市内のKFCのデリバリーサービスで学校までチキンバケットの配達を頼んだのだとか…。
お陰で我が家の夕飯にも、その残りのチキンが並びました。
 さすがにチャイヤプムの中心地から30kmも離れた我が家は注文さえ受けてもらえないのですが、市内にある高校に通う子供たちはこんな事もやっているのだな…と今どきのイサーンの高校生の実態に妙に感心したのでした。




  


Posted by バットニャオ@第二期 at 01:18Comments(8)タイの学校と子供

2014年11月30日

長女の保護者会

 今日は久々の保護者会がありました。

 今回は、高校3年生の長女の通う、中高一貫のサトリーチャイヤプム学校でした。
ここは、チャイヤプムで最初に出来た元女子校です。
その時代の名残で、学校名に「婦女子」を意味する「サトリー」が付いているのですが、一昔前に男子生徒も受け入れる様になり、今では一応男女共学になっています。
 でも、元女子校の名残と、学校の得意分野が文系で外国語教育に力を入れているので、必然的に男子生徒より女子生徒の割合が多く、全校生徒の8割が女子、残りが男子なのですが、その男子の中にも性別は男子でも中身は女子と言う子もかなり多いそうで、それが余計に女子校特有の雰囲気を醸し出しています。

 
 連絡によると、午前8時半開始で正午までの予定だったので、朝7時半過ぎには家を出て、チャイヤプムまで30kmの道程を20分少しで運転して行ったのですが、予想通り、学校付近に着いた時には時既に遅し…。
学校の正門から半径1kmの範囲の道路には路上駐車の列が出来ていて、車を停める場所が見つかりません。

 まあそう言う事は、さすがに長男の時代から10年近くの経験があるので予想しており、運良く空いていれば路上駐車と思っていたのですが、やはりこの有様だったので、あらかじめ予定していた、学校から300メートル程の距離にあるホテル裏の有料駐車場に入り、無事駐車。

 ここは、その付近にあるチャイヤプムの生鮮市場からも近いので、買い物に来て路上駐車が出来ない時はたまに利用していました。
勝手に入って駐車していると、どこからともなく集金のおじさんが現れて、駐車料金を集めに来ます。
 別に領収書代わりの紙切れをくれるわけでもないので、駐車料金ががおじさんの懐に入るのか、ホテルの物になるのか怪しいところですが、私は駐車場が確保出来れば問題ないので、とりあえず言われた額の20バーツを払って、学校に向かいました。

 私がその駐車場に着いたときには、まだ空きはあったのですが、タイ人は何よりも「タダ」が大好きなので、日本人の「タダより高い物は無い」などと言う教えは理解出来ないのでしょう。
 そこより更に離れた場所へ、次々に路上駐車の列を延長させていました。
学校から300メートル弱で、駐車料金がたったの20バーツなのに、そこには停めずにさらに遠いタダで停められる路上を目指すのです。
ご苦労な事です。

 さて、路上駐車の話はこの辺にして、肝心の保護者会の話です。

 

 これは、長女の学校でも、次男の学校でも同じなのですが、集合時間になるとまず、ドームと呼ばれる全校集会用の屋根付きの広場に集合して用意された席に着きます。
 この「ドーム」と言う建物は、ここ数年チャイヤプムの学校に次々と建設されて、まるでどこかの業者が裏で糸を引いているような印象を受けました。
建設費用もバカにならないような金額で、確か2千万バーツ弱(7千万円くらい?)だとか言っていました。
 まあ、実際の費用はその数割かで、残りは学校側と業者などの関係者の懐に入るのでしょうから、そう言う金額になるのも頷けますが…。

 そう言えば、つい先日も、この学校で今年から赴任した新校長の金銭にまつわる良くない噂がFacebook上で暴露されており、今日の保護者会の会場でも、その事実を否定する旨と、「そのFacebookの内容に対し、「いいね!」を押したり、シェアした場合に処罰の対象になる可能性がある」と言う、まるで脅しのような事を記したプリントが配られました。

 私としては、どうせタイの公務員なんて、多かれ少なかれ不正行為をしてお小遣いを稼いだり財産を築いたりしているのだから、この新校長とその取り巻きが、賄賂を受け取っていたとしても、ごく当たり前の事のようにしか思えず、こんな下らないタイ社会の慣習をここで問題にするのもいい加減時間の無駄なので止めてくれないかな…と思いました。

 さて、その莫大な費用で建設された学校自慢のトタン屋根の集会場の下で始まった保護者会ですが、まずはそこで学校側からの自慢話やら、学校関係者の有り難い話だとかを延々と聞かねばなりません。

 それがもう眠いの何の…。
長女には、スマホのゲームでもやってれば?などと言うアドバイス(?)を受けていたのですが、さすがに音声無しでも、画面にアニメの画像などが出て来るので、いい歳をして堂々とは出来ないな…と遠慮しました。

 仕方ないので、その間に保護者会に来ている保護者たちの服装などをチェック。



 左のレース生地のブラウスのお母さん(おばあちゃん?タイの保護者会は祖父母の参加も多いので。)は、上から下まで保護者会の為に一張羅を着て来たと言う力の入れ様が窺える服装でした。

 オイルで撫で付けてテカテカした長髪を三つ編みで揃え、耳にはおそらくお出掛け用の大きめの金のピアス。
そして、おそらくこういう特別な日か、お寺にタムブンする日に着て行くであろう綺麗なレース生地のブラウスに、普段は履かないような黒のパンツと極め付けの見るからに買ったばかりのピンクのサンダル。

 そして、右のオレンジ色のポロシャツのお母さんは、今まさに旬のASEAN柄(ASEAN諸国の民族衣装を着て不自然に手を繋いでいる柄)が背中に刺繍されたASEANポロシャツ。
 このオレンジ色もASEANカラーで今年の流行りです。
大体、田舎の保護者会や学校の保護者参加のイベントに行けば行くほど、この手のファッションがほとんどになります。

 普段農作業服を着ているお母さんお父さんたちは、この手の国を挙げて流行っている同色のポロシャツを着る事が一番のオシャレになるのです。
今年は、このオレンジのASEANカラーですが、数年前は国王即位60周年記念の黄色のポロシャツが国中で流行り、我が家にも貰い物で数枚の黄色いポロシャツがありました。
 その後は、ピンク、水色の年もあり、今年はこのオレンジが旬なのです。

 私たちから見れば、何の事は無い派手なだけのポロシャツですが、これが彼女にとっての一張羅なのでしょう。


 …とそんな事を考えているうちに何とか退屈な時間も過ぎ、ようやくホームルームでクラス毎の保護者会になりました。
掲示板に書かれている表示に従って、それぞれのクラスに入り保護者会の本番です。

 実は、もう今年になって半年以上経ってしまったのですが、今年の保護者会は今回が初めてなのです。
前回は、ドームでの演説拝聴に終始して、クラス別での保護者会は開催されず、何の為に来たのか?と疑問に思ったほどです。

 そういう事で、今年初めてのクラスの保護者会なので…と、一人ずつ自己紹介をということになりました。

 私は、普段は保護者会では目立たないように心がけて静かにしているのですが、今回は先日私が日本人だと知った担任の先生から目を付けられてしまい、何かと話を振られるので、終始緊張していました。

 自己紹介もまるでタイ語の教科書のように、とりあえず自分の名を名乗り、子供の名を出して子供との関係を言っただけで、普段大勢の前で喋らないので声が上擦ってしまいました。


 最後に、ちょうど問題の校長先生が視察に入って来て、そこでまた担任の先生が「こちらのお母さんは日本の方なんですよ。」と余計な紹介をされ、校長先生も、「実は私も日本語の授業も開講したいと思っているんですよ。」などと言われました。

 家に帰って来てから、その事を考えて「これで家の商売は夫に任せて、外に出て働くのもいいな…。」と考えたのですが、長女に外国人教師の給料を聞いたところ、時給300バーツで、一ヶ月当たり9,000バーツから15,000バーツだと言うので、その程度の金額では、私が家で商売した方が稼げるに決まっているから、夫が納得する訳が無いな…と諦めたのでした。



  


Posted by バットニャオ@第二期 at 01:46Comments(21)タイの学校と子供