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Posted by namjai at

2023年11月06日

洗濯機、ついに3度目の修理に出される。

 我が家の壊れた洗濯機の件で、前回の記事から、新たに進展があったので書き留める事にしました。

 我が家の洗濯機が完全に壊れてから、2ヶ月弱が過ぎ、すっかり愛用の洗濯板で手洗いの生活と言うのが日常化したところなのですが、先月の学校の休暇中に、バンコクで行われる本の催事に行くために、パトゥムタニーに居る次男の寮に一週間ほど寝泊まりさせてもらったミックから、次男に我が家の洗濯機が壊れて、私が手洗いしていると言う件が伝わり、次男から電話が掛かって来ました。

 私は、次男の合理的な性格から、すぐに買い換えた方がいいと言われると思っていたので、次男には特に伝えずにいたのですが、ミックが帰宅する前々日くらいに、「持ち帰る服をコインランドリーで洗って行きたい、家に持ち帰るとお母さんが手で洗うのが大変だから。」と言った事が事の発端だったようです。

 それを聞いた次男がすぐに電話して来て、なぜ買い替えないのかと聞くので、私は買い替えたいのだけど、父親が「なぜ買い替えるのか、修理すればいいだろう。」と言って許可しないのだと言うことを伝えました。
 すると次男は、「どうせ修理したって、またすぐ壊れるだろうから、買い替えた方がいい。お金がないのなら自分が出すから。」と言うので、父親はお金がもったいないから修理すると言うけれど、家のお金がなくても、私が自分で買うくらいのお金はあるから、心配しなくていいと伝えました。
問題は、お金がなくて買えないのではなく、父親が許可しないから買えないだけなのだと言うこと、もし私ひとりだったら、とっくに買っているとも伝えました。
 しかしそれでも次男は食い下がって、「なら自分が父親に話をつけるから。」とすぐに父親に電話したようですが、父親の返事は、「ちょっと様子を見てから。」と言うことだったそうでした。
 それを私に伝えて、「もしまたいつまでも父親がなんともしないようだったら、連絡して。新しいのを買ってしまえばいい。父親は最初は文句を言うだろうけど、しばらくしたら忘れるから。」と言っていました。

 その次男から長女にも連絡が行って、次の休みに長女が帰って来た時に、全く行動を起こさない父親の代わりに、洗濯機を家の前まで運び出してくれました。
それからさらに一週間が経過した頃、洗濯機を運び出したのにも関わらず、いつまでも放置する夫に、今度は私が「もうすぐ新学期が始まって、ミックも学校に行くから、早くしないと洗濯機を車に載せるのを手伝えなくなるよ。」と言ったのですが、結局新学期が始まるまで動かず…。
 新学期が始まったその日にようやく重い重い腰を上げて、チャイヤプム市街の大型修理店に持って行ってくれました。

 それから一週間が経過しようとした今日、ようやく修理店から部品交換の見積もりの電話が来て、修理代込みか部品代だけか分かりませんが、夫が聞いた金額は 2,450バーツだと言うことで、まあなんとか許容範囲、これで後数年使えればまだいいだろうと言うことで修理する事になりました。

 実際のところ、洗濯機が壊れた時点で、次に買おうと思って見ていた洗濯機は、基本2人分しか洗わないという事で、容量も抑えて選んでいたので、新品を買っても5,000バーツ行かない程度の予算だったのですが、物を捨てられない夫が、どうしても修理して使えと譲らないので、新品の半額以上の修理代を掛けて、修理して後何年か余命を延ばす事になりました。

 修理には部品を注文してから4〜7日、その後修理工が部品交換をして正常に稼働するかを確認するのにまた数日掛かるそうなので、実質後2週間くらいは掛かるだろうと予想されます。

 また、進展があったら、続きを書き留めたいと思います。






  


Posted by バットニャオ@第二期 at 23:03Comments(1)つぶやき

2023年10月03日

我が家の新しい洗濯器

 前回の更新から、またしばらく経っていました。

 長女の二度目の日本出張があってバタバタしていたり、という事もあったのですが、その後私にとってはかなりの問題が起こり、ブログの更新する余裕がなかったのです。

 その問題というのは、我が家のタイで3台目の洗濯機が壊れてしまったのです。

 もう、1年くらい前から調子が悪く、市内の修理屋に2度も修理に出し、なんとか騙し騙し使って来たのですが、ついに操作パネルが点滅からの操作不可能になり、何度スイッチを切り入れしても同じ事の繰り返し…。
 もう、洗濯機様のご機嫌を取る術もなくなり、私はその洗濯機を使うことを諦めました。

 この洗濯機を買い替えた当時、我が家は家族全員揃って6人で生活していたので、大容量の13キロを購入しましたが、今は上の子たちは皆家を出て、残すは私と末っ子の高校生ミックだけの実質二人暮らしです。
夫は自分の家から毎朝出勤して来ますが、洗濯物は向こうで処理してくれるらしいので、基本2人分の洗濯物しか洗わないのですが、洗濯好きな私が毎日洗濯機を回すと「毎日洗濯してどうするんだ。」と夫が文句を言うので、私も最近はなるべく2日に一回くらいにしていました。

 という毎日を送っていたのですが、洗濯機が壊れた当初は途方に暮れました。
なにしろ、毎日の洗濯にも文句を言う夫です。壊れたからと言って、じゃあ新しいのを買えば?などと言う希望はまずありません。
思った通り、また修理に出せと言いました。

 ところが、このところ歳のせいか(私より3歳も若いのですが)身体のあちこちが痛いといつも言っていて、すぐにマッサージに行くと何度も通っていますが、たいして良くもならないようなのです。
私は、タイの医者も信じていないので、なるべく病院の世話にならぬよう、毎日の運動とストレッチを欠かさず、たいていの身体の痛みはストレッチでなんとかなっているので、夫にも身体を動かすように勧めているのですが、毎日ゴロゴロしては身体が痛い痛いと言ってばかりでした。
 
 という訳で自分で「修理に出せ」と言った夫ですが、肝心の洗濯機を家の外に運び出すのは今は無理だと言うのです。

 そして私は一晩考えた挙句、決意しました。

 もう洗濯機は買わなくてもいい、と。

 実は洗濯機が壊れてからその前日まで、夫が買ってくれないなら自分の貯金で買おうと、1人でいつもネットで買い物をしているShopeeのサイトで洗濯機をいろいろ比較していたのですが、その洗濯機を諦めて、その晩のうちに『洗濯板』を注文しました。

 私が物心ついたばかりの子供の頃に、祖母か母または父が使っていたのを何度か見たことがある代物です。

 日本では、全自動で乾燥機付の洗濯機が主流になって来ていますが、このほぼ一年中晴天のタイでも、最近は乾燥機付のドラム式洗濯機が販売されるようになりました。
 
 その流れに逆流するかのようなこの『洗濯板』。
 
 タイではあまり見かけないと思っていたのですが、私が注文した物は中国製で、中国からの発送でした。

 中国からだったので、思ったより届くまでに時間が掛かりましたが、先日ようやく手元に届きました。


  

 これが我が家の新しい洗濯器です。

 これがあるだけで、手での洗濯が驚くほど楽になりました。
先人の知恵に驚くばかりです。
 今回の問題のお陰で、手洗い洗濯の後の脱水方法を検索したり、その検索の延長で、脱水せずにそのまま干す『濡れ干し』という方法があることも知りました。

 最初は最悪の事態だと気落ちしていましたが、思わぬ収穫というか、この歳でまたひとつ新しい知識を得られた事が災い転じて…という感じです。

 ただ、その手洗い洗濯のせいで、家事に今までより時間が掛かるので、午前中がほぼ洗濯で終わってしまうことも多々ありますが、もともと店の閑散期でもあり、日本で共働きとかしている女性のように時短などが重要なこともないので、家の前を通る車や、目の前で飛んでいる蝶を眺めながら、たまに接客しながらものんびり洗濯を楽しんでいます。  


Posted by バットニャオ@第二期 at 22:08Comments(6)つぶやきタイの日常タイの生活メモ

2023年09月19日

カントリーマアム

 先日の長女の日本出張のお土産で、ここ数年日本に行けない兄弟たちに、日本のお菓子を買ってきてくれました。

 数年前まで、日本に一時帰国した時には、スーパーの商品棚を買い占める勢いで買い込み、タイに戻る前にはスーツケースに詰め込んで来たものでした。
その中身は、いつもカントリーマアム、パイの実、ぽたぽた焼、ソフトサラダ、源氏パイにアルファベットチョコレート等々…。
もちろんお得用ファミリーパックです。
小さい頃に日本に居た子供達には馴染みのお菓子ばかりでした。

 それから、次男の希望で、大好きだったQooもひとり一本ずつで買って来てくれました。
まるで、缶ビールを頼んだお父さんのお土産のようです。


 それらを長女が持って来てくれた日、長女が私に聞きました。

 「ねえ、これってこんなに小さかったっけ?」
それは包装袋から出したカントリーマアム。
そして「これもこんな小さかった?」とQooの手のひらサイズのペットボトルを渡して聞くのです。

 そういえば、数年前の記憶の中のカントリーマアムは、直径5センチくらいあった気がするのですが、今回長女が買って来てくれたものは、なんだかひと回り小さくなっていました。
最初は、ファミリーパックでミニサイズなのかな?と思いましたが、ネットで調べてみたら、結構縮小されたと言う意見が…。
やはり、景気のせいなのか…と、少し寂しくなりました。





 我が家の商品も、ほぼ3〜4割増で値上がりしています。
タイでもこうなので、日本ではもっと大変かもしれません。
値段を上げるか、品質や量を減らして、価格を維持するか、企業努力だけではどうしようもない事なので、どちらかを選択するしかないのでしょうね。

 
 因みに、長女は今夜また日本出張に行く事になっていますが、またこの手のお菓子を買ってくるか、気になるところです。

   


Posted by バットニャオ@第二期 at 12:30Comments(0)つぶやき

2023年08月29日

長女の日本出張

 昨年の3月から、コラートのある日系企業に就職した長女ですが、最初は初めての就職でいろいろ不安もあったものの、遅刻も欠勤もせず、真面目に働き続けて、もうすぐ一年半になります。

 当初は、通訳職として採用されたものの、私が普段話すタイ語と日本語が混在する、すでにだいぶ怪しくなっている日本語と、日本から来たばかりのしかも会社や工場の現場で使う純粋な日本語の違いにかなり戸惑い、だいぶ苦労していたようです。
 
 最初の試用期間が過ぎて、直属の日本人上司に不採用を出されそうだと話していた長女ですが、他の上司や先輩の方々に可愛がられて、なんとか本採用となりました。

 ところが、その時期にちょうど本社から短期の出張者が来たりと通訳が足りなくなったらしく、その上司が長女の他に、以前その会社に試用期間だけ働いて、他にもっと条件のいい会社が見つかったので、移ってしまったと言う経緯のある女性を条件を上げて呼び戻した為、通訳職から「予備通訳」に格下げされ、会社の都合で、給与も通訳の役職手当が付かないと言うことが数ヶ月続きましたが、次第に長女の頑張りも認められ、通訳翻訳そして部品管理など何でも屋的な立ち位置ながら、新しい役職も頂き、会社の中で頑張って来ました。
最初は長女の日本語能力を訝しんでいた上司も、自分で呼び戻した通訳の女性より、次第に長女を信頼してくれるようになったようです。

 その長女が、今夜、仕事で日本出張に出発しました。
今さっき、飛行機に乗り込んだと連絡がありました。
 タイを21時35分に出発して、羽田に明朝5時50分到着予定だそうです。

 私も、もう5年以上帰国していないので、時差と飛行時間の関係に混乱してしまいました。

 長女の日本出張の話に、私も今年こそ、二週間くらいでもいいから一時帰国したいな…と思う今日この頃です。




 本社は長野県ですが、今回の宿泊先は取引先で富士吉田だそうです。
  


Posted by バットニャオ@第二期 at 23:52Comments(4)つぶやき

2023年08月17日

長男の就活

 昨日、コラートのスラナリー工科大学大学院在学中の長男が、来年の卒業(予定)と奨学金の終了期限のため、マハーサラカーム大学で教員募集があると言うので、採用試験を受けに行ったそうです。

 
 話せば長くなるので詳しくはまた次の機会にしますが、簡単に言うと、現在在学中のスラナリー工科大学では今のところまだ募集がなく、故郷のチャイヤプムの大学は小さ過ぎて、もちろん募集もなく‥ということで、マハーサラカーム大学とスリン大学で募集があったそうですが、嫁の実家のあるマハーサラカームの試験を受ける事にした訳です。

 そういえば、このブログで書いたかどうか覚えていないのですが、前ブログでは大学受験の頃に、「鉄道のレールの整備士になりたい」や「空港で飛行機の整備をしたい」と言う夢を抱いていた長男ですが、その後大学に入り、機械工学科から電気工学科に専攻を変え、今はタイの高速鉄道の研究に携わるようになりました。
 そして、大学3年の頃からお付き合いを始めた同級生の女性と、大学院の修士課程の時に学生結婚し、昨年息子も生まれました。

 と、そんな経緯から、マハーサラカームの大学の採用試験を受ける事になったのですが、昨日は筆記、明日が面接試験だそうです。

 次男、長女に続いて、長男もいよいよ自立出来るのか、私の中で期待は高まっています。


 私も気がつけば、孫が出来ていました
   


Posted by バットニャオ@第二期 at 11:16Comments(2)つぶやき

2023年08月15日

とりあえず、また浮上しました。

 昨年の3月に、約2年家事手伝い兼就活していた長女がめでたく就職して以来、心の中が絶えず空虚感に支配され、このブログもすっかり更新せずに日々を送っていました。
 長女は、やはり家族の中でもただひとりの同性という事もあり、成長するにつれて、私の一番の理解者になっていたのだと思います。
タイに来て以来、他に友人も居ない生活を送っていた私の親友のような存在だったようです。

 それでも、実家になるべく近い就職先として、コラートの日系企業に就職して、隔週の土日休みには大抵帰って来てくれるのですが、やはり普段はミックと2人きりなので寂しい限りでした。


 そういう生活にようやく慣れて来たのは、つい最近の事です。
なんというか、吹っ切れたと言うのか、気持ちを新たに出来たと言うのか…。
 と言うのも、最近、末っ子のミックもお年頃になり、恋愛に目覚め、彼女とお付き合いを始めたようです。
末っ子で、いつまでも子供のままだと思っていた息子も、後2年もしないで私の元から巣立つのかと思ったら、もうひとりになる覚悟をしなければ…と気がついたと言う次第です。

 ここに戻るに当たって、私のブログの原点である『イサーンに埋没中』http://mic.namjai.cc/ を少し読み返しましたが、初めの頃はさすがにもう20年近く前になるので、なんだか威勢がいいと言うか、尖っていたなぁ…と感じます。
在タイ生活の理不尽さに物申したくて、始めたブログでした(笑)。

 あの頃は、まだ他のタイの各地に日本人がたくさん居て…どんな生活をしているかと言う事も、今ほど情報交換出来ない頃でした。
今は、タイ在住YouTuber の方もたくさん居るので、タイの北部から南部までタイ在住日本人の生活を知る機会も増えました。
 実は私も動画に移行しようかとも思ったのですが、私には文章を書く方が合っていると思ったので、そのままこちらを続ける事にしました。

 あれから約20年、また新たな視点に立って、在タイ生活を綴って行こうと思っています。









   


Posted by バットニャオ@第二期 at 18:59Comments(9)つぶやき

2022年03月25日

許すと言う事。

 ネットサーフィンなどと言いますが、最近はネットで検索したり閲覧したりすると、すぐにその情報に基づいた広告やら関連情報が出て来ます。
個人情報の問題とかもありますが、それは今回は置いておいて、こう言う関連情報が勝手に出て来る事によって、思い掛けない結果になったりする事もあります。

 先月の事ですが、私はYouTubeの勝間和代さんのチャンネルのお話をよく聞いていました。
内容は自分の生活をいかに良くするか?や、効率化とか、そう言ったお話が多かったのですが、その中に自分の幸せを見つける…というような内容の話がありました。
 するとその関連なのか、次からオススメ欄にハッピー研究所と言う本を紹介するチャンネルが頻繁に出て来て、今度はそのチャンネルにハマりました。

 まるで、わらしべ長者のような感じですが、その幸せ探しの本の紹介チャンネルをしばらく見ていたら、その中に出て来る事にいろいろ興味を持ち、それぞれ参考になる事が多かったのですが、その中でも、斎藤一人さんと言う方のお話を聞くことが多くなり、最近は暇があれば聞いています。

 その中でも、特に参考になったのは、私がここ数年ずっと苦しんでいる、『許す』と言う事についてです。
実は私は、もうかれこれ5年以上前にもなる自動車同士の接触事故に心を囚われて、つい先日までずっと苦しんでいたのです。

 元々、タイの田舎生活や夫との関係によって、いろんな不満やストレスが溜まっていたのでしょう。
その上、自分の過失による事故ではないと思っていたのに、警察や保険会社に囲まれて、「私の過失により起こした事故で…」と言う文面の文書を強制的に書かされた事に納得出来ず、この5年以上もの間、ずっと心に憎しみを抱いたまま、タイ人に対してすっかり心を閉ざしていました。

 それが最近この斎藤一人さんのお話を聞くようになってから、徐々にですが、他人を許すとか自分を許すとか言う事を学び、あの事故に対しても、あの時は最悪だと思ったけれど、よく考えれば車が傷ついただけで済んだのだし、強制的に自分の非を認める不本意な文書を書かされたけれど、確かに保険屋の言う通り、それで留置所に入る事になった訳でもないし、多少の不利は被ったとは思いますが、澄んでしまえば良かった事だったのかも知れないと思えるようになって来ました。
今思えば、私は自分の誇りを傷つけられたように感じ憤り、5年以上もの間、自分で自分を苦しめて来たのです。
以前書いていた私の前ブログ『イサーンに埋没中』を書かなくなったのは、あの事故のわだかまりのせいで、タイ人嫌悪症になった事でした。もうタイの事全てが嫌でタイに住んでいながら、『タイ』と付くだけで毛嫌いしていました。
 家の外では滅多に笑顔も見せず、接客以外は余計なお喋りもしませんでした。
何にそんなに腹を立てているのか、なぜそれを終わりに出来ないのか、自分でもどうする事も出来ず、ただただ悪循環を繰り返していました。

 ところが、ひょんな事から聴き始めたYouTubeのチャンネルで、そんなすっかり閉ざした心がようやく少しずつ溶けて行くようになりました。
このせっかく訪れた転機を無駄にせず、無為に生きていたような5年を反省しながら、これからの人生を楽しいものにして行きたいと思います。
 
 

   


Posted by バットニャオ@第二期 at 15:43Comments(2)つぶやき

2022年03月08日

タイの日本企業について思う。

 今月の初めに長女が就職して、ようやく一週間が過ぎました。
寝耳に水とでも言うのか、思い掛けない急展開を迎えた私の生活は、最近ようやく落ち着きつつあります。

 いつも隣に居た長女が家を出て、昼間の店番も一人で座っているのに慣れて来ました。
一応夫も居るのですが、ほぼ一日中家の中でスマホかテレビを見ているか、いつの間にか昼寝しているかなので、一日中店の事以外では口を利かないこともよくあります。
 下手にお喋りをすると、年を重ねる毎に益々意思の疎通が上手くいかなくなって来たので、変な所で勝手に勘違いして逆ギレされたりして面倒臭いので、余計な口は利くべからずと言うのが生きていく上での最良の手段となりました。

 さて私の事はこの辺にして、長女が就職した会社の事をいくらか聞いて、タイに進出した日本企業の方々の苦労は大変な事だろうと思いました。
 長女が所属する部署には、数名の日本人技術者の方がいるそうですが、皆さん真面目そうな方ばかりのようで、私がタイで20年近く感じて来たタイ人との接客や交流経験から、おそらく小数点以下の精密機器を扱う彼らには、タイ人従業員の大雑把さは、相当なストレスになるだろうと思いました。
 長女の翻訳の内容などを聞いただけで、こう言う精密な事をタイ人に求めるのは、進出する国を間違えたとしか思えません。
もちろん全員が全員大雑把な訳ではありませんが、細かさの基準がそもそも違うのです。

 私はこのタイの価値観に囲まれてもう20年になるので、ほぼ全ての事は諦めると言う事に慣れましたが、この商売を始めて5年くらいは、注文の度に間違えて送って来る、箱に入っているネジの数が足りないなど日常茶飯事で、もうストレスの原因には事欠かない毎日でした。
よくストレスでどうにかなってしまわなかったものだと、今になってはしみじみ思います。

 タイ生活が長くなるにつれて、タイ人とはこう言うものだと言う諦めに似た感情が芽生えて来て、その後はもう、注文が一つ二つ、三つや四つ違って来てもどうでもよくなりました。
この国では細かい事を気にしていては生きていけないのです。

 ですが、製造業の現場ではそう言うわけにも行かないと思います。
タイで製造したからと言って、大雑把な『もの』を作る訳には行かないのです。
そう言う『ものづくり』の現場での、タイ人従業員との感覚の違いから来るストレスは相当なものでしょう。
私がこの20年、1人の従業員も雇わないで何でもかんでも自分でやって来たのは、雇った方がストレスが溜まって、自分の身体を酷使する以上に、精神的に参りそうだと思って来たからでした。

 ただ、私がここタイに暮らして分かったこともあります。タイ人にも得意分野があるという事です。
それは、『製造』ではなく、『改造』です。
 日本人が『ものづくり』を得意とするならば、それを自己流に改良して、いろいろな改造物を作ってしまうのがタイ人です。
タイ国産車(?)は、ロットイテーン、ロットキヤオカーオ、ロットイコーン、トゥクトゥク、サムローとみな改造車です。
 とは言え長女の働いている製造の現場では、タイ人の得意分野の『改造』が役に立つとは思えませんが…。

 
  そんなこんなで、この一週間、コラートに行った長女との会話から、タイに進出した日本企業の苦労について考えるキッカケとなり、こんな事を感じた次第です。

 駐在員と言うと現地採用者からは待遇面などで羨ましがられる事も多いでしょうが、普通現地採用者が本人の意思でタイに来たのと違い、駐在員の方々はおそらくは別にタイに来たいと思って来ている訳でもなく、社命で来ているのでしょうから、ストレスも多い事と思います。
 まあ、自分で一応は決めてタイに来たくせに、タイ人にストレスを感じている私が言うのも如何なものか?と言う感じですが…。




   


Posted by バットニャオ@第二期 at 23:08Comments(8)つぶやき

2021年12月26日

そう言えば、今日はクリスマスでした。

 前回の更新から、あっという間に二週間が経っていました

 師走と言う名の通り、今月に入ってから店も打って変わって忙しくなり、なかなか更新もままならず…と言う状態でした。
とは言え、店が忙しくなった原因は別に師走だからと言うことではなく、数年前から始まった主要道路の拡張工事がようやく我が家の近所にも到達して、その工事車両のハイドリックホースの修理や交換で我が家の仕事が増えた事と、キャッサバ芋やサトウキビの収穫後の運搬車両の部品が出るようになったと言う事なのですが。

 私が見てきた限り、タイ人は基本的に「備える」と言うことは面倒なので、日頃から整備や検査をしたりするよりも、壊れてから慌てて修理する方を選ぶのが大半です。
 前に『クレジット』と言う記事にも書いたように普段から備えず、緊急事態が発生してから、夜中だろうが慌てて探し回ると言う性質なので、運搬車や作業車が動き始めると、途端にあちこちが壊れて急いで修理が始まると言う始末です。

 「備えあれば憂なし」とか「転ばぬ先の杖」などと言う諺が当てはまらないのがタイなのです。

 お陰で、私の右手も腱鞘炎が復活しそうです。






 そう言えば、すっかり忘れていましたが、今日はクリスマスでした。

 タイは仏教国と言う事(物心つかない頃から半強制的に仏教徒に仕立て上げられるせいですが…)なので、デパートやショッピングセンターの客寄せの飾り付け以外は、クリスマスらしい行事はほとんど存在しません。

 クリスマスと言えば思い出すのが、日本で暮らしていた頃の年に一度の子供たちへのクリスマスプレゼント。
その昔、日本仕込みのクリスマスのサンタさんを信じていた長男も、もう結婚して父親になります。
私の教え込んだ日本には来るけど、タイは暑いから来ないサンタさんを未だに信じているかは不明ですが、結婚した相手が台湾仕込みの菜食主義の宗教を信仰しているので、もうクリスマスについて考えることもないかも知れませんが…。


  


Posted by バットニャオ@第二期 at 00:49Comments(1)つぶやき

2021年12月09日

ついにワクチン接種

 先日、ついにコロナワクチンの接種を受けて来ました。

 先週その事をブログに書こうとしたところ、二度に渡って何者かの妨害を受け(単に消えて無くなっただけですが)、写真の挿入をしようとしたら、書き掛けの記事が消えてしまったと言う事態が起こり、これは書いてはいけないと言う事なのか?と、すっかり意気消沈していたところです。
 
 いろいろ書いていたのですが、細かい事は後日何かのついでに書くとして、とりあえず田舎の病院で地元住民と一緒に受けたワクチン接種の雰囲気だけでも…。


夫の姉が看護婦をしている、隣の市の病院です。



朝早くに来いと言われたので、午前7時前に着くように行きましたが、受付には誰もいません。
受付のカゴにタイ人ならIDカードですが、私はまだカードを作っていないのでパスポートを入れるように言われましたが、誰かに持って行かれて紛失でもしたら大変な事になるので、入れる気にはなれませんでした。


この日当たりからタイにも寒波が到来していたので、皆寒そうです。
私も、まだ大丈夫だろうと半袖で行きましたが大失敗でした。コロナより、寒さで全身の筋肉が硬直して具合が悪くなりそうでした。
タイでは、毎年こう言う気候で準備不足の老人が凍死したりします。


表示が出ていますが、そこに係員が誰もいないので、表示する意味があるのかどうか…。
とにかく、時間ギリギリと言うか、時間を過ぎてからのからの通勤が多すぎます。



接種は二人の看護婦さんが担当。
順番にここはテキパキと打って行きます。
接種後には、バンドエイドをピタッと貼って完了。


この通り、何故かかわいい柄付きのバンドエイドです。


 幸い、まだ1回目だからか、大した副反応もなく過ごせています。
今回私が受けたのは、最近タイに多く出回るようになったファイザー製薬のワクチンです。
今回も、担当の看護婦さんが、「この機会にまだ接種していない家族や親戚近所にも言って、みんな受けにくるように言って下さい。」と叫び回っていました。
 今回の接種の用紙に書いてある日付を見たら、有効期限が12月18日だと言う事で、そう言う事情もあってかどんどん接種を勧めているのでしょうか。
まるでワクチンの大盤振る舞いのようでした。

 数ヶ月前まで、ワクチン不足で予約が取れなくて、大金を払って県を跨いで遠くの病院での接種を予約した私たちは何だったのか…。
先に一人でワクチンを接種してしまった夫のからの重圧に耐えかねて、早まった事をしたと言う気がします。
一応、ワクチンの権利は他人に譲渡できるそうですが、それも期限期限があって、決められた期限内に限り譲渡可能との事。
だいぶ複雑なようなので、もしダメならブースターとして取っておくか、それでも接種に行くのが面倒なら、一人当たり3,300バーツですが、捨てるしかないのかも知れません。


 今月の24日に2回目の接種となります。
クリスマスイブですが、タイでは関係ないですね。
  


Posted by バットニャオ@第二期 at 01:01Comments(0)つぶやき