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Posted by namjai at

2023年11月06日

洗濯機、ついに3度目の修理に出される。

 我が家の壊れた洗濯機の件で、前回の記事から、新たに進展があったので書き留める事にしました。

 我が家の洗濯機が完全に壊れてから、2ヶ月弱が過ぎ、すっかり愛用の洗濯板で手洗いの生活と言うのが日常化したところなのですが、先月の学校の休暇中に、バンコクで行われる本の催事に行くために、パトゥムタニーに居る次男の寮に一週間ほど寝泊まりさせてもらったミックから、次男に我が家の洗濯機が壊れて、私が手洗いしていると言う件が伝わり、次男から電話が掛かって来ました。

 私は、次男の合理的な性格から、すぐに買い換えた方がいいと言われると思っていたので、次男には特に伝えずにいたのですが、ミックが帰宅する前々日くらいに、「持ち帰る服をコインランドリーで洗って行きたい、家に持ち帰るとお母さんが手で洗うのが大変だから。」と言った事が事の発端だったようです。

 それを聞いた次男がすぐに電話して来て、なぜ買い替えないのかと聞くので、私は買い替えたいのだけど、父親が「なぜ買い替えるのか、修理すればいいだろう。」と言って許可しないのだと言うことを伝えました。
 すると次男は、「どうせ修理したって、またすぐ壊れるだろうから、買い替えた方がいい。お金がないのなら自分が出すから。」と言うので、父親はお金がもったいないから修理すると言うけれど、家のお金がなくても、私が自分で買うくらいのお金はあるから、心配しなくていいと伝えました。
問題は、お金がなくて買えないのではなく、父親が許可しないから買えないだけなのだと言うこと、もし私ひとりだったら、とっくに買っているとも伝えました。
 しかしそれでも次男は食い下がって、「なら自分が父親に話をつけるから。」とすぐに父親に電話したようですが、父親の返事は、「ちょっと様子を見てから。」と言うことだったそうでした。
 それを私に伝えて、「もしまたいつまでも父親がなんともしないようだったら、連絡して。新しいのを買ってしまえばいい。父親は最初は文句を言うだろうけど、しばらくしたら忘れるから。」と言っていました。

 その次男から長女にも連絡が行って、次の休みに長女が帰って来た時に、全く行動を起こさない父親の代わりに、洗濯機を家の前まで運び出してくれました。
それからさらに一週間が経過した頃、洗濯機を運び出したのにも関わらず、いつまでも放置する夫に、今度は私が「もうすぐ新学期が始まって、ミックも学校に行くから、早くしないと洗濯機を車に載せるのを手伝えなくなるよ。」と言ったのですが、結局新学期が始まるまで動かず…。
 新学期が始まったその日にようやく重い重い腰を上げて、チャイヤプム市街の大型修理店に持って行ってくれました。

 それから一週間が経過しようとした今日、ようやく修理店から部品交換の見積もりの電話が来て、修理代込みか部品代だけか分かりませんが、夫が聞いた金額は 2,450バーツだと言うことで、まあなんとか許容範囲、これで後数年使えればまだいいだろうと言うことで修理する事になりました。

 実際のところ、洗濯機が壊れた時点で、次に買おうと思って見ていた洗濯機は、基本2人分しか洗わないという事で、容量も抑えて選んでいたので、新品を買っても5,000バーツ行かない程度の予算だったのですが、物を捨てられない夫が、どうしても修理して使えと譲らないので、新品の半額以上の修理代を掛けて、修理して後何年か余命を延ばす事になりました。

 修理には部品を注文してから4〜7日、その後修理工が部品交換をして正常に稼働するかを確認するのにまた数日掛かるそうなので、実質後2週間くらいは掛かるだろうと予想されます。

 また、進展があったら、続きを書き留めたいと思います。






  


Posted by バットニャオ@第二期 at 23:03Comments(1)つぶやき

2023年10月03日

我が家の新しい洗濯器

 前回の更新から、またしばらく経っていました。

 長女の二度目の日本出張があってバタバタしていたり、という事もあったのですが、その後私にとってはかなりの問題が起こり、ブログの更新する余裕がなかったのです。

 その問題というのは、我が家のタイで3台目の洗濯機が壊れてしまったのです。

 もう、1年くらい前から調子が悪く、市内の修理屋に2度も修理に出し、なんとか騙し騙し使って来たのですが、ついに操作パネルが点滅からの操作不可能になり、何度スイッチを切り入れしても同じ事の繰り返し…。
 もう、洗濯機様のご機嫌を取る術もなくなり、私はその洗濯機を使うことを諦めました。

 この洗濯機を買い替えた当時、我が家は家族全員揃って6人で生活していたので、大容量の13キロを購入しましたが、今は上の子たちは皆家を出て、残すは私と末っ子の高校生ミックだけの実質二人暮らしです。
夫は自分の家から毎朝出勤して来ますが、洗濯物は向こうで処理してくれるらしいので、基本2人分の洗濯物しか洗わないのですが、洗濯好きな私が毎日洗濯機を回すと「毎日洗濯してどうするんだ。」と夫が文句を言うので、私も最近はなるべく2日に一回くらいにしていました。

 という毎日を送っていたのですが、洗濯機が壊れた当初は途方に暮れました。
なにしろ、毎日の洗濯にも文句を言う夫です。壊れたからと言って、じゃあ新しいのを買えば?などと言う希望はまずありません。
思った通り、また修理に出せと言いました。

 ところが、このところ歳のせいか(私より3歳も若いのですが)身体のあちこちが痛いといつも言っていて、すぐにマッサージに行くと何度も通っていますが、たいして良くもならないようなのです。
私は、タイの医者も信じていないので、なるべく病院の世話にならぬよう、毎日の運動とストレッチを欠かさず、たいていの身体の痛みはストレッチでなんとかなっているので、夫にも身体を動かすように勧めているのですが、毎日ゴロゴロしては身体が痛い痛いと言ってばかりでした。
 
 という訳で自分で「修理に出せ」と言った夫ですが、肝心の洗濯機を家の外に運び出すのは今は無理だと言うのです。

 そして私は一晩考えた挙句、決意しました。

 もう洗濯機は買わなくてもいい、と。

 実は洗濯機が壊れてからその前日まで、夫が買ってくれないなら自分の貯金で買おうと、1人でいつもネットで買い物をしているShopeeのサイトで洗濯機をいろいろ比較していたのですが、その洗濯機を諦めて、その晩のうちに『洗濯板』を注文しました。

 私が物心ついたばかりの子供の頃に、祖母か母または父が使っていたのを何度か見たことがある代物です。

 日本では、全自動で乾燥機付の洗濯機が主流になって来ていますが、このほぼ一年中晴天のタイでも、最近は乾燥機付のドラム式洗濯機が販売されるようになりました。
 
 その流れに逆流するかのようなこの『洗濯板』。
 
 タイではあまり見かけないと思っていたのですが、私が注文した物は中国製で、中国からの発送でした。

 中国からだったので、思ったより届くまでに時間が掛かりましたが、先日ようやく手元に届きました。


  

 これが我が家の新しい洗濯器です。

 これがあるだけで、手での洗濯が驚くほど楽になりました。
先人の知恵に驚くばかりです。
 今回の問題のお陰で、手洗い洗濯の後の脱水方法を検索したり、その検索の延長で、脱水せずにそのまま干す『濡れ干し』という方法があることも知りました。

 最初は最悪の事態だと気落ちしていましたが、思わぬ収穫というか、この歳でまたひとつ新しい知識を得られた事が災い転じて…という感じです。

 ただ、その手洗い洗濯のせいで、家事に今までより時間が掛かるので、午前中がほぼ洗濯で終わってしまうことも多々ありますが、もともと店の閑散期でもあり、日本で共働きとかしている女性のように時短などが重要なこともないので、家の前を通る車や、目の前で飛んでいる蝶を眺めながら、たまに接客しながらものんびり洗濯を楽しんでいます。  


Posted by バットニャオ@第二期 at 22:08Comments(6)つぶやきタイの日常タイの生活メモ

2023年09月19日

カントリーマアム

 先日の長女の日本出張のお土産で、ここ数年日本に行けない兄弟たちに、日本のお菓子を買ってきてくれました。

 数年前まで、日本に一時帰国した時には、スーパーの商品棚を買い占める勢いで買い込み、タイに戻る前にはスーツケースに詰め込んで来たものでした。
その中身は、いつもカントリーマアム、パイの実、ぽたぽた焼、ソフトサラダ、源氏パイにアルファベットチョコレート等々…。
もちろんお得用ファミリーパックです。
小さい頃に日本に居た子供達には馴染みのお菓子ばかりでした。

 それから、次男の希望で、大好きだったQooもひとり一本ずつで買って来てくれました。
まるで、缶ビールを頼んだお父さんのお土産のようです。


 それらを長女が持って来てくれた日、長女が私に聞きました。

 「ねえ、これってこんなに小さかったっけ?」
それは包装袋から出したカントリーマアム。
そして「これもこんな小さかった?」とQooの手のひらサイズのペットボトルを渡して聞くのです。

 そういえば、数年前の記憶の中のカントリーマアムは、直径5センチくらいあった気がするのですが、今回長女が買って来てくれたものは、なんだかひと回り小さくなっていました。
最初は、ファミリーパックでミニサイズなのかな?と思いましたが、ネットで調べてみたら、結構縮小されたと言う意見が…。
やはり、景気のせいなのか…と、少し寂しくなりました。





 我が家の商品も、ほぼ3〜4割増で値上がりしています。
タイでもこうなので、日本ではもっと大変かもしれません。
値段を上げるか、品質や量を減らして、価格を維持するか、企業努力だけではどうしようもない事なので、どちらかを選択するしかないのでしょうね。

 
 因みに、長女は今夜また日本出張に行く事になっていますが、またこの手のお菓子を買ってくるか、気になるところです。

   


Posted by バットニャオ@第二期 at 12:30Comments(0)つぶやき

2023年09月05日

朝の訪問者

 パトゥムタニーの建設施工会社で働いている次男が、昨日から久々に帰省しています。
最近、新しい彼女が出来たので、ここ数ヶ月は、仕事の合間にデートで忙しかったようで、しばらく帰省していなかったのです。

 周囲は、次男が最近あまり帰省しなくなった事を「お母さんが寂しがっている。」などと、私を引き合いに出して責めるような事を言いますが、私としては、次男が楽しく過ごせて元気に働けているのが一番だと思うので、別に無理に頻繁に帰省しなくてもいいと思います。

 さて、そんな次男が久々の実家で、少し遅めの朝食を食べていた時の事…。
店の仕事机に座っていた私に、「ちょっと!ちょっと、見て見て。」と言うので居間に入って行くと…。





 この辺でも珍しい、白色リスが居間の窓のところにあるマンゴーの木に遊びに来ていました。

 以前は、よく遊びに来ていたのですが、最近めっきり見かけなくなっていました。
次男の帰省に、遊びに来たのでは?と言うと、次男も笑っていました。

 
 




  


Posted by バットニャオ@第二期 at 22:00Comments(2)タイの日常

2023年08月29日

長女の日本出張

 昨年の3月から、コラートのある日系企業に就職した長女ですが、最初は初めての就職でいろいろ不安もあったものの、遅刻も欠勤もせず、真面目に働き続けて、もうすぐ一年半になります。

 当初は、通訳職として採用されたものの、私が普段話すタイ語と日本語が混在する、すでにだいぶ怪しくなっている日本語と、日本から来たばかりのしかも会社や工場の現場で使う純粋な日本語の違いにかなり戸惑い、だいぶ苦労していたようです。
 
 最初の試用期間が過ぎて、直属の日本人上司に不採用を出されそうだと話していた長女ですが、他の上司や先輩の方々に可愛がられて、なんとか本採用となりました。

 ところが、その時期にちょうど本社から短期の出張者が来たりと通訳が足りなくなったらしく、その上司が長女の他に、以前その会社に試用期間だけ働いて、他にもっと条件のいい会社が見つかったので、移ってしまったと言う経緯のある女性を条件を上げて呼び戻した為、通訳職から「予備通訳」に格下げされ、会社の都合で、給与も通訳の役職手当が付かないと言うことが数ヶ月続きましたが、次第に長女の頑張りも認められ、通訳翻訳そして部品管理など何でも屋的な立ち位置ながら、新しい役職も頂き、会社の中で頑張って来ました。
最初は長女の日本語能力を訝しんでいた上司も、自分で呼び戻した通訳の女性より、次第に長女を信頼してくれるようになったようです。

 その長女が、今夜、仕事で日本出張に出発しました。
今さっき、飛行機に乗り込んだと連絡がありました。
 タイを21時35分に出発して、羽田に明朝5時50分到着予定だそうです。

 私も、もう5年以上帰国していないので、時差と飛行時間の関係に混乱してしまいました。

 長女の日本出張の話に、私も今年こそ、二週間くらいでもいいから一時帰国したいな…と思う今日この頃です。




 本社は長野県ですが、今回の宿泊先は取引先で富士吉田だそうです。
  


Posted by バットニャオ@第二期 at 23:52Comments(4)つぶやき

2023年08月24日

デリバリー

 先日、家の前で洗濯物を干していると、ふとMakro(タイ全土にあるコストコ?のような卸売大型販売店)の配達用車両が、目の前を通り過ぎて行きました。
以前から、Makroに買い出しに行くと、店舗の前に数台の配達用車両が停まっているのを見ましたが、そう言うのはある程度大量注文をする小売店向けの配送サービスだと思い込んでいました。

 ところが、その日は何を思いついたのか、ふと以前ロードしたMakroアプリの中に、まるでネット通販のような注文形式があったのを思い出し、よく使っているネット通販のサイトのように、アプリ内で目的の商品を検索して、それを次々とカートに入れてみたのです。
そして、一通りカートに入れたところで、次の段階に進み、名前、電話番号、住所(届け先)を入力したところで、支払いに進みました。

 「え?こんなに簡単に進んでいいの?」と言うくらい簡単に支払い方法の選択まで進み、私はいつもネット通販で使っている、カシコン銀行のデビットカードで決済しました。

 
 たかがネットスーパーのデリバリーで、何をそんなに驚いているのかと思われるかも知れませんが、我が家のあるチャイヤプム県はタイでもかなりの田舎にあります。
しかも、我が家のあるノンブアラウェー市と言うのは、その田舎の県の中でも、はっきり言って主要都市ではありません。

 今でこそ、PTTのガソリンスタンドが出来て、それに付随してAmazon カフェやセブンイレブンなどのコンビニも出来て、コロナの頃からコンビニのデリバリーが普通の光景になって来ました。

 しかし、それ以前は地元の雑貨屋さんくらいしかなく、普通の食材は市場で買えるものの、まともなパンや牛乳は、チャイヤプム中心地の市内にある、これまた地元しかない田舎の百貨店に行かないと入手出来なかったのです。

 その後、我が市にもコンビニサイズのミニスーパーが出来たものの、チャイヤプムの中心地に出来たピザの配達は当然ながら圏外、コロナ以降、チャイヤプム市内には普通に走っているフードパンダやglab、LINEMANなどのバイクのデリバリーサービスも、ここノンブアラウェーには未だに一つの業者もありません。

 そう言うわけで、我が市でデリバリーと言えば、今まではセブンイレブンの独占市場だったのですが、このMakroデリバリーの進出でますます私が引きこもれる状況が進んだ訳です。

 因みに、今回は7月21日の午後に注文して、23日の夕方に無事配達されました。
商品も常温品、冷凍品やバターなどもありましたが、きちんと凍ったまま配達されました。

 ただ今回は、注文した商品の中にひとつ品切れで配達が間に合わない商品があったのですが、代金は注文した時点で引き落とされているので、配達出来ない商品は、事務員から電話で直接その連絡が入り、後日引き落とし口座に返金となると言う事でした。

 最初、すぐに返金されるのかと思ったら、事務処理の関係で、30〜45日掛かる可能性もあると言う事でした。
その為、まだ返金はされていませんが、まあそのうち戻るでしょう。

 夫の実家の村の雑貨屋の人は、すでに前から利用していたそうですが、我が家は一応店舗ではあるものの、注文品は自家用の物ばかりなので、細々とした注文でしたが、それでも利用出来るのはとても助かります。

 配送料は、3,000バーツ以上なら無料ですが、それ未満は99バーツでした。
しかしながら、今はガソリンも上がる一方で、自分で買い出しに行けば、往復とても100バーツで済むわけがないので、配送料を払うのも99バーツでは申し訳ないくらいに思えます。

 とにかく、これから私もどんどん利用して、私の引きこもり生活にもさらに拍車が掛かりそうです。




   お世話になります。Makro のアプリ  


Posted by バットニャオ@第二期 at 23:13Comments(0)タイでの商売

2023年08月20日

タイのATM

今日の夕方、昨日の放課後から学校近くの友人宅に泊まりに行っていたミックを迎えに行くために、一週間ぶりにチャイヤプム市内に行って来ました。

 ミックとの待ち合わせ時間にまだ少しあったので、せっかくの機会(基本引きこもりの為、チャイヤプム市内に行くのが月に2回程度の頻度)なので、ちょっと遠回りですが、パヤレー像の裏にあるカシコン銀行のATM+ で、口座に入金しておこうと思って立ち寄りました。

 私が入り口に続く銀行の階段を登って行くと、ATMとATM+の機械の前には2人の男性が利用していました。
私は彼らの後ろに少し距離を置いて並んで待っていました。その後、私の後から1人の若い女性が来たのですが、彼女も私の横に並びました。

 そうして、普通のATM の機械を使っていた男性は用事が済んで降りて行きましたが、私はATM+ を利用するために来たので、そのまま待っていました。隣の女性も私と同じのようでした。
 因みに、ATM とATM+ の違いは、引き出し専用機と引き出しと入金が両方出来るかと言う違いです。
 タイに来て以来、私はいろいろな銀行口座を作って来たのですが、今現在利用しているのは、SCB(タイコマーシャル銀行)、クルンシィアユタヤー銀行、カシコン銀行の3つです。SCBやクルンシィではこのATMで入金出来る機械は ADMと表示されています。カシコン銀行の場合は、ATM+ か、CDM と表示されています。

 さて、話が逸れましたが、私の順番になり、そのATM+ の機械で無事入金は済んだのですが、その横に記帳の機械があったので、せっかくだから記帳もしてしまおうと思ったのが運の尽きでした。

 ミックを迎えに行く時間は迫っているので、さっさと済ませて迎えに行く予定だったのですが、なんとここで、記帳する為に挿入した通帳が機械に捕食されてしまったのです。(タイではカードや通帳が出て来なくなる事が割とよくあるので、「食べられた!」と表現する事が多いので。)
目の前の機械の表示には、「問題が発生したので、銀行内の係員に連絡して下さい。」と書いてありますが、「もうすでに業務時間外だからここで入金してるのに、係員に連絡が取れる訳ないじゃん!」と心の中でその表示に文句を言いながら、一応ガラス越しに閉店後の銀行の中を覗いてみました。
が、誰も居る訳もありません。

 実は何年か前にも、SCBのATM機でカードを捕食された事がありました。が、今回は久々だったので、少し焦ってしまいました。
よくいるタイ人のように、「どうしよう!通帳が飲み込まれて出て来ないんだけど。」などと、見ず知らずの近くに居ただけの他人に話し掛けるような私ではないので、あくまで表面上は冷静を装って、取り敢えず時間を確認して就業時間後の長女にLINE。
でも帰宅時間なので運転中か、そんなに暇人ではないのですぐに既読もつかず、自力でネットで検索しようと思いながら、目の前の今は閉まっている銀行のドアに書いてあったコールセンターの番号を見つけたのでそこに問い合わせる事にしました。

 最初はその問題の機械の前をウロウロしていましたが、よくよく考えてみたら、今からコールセンターに連絡したとして、閉店時間にわざわざ銀行員が駆け付けてくる訳もないので、ここで待つ意味はないのだと気が付きました。
 それに、そろそろミックが待っている時間なので、そちらに向かいながら、イヤホンで通話は繋いだまま(コールセンターの為、とにかく「お繋ぎしますので、そのままでお待ちください」からが、延々と長いのです。)車に戻り、発車してミックの待つ場所へ向かいながら、コールセンターと連絡を取りました。
 結局のところ、現場に居ても通帳が戻る事もなかったので、結果的に判断は正しかったのですが…。
 
 案内の内容は、口座開設に使った身分証明証(タイのIDカードか、パスポート)を持参して、営業日の営業時間内に支店に行って、通帳を返してもらう事。
私が聞きたかったのは、飲み込まれた通帳が、私が帰った後に急に誰かの前に吐き出されて来たりしないかと言う事でした。
 一度機械に飲み込まれた物は、裏から係員が救出しなければ、勝手に吐き出したりしないという事だったので、その点が聞けて安心しました。
 さっきまでの焦りは消えて、なんだか、もういつ取りに行ってもいいような気さえして来ました。
なんなら、このまま取りに行かなくてもいいとさえ思いました。

 実際のところ、現在の銀行口座では通帳は大した意味はないのです。
そのほとんどの用事を、スマホのアプリ上で済ましてしまうので、本来なら、普通の口座より利子も高く、通帳のないオンライン口座にしたかったのですが、あいにくタイの銀行は外国人にはオンライン口座は開設出来ない決まりになっているのです。
他にも、さまざまな場面で「タイ国籍保有者限定」の条件があります。外国人にとっては相変わらず不利な点が多いのです。

 こう言う不条理とも思えるような事にも、「フッ…」と溜め息を吐いて生きて行くのがタイの日常です。
 


      
       私の通帳を捕食して、腹を満たした記帳機  


Posted by バットニャオ@第二期 at 01:16Comments(0)タイの日常

2023年08月17日

長男の就活

 昨日、コラートのスラナリー工科大学大学院在学中の長男が、来年の卒業(予定)と奨学金の終了期限のため、マハーサラカーム大学で教員募集があると言うので、採用試験を受けに行ったそうです。

 
 話せば長くなるので詳しくはまた次の機会にしますが、簡単に言うと、現在在学中のスラナリー工科大学では今のところまだ募集がなく、故郷のチャイヤプムの大学は小さ過ぎて、もちろん募集もなく‥ということで、マハーサラカーム大学とスリン大学で募集があったそうですが、嫁の実家のあるマハーサラカームの試験を受ける事にした訳です。

 そういえば、このブログで書いたかどうか覚えていないのですが、前ブログでは大学受験の頃に、「鉄道のレールの整備士になりたい」や「空港で飛行機の整備をしたい」と言う夢を抱いていた長男ですが、その後大学に入り、機械工学科から電気工学科に専攻を変え、今はタイの高速鉄道の研究に携わるようになりました。
 そして、大学3年の頃からお付き合いを始めた同級生の女性と、大学院の修士課程の時に学生結婚し、昨年息子も生まれました。

 と、そんな経緯から、マハーサラカームの大学の採用試験を受ける事になったのですが、昨日は筆記、明日が面接試験だそうです。

 次男、長女に続いて、長男もいよいよ自立出来るのか、私の中で期待は高まっています。


 私も気がつけば、孫が出来ていました
   


Posted by バットニャオ@第二期 at 11:16Comments(2)つぶやき

2023年08月15日

とりあえず、また浮上しました。

 昨年の3月に、約2年家事手伝い兼就活していた長女がめでたく就職して以来、心の中が絶えず空虚感に支配され、このブログもすっかり更新せずに日々を送っていました。
 長女は、やはり家族の中でもただひとりの同性という事もあり、成長するにつれて、私の一番の理解者になっていたのだと思います。
タイに来て以来、他に友人も居ない生活を送っていた私の親友のような存在だったようです。

 それでも、実家になるべく近い就職先として、コラートの日系企業に就職して、隔週の土日休みには大抵帰って来てくれるのですが、やはり普段はミックと2人きりなので寂しい限りでした。


 そういう生活にようやく慣れて来たのは、つい最近の事です。
なんというか、吹っ切れたと言うのか、気持ちを新たに出来たと言うのか…。
 と言うのも、最近、末っ子のミックもお年頃になり、恋愛に目覚め、彼女とお付き合いを始めたようです。
末っ子で、いつまでも子供のままだと思っていた息子も、後2年もしないで私の元から巣立つのかと思ったら、もうひとりになる覚悟をしなければ…と気がついたと言う次第です。

 ここに戻るに当たって、私のブログの原点である『イサーンに埋没中』http://mic.namjai.cc/ を少し読み返しましたが、初めの頃はさすがにもう20年近く前になるので、なんだか威勢がいいと言うか、尖っていたなぁ…と感じます。
在タイ生活の理不尽さに物申したくて、始めたブログでした(笑)。

 あの頃は、まだ他のタイの各地に日本人がたくさん居て…どんな生活をしているかと言う事も、今ほど情報交換出来ない頃でした。
今は、タイ在住YouTuber の方もたくさん居るので、タイの北部から南部までタイ在住日本人の生活を知る機会も増えました。
 実は私も動画に移行しようかとも思ったのですが、私には文章を書く方が合っていると思ったので、そのままこちらを続ける事にしました。

 あれから約20年、また新たな視点に立って、在タイ生活を綴って行こうと思っています。









   


Posted by バットニャオ@第二期 at 18:59Comments(9)つぶやき

2022年04月06日

ミックの夢

 ここ数年のコロナの影響で、我が家のミックは一年ちょっと通学しただけで、ほぼ自宅待機のまま気がついたらすでに中学を卒業してしまいました。

 授業は最後の最後までオンラインだったのに、何故か大型バスに乗って修学旅行や、卒業式とその打ち上げなどはちゃっかりと行われ、今は5月中旬からの高校進学を待つミックです。

 私がブログを書き始めた頃は、まだ家の前のプールで中指を突き出していた小僧でしたが、今はもうすっかり家中で一番大きくなってしまいました。

 元々、ミックは長男と同じく遺伝的に私の家系が強いようで、小学生の頃から割と上背もあり恰幅もいい子供でしたが、中学に入って学校の体育の授業でバスケを始めてからさらに伸び、それまで必要以外は一日中動かないような性格だったのが、よほどバスケが気に入ったらしく、体重も20キロくらい落ちました。

 キッカケは、中学の体育の授業ですが、日本の少年漫画の『スラムダンク』の影響が大きいようで、一時期どっぷりハマっていました。
今は、テレビで中継されている、NBAなどの試合もよく見ていて、まあまだ中学生なので夢は大きく「将来はバスケの選手になりたい!」などと語るようになりました。

 話は変わりますが、タイの子供は基本的にあまり運動をする機会がありません。
娯楽のない田舎の村などで、放課後に小学校の校庭などでサッカーをする大人や若者に混じって、遊んでいる小中学生もいますが、日本のように、地域で少年団だとか、学校で部活動などがほとんど奨励されていないので、運動をする子供は珍しいくらいです。
それに最近は、幼稚園児から親のスマホやタブレットで遊んでいるので、余計運動とは程遠い環境になっているようです。
その年によって授業の種目が違うのですが、長男の時は中学でバドミントン、高校で卓球をやりました。

 さて、今回のミックの夢と言うのは、実は「バスケ選手になりたい!」と言う事ではないのです。
実は、「我が家の横の空き地(とは言え我が家の土地ではない)に、バスケットゴールを建てて、コンクリートを敷いてバスケの練習場を作りたい!」という事なのです。
 今は、日中は陽射しが強いので、夕方から市民広場にあるバスケットコートに行って練習していますが、まだバイクの免許もないので、そこに行くためには私が送迎をするか、隣の伯母の息子(つまり従兄弟)と一緒に行くかなのですが、その従兄弟はいろいろ用事で出掛ける事も多く、思うように練習出来ないのが不満なようです。

 そこで思いついたのが、自分の家の横にバスケットコートを作ればいい!と言う発想です。

 これは以前、長男が卓球に凝っていた時にもあった事なのですが、タイはそういう各種の運動をするための公共の施設が充実していないため、せっかく運動の楽しさを知っても、練習する場所が限られていて続かないのです。
その長男の時も、いきなり「卓球台を買いたいんだけど。」と相談された時は驚きました。
 卓球台を自前で買うの? …卓球台と言えば、学校の卓球場か、温泉の遊戯室にあるくらいの物…と思っていた私には、その発想がかなりショックでした。
そう言えば、タイの夫の実家に初めて行った時も、以前大衆食堂を営んでいた義母の家の裏に、ビリヤードの台が数台あったのに驚いた事があります。

 タイ人にとってこれはあまり珍しい事でも無いのか、その長男が卓球台を欲しいと言った時には、夫は二つ返事で買いに連れて行きました。
幸い我が家は居間が無駄に広いので、そこで卓球の練習が出来るくらいでした。

 そう言う訳で、今回ミックが自宅の横にバスケットコートを作ると言い出したのも、タイ人的にはごく普通の発想なのかも知れません。
その証拠に、ミックが隣の従兄弟にその計画を相談したら、もう30歳近くである程度分別のある大人であろう従兄弟も、隣の土地は狭いから家の裏の土地にした方がいい…などとすっかり乗り気だと言う事です。

 私は、シュートの練習にバスケットゴールを買って上げるくらいなら考えもしましたが、コートとなるとコンクリートも敷かないとならないし、相当なお金が掛かると思うので、流石にミックも夫に相談しないとならないと思います。

 このミックの夢は果たして実現するのか?…それは夫の機嫌次第と言ったところでしょうか。
こう言うところは、我が子と言えど、タイで育った異文化の差を感じます。






  

Posted by バットニャオ@第二期 at 22:44Comments(3)タイの学校と子供