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Posted by namjai at

2022年04月06日

ミックの夢

 ここ数年のコロナの影響で、我が家のミックは一年ちょっと通学しただけで、ほぼ自宅待機のまま気がついたらすでに中学を卒業してしまいました。

 授業は最後の最後までオンラインだったのに、何故か大型バスに乗って修学旅行や、卒業式とその打ち上げなどはちゃっかりと行われ、今は5月中旬からの高校進学を待つミックです。

 私がブログを書き始めた頃は、まだ家の前のプールで中指を突き出していた小僧でしたが、今はもうすっかり家中で一番大きくなってしまいました。

 元々、ミックは長男と同じく遺伝的に私の家系が強いようで、小学生の頃から割と上背もあり恰幅もいい子供でしたが、中学に入って学校の体育の授業でバスケを始めてからさらに伸び、それまで必要以外は一日中動かないような性格だったのが、よほどバスケが気に入ったらしく、体重も20キロくらい落ちました。

 キッカケは、中学の体育の授業ですが、日本の少年漫画の『スラムダンク』の影響が大きいようで、一時期どっぷりハマっていました。
今は、テレビで中継されている、NBAなどの試合もよく見ていて、まあまだ中学生なので夢は大きく「将来はバスケの選手になりたい!」などと語るようになりました。

 話は変わりますが、タイの子供は基本的にあまり運動をする機会がありません。
娯楽のない田舎の村などで、放課後に小学校の校庭などでサッカーをする大人や若者に混じって、遊んでいる小中学生もいますが、日本のように、地域で少年団だとか、学校で部活動などがほとんど奨励されていないので、運動をする子供は珍しいくらいです。
それに最近は、幼稚園児から親のスマホやタブレットで遊んでいるので、余計運動とは程遠い環境になっているようです。
その年によって授業の種目が違うのですが、長男の時は中学でバドミントン、高校で卓球をやりました。

 さて、今回のミックの夢と言うのは、実は「バスケ選手になりたい!」と言う事ではないのです。
実は、「我が家の横の空き地(とは言え我が家の土地ではない)に、バスケットゴールを建てて、コンクリートを敷いてバスケの練習場を作りたい!」という事なのです。
 今は、日中は陽射しが強いので、夕方から市民広場にあるバスケットコートに行って練習していますが、まだバイクの免許もないので、そこに行くためには私が送迎をするか、隣の伯母の息子(つまり従兄弟)と一緒に行くかなのですが、その従兄弟はいろいろ用事で出掛ける事も多く、思うように練習出来ないのが不満なようです。

 そこで思いついたのが、自分の家の横にバスケットコートを作ればいい!と言う発想です。

 これは以前、長男が卓球に凝っていた時にもあった事なのですが、タイはそういう各種の運動をするための公共の施設が充実していないため、せっかく運動の楽しさを知っても、練習する場所が限られていて続かないのです。
その長男の時も、いきなり「卓球台を買いたいんだけど。」と相談された時は驚きました。
 卓球台を自前で買うの? …卓球台と言えば、学校の卓球場か、温泉の遊戯室にあるくらいの物…と思っていた私には、その発想がかなりショックでした。
そう言えば、タイの夫の実家に初めて行った時も、以前大衆食堂を営んでいた義母の家の裏に、ビリヤードの台が数台あったのに驚いた事があります。

 タイ人にとってこれはあまり珍しい事でも無いのか、その長男が卓球台を欲しいと言った時には、夫は二つ返事で買いに連れて行きました。
幸い我が家は居間が無駄に広いので、そこで卓球の練習が出来るくらいでした。

 そう言う訳で、今回ミックが自宅の横にバスケットコートを作ると言い出したのも、タイ人的にはごく普通の発想なのかも知れません。
その証拠に、ミックが隣の従兄弟にその計画を相談したら、もう30歳近くである程度分別のある大人であろう従兄弟も、隣の土地は狭いから家の裏の土地にした方がいい…などとすっかり乗り気だと言う事です。

 私は、シュートの練習にバスケットゴールを買って上げるくらいなら考えもしましたが、コートとなるとコンクリートも敷かないとならないし、相当なお金が掛かると思うので、流石にミックも夫に相談しないとならないと思います。

 このミックの夢は果たして実現するのか?…それは夫の機嫌次第と言ったところでしょうか。
こう言うところは、我が子と言えど、タイで育った異文化の差を感じます。






  

Posted by バットニャオ@第二期 at 22:44Comments(3)タイの学校と子供