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Posted by namjai at

2014年09月12日

ブチャー•プラ(บุชาพระ)

 火曜日の昼過ぎからバンコクに出掛けていた夫が、昨日の深夜ようやく帰って来た。
夜のコンサートが終わったら、その足で帰って来るから水曜日の早朝には戻る…と言って出掛けたのだが、まあ予想通りお決まりの「予定は未定」で、バンコクから直帰のはずが、ナコンサワンに丸一日寄り道して来た訳である。

 しかし、いつもの事ながら全く悪びれる様子も無く、まるでどこにも出掛けて居なかったかのように、今日も過ごしていた。

 そんな夫が、午後になって、いつも入り浸っているお寺から帰って来た義姉に呼び出されて2軒隣の義姉の家に行った。

 そして、何やら我が家と義姉の家を行ったり来たりしていると思ったら、「ブチャー•プラするから、12,000バーツだけど、いい?」と聞くのだ。

 「ブチャー•プラ」と言うのは、平たく言えば、「仏像や、有名な僧侶を象ったお守りを買う事」である。
だが、決して一般的な「物を買う」と言う意味の「スー(ซื้อ)」は使ってはいけない。

 あくまで、「そのお守りの代償として、お布施をする」と言う意味で、「捧げる」と言う意味の「ブチャー」を使うのである。

 まあ、そういう固い話は置いておいて、私がこの「ブチャー」と言う行為を初体験したのは、まだ20代前半の頃、夫と婚姻届を出してまだ数ヶ月と言う頃だった。

 あの頃、夫は新宿の屋台村と言う場所で、親戚の叔母さんとタイ料理店をやっていた。
その夫が深夜に店を閉めてから、同じ新宿の一角にあるビルの中に入っていた、今思えばだいぶ怪しい、新宿で深夜働くタイ人御用達の店に行く事になった。
 そこは、タイから持ち込んだ金のアクセサリー類と、こういったプラなどを一緒に売っている店で、夫はその頃お腹に出来た長男のために、お守りを買って上げたいと、小さ目のプラを「ブチャー」したのだった。



 それが、このプラ。
もちろん、最初は裸で、金の枠に入れ、ネックレスを付けたのはタイに持って来てからだった。

 その頃は、私もまだタイに関して無知過ぎて、何もかも新鮮だったので、このプラがそれは有り難く思えたものだった。

 ところが…。
 確かに、日本ではタイ人が集まる特殊な地域でも無ければ手に入らない貴重な物だったが、タイに戻ってみれば、それはもう、ショッピングセンターの中の金屋や、道端のプラ屋とかで、当たり前のように並んで売られているし、我が家の夫のように、お寺に入り浸っている義姉などがいると、もう毎度毎度のようにこうして、「珍しいプラが手に入ったから、ブチャーしない?」などとすぐに持ち掛けて来る。
 
 それで今日のように、すぐに一つ何千バーツ、セットで何万バーツなどと言う金額になるのである。
そうして、いつの間にか収集されたプラがこんなに溜まっていた…。

 













 先ほど改めて棚の中を探ってみたら、こんなになっていた…。

 私は、お守りなんて一つあれば十分だと思っているので、何をこんなに集めるのか…と思ってしまうが、
まあ、切手やコインの収集の趣味のような物なのだろう。
 でも、一度に何万バーツをこういう趣味に掛けてもらっては、家計が成り立たない…とは思うが、一応「ブチャーしていい?」と言う同意だけは求めて来るので性質が悪い。
 
 どうせ、私がダメと言わないのを分かって聞いているだけだし、仮に「え〜…。」などと不満を漏らしでもすれば、すぐに逆切れして「俺が稼いだ金を俺が使って何が悪い。」となるに決まっているので、余計な波風は立てずに、我が家が生活に困らないうちは放って置く事にしている。

 
  

Posted by バットニャオ@第二期 at 00:08Comments(7)つぶやき