インバウンドでタイ人を集客! 事例多数で万全の用意 [PR]
ナムジャイブログ
ブログポータルサイト「ナムジャイ.CC」 › イサーンで営業中

【PR】

本広告は、一定期間更新の無いブログにのみ表示されます。
ブログ更新が行われると本広告は非表示となります。
  

Posted by namjai at

2022年03月25日

許すと言う事。

 ネットサーフィンなどと言いますが、最近はネットで検索したり閲覧したりすると、すぐにその情報に基づいた広告やら関連情報が出て来ます。
個人情報の問題とかもありますが、それは今回は置いておいて、こう言う関連情報が勝手に出て来る事によって、思い掛けない結果になったりする事もあります。

 先月の事ですが、私はYouTubeの勝間和代さんのチャンネルのお話をよく聞いていました。
内容は自分の生活をいかに良くするか?や、効率化とか、そう言ったお話が多かったのですが、その中に自分の幸せを見つける…というような内容の話がありました。
 するとその関連なのか、次からオススメ欄にハッピー研究所と言う本を紹介するチャンネルが頻繁に出て来て、今度はそのチャンネルにハマりました。

 まるで、わらしべ長者のような感じですが、その幸せ探しの本の紹介チャンネルをしばらく見ていたら、その中に出て来る事にいろいろ興味を持ち、それぞれ参考になる事が多かったのですが、その中でも、斎藤一人さんと言う方のお話を聞くことが多くなり、最近は暇があれば聞いています。

 その中でも、特に参考になったのは、私がここ数年ずっと苦しんでいる、『許す』と言う事についてです。
実は私は、もうかれこれ5年以上前にもなる自動車同士の接触事故に心を囚われて、つい先日までずっと苦しんでいたのです。

 元々、タイの田舎生活や夫との関係によって、いろんな不満やストレスが溜まっていたのでしょう。
その上、自分の過失による事故ではないと思っていたのに、警察や保険会社に囲まれて、「私の過失により起こした事故で…」と言う文面の文書を強制的に書かされた事に納得出来ず、この5年以上もの間、ずっと心に憎しみを抱いたまま、タイ人に対してすっかり心を閉ざしていました。

 それが最近この斎藤一人さんのお話を聞くようになってから、徐々にですが、他人を許すとか自分を許すとか言う事を学び、あの事故に対しても、あの時は最悪だと思ったけれど、よく考えれば車が傷ついただけで済んだのだし、強制的に自分の非を認める不本意な文書を書かされたけれど、確かに保険屋の言う通り、それで留置所に入る事になった訳でもないし、多少の不利は被ったとは思いますが、澄んでしまえば良かった事だったのかも知れないと思えるようになって来ました。
今思えば、私は自分の誇りを傷つけられたように感じ憤り、5年以上もの間、自分で自分を苦しめて来たのです。
以前書いていた私の前ブログ『イサーンに埋没中』を書かなくなったのは、あの事故のわだかまりのせいで、タイ人嫌悪症になった事でした。もうタイの事全てが嫌でタイに住んでいながら、『タイ』と付くだけで毛嫌いしていました。
 家の外では滅多に笑顔も見せず、接客以外は余計なお喋りもしませんでした。
何にそんなに腹を立てているのか、なぜそれを終わりに出来ないのか、自分でもどうする事も出来ず、ただただ悪循環を繰り返していました。

 ところが、ひょんな事から聴き始めたYouTubeのチャンネルで、そんなすっかり閉ざした心がようやく少しずつ溶けて行くようになりました。
このせっかく訪れた転機を無駄にせず、無為に生きていたような5年を反省しながら、これからの人生を楽しいものにして行きたいと思います。
 
 

   


Posted by バットニャオ@第二期 at 15:43Comments(2)つぶやき

2022年03月08日

タイの日本企業について思う。

 今月の初めに長女が就職して、ようやく一週間が過ぎました。
寝耳に水とでも言うのか、思い掛けない急展開を迎えた私の生活は、最近ようやく落ち着きつつあります。

 いつも隣に居た長女が家を出て、昼間の店番も一人で座っているのに慣れて来ました。
一応夫も居るのですが、ほぼ一日中家の中でスマホかテレビを見ているか、いつの間にか昼寝しているかなので、一日中店の事以外では口を利かないこともよくあります。
 下手にお喋りをすると、年を重ねる毎に益々意思の疎通が上手くいかなくなって来たので、変な所で勝手に勘違いして逆ギレされたりして面倒臭いので、余計な口は利くべからずと言うのが生きていく上での最良の手段となりました。

 さて私の事はこの辺にして、長女が就職した会社の事をいくらか聞いて、タイに進出した日本企業の方々の苦労は大変な事だろうと思いました。
 長女が所属する部署には、数名の日本人技術者の方がいるそうですが、皆さん真面目そうな方ばかりのようで、私がタイで20年近く感じて来たタイ人との接客や交流経験から、おそらく小数点以下の精密機器を扱う彼らには、タイ人従業員の大雑把さは、相当なストレスになるだろうと思いました。
 長女の翻訳の内容などを聞いただけで、こう言う精密な事をタイ人に求めるのは、進出する国を間違えたとしか思えません。
もちろん全員が全員大雑把な訳ではありませんが、細かさの基準がそもそも違うのです。

 私はこのタイの価値観に囲まれてもう20年になるので、ほぼ全ての事は諦めると言う事に慣れましたが、この商売を始めて5年くらいは、注文の度に間違えて送って来る、箱に入っているネジの数が足りないなど日常茶飯事で、もうストレスの原因には事欠かない毎日でした。
よくストレスでどうにかなってしまわなかったものだと、今になってはしみじみ思います。

 タイ生活が長くなるにつれて、タイ人とはこう言うものだと言う諦めに似た感情が芽生えて来て、その後はもう、注文が一つ二つ、三つや四つ違って来てもどうでもよくなりました。
この国では細かい事を気にしていては生きていけないのです。

 ですが、製造業の現場ではそう言うわけにも行かないと思います。
タイで製造したからと言って、大雑把な『もの』を作る訳には行かないのです。
そう言う『ものづくり』の現場での、タイ人従業員との感覚の違いから来るストレスは相当なものでしょう。
私がこの20年、1人の従業員も雇わないで何でもかんでも自分でやって来たのは、雇った方がストレスが溜まって、自分の身体を酷使する以上に、精神的に参りそうだと思って来たからでした。

 ただ、私がここタイに暮らして分かったこともあります。タイ人にも得意分野があるという事です。
それは、『製造』ではなく、『改造』です。
 日本人が『ものづくり』を得意とするならば、それを自己流に改良して、いろいろな改造物を作ってしまうのがタイ人です。
タイ国産車(?)は、ロットイテーン、ロットキヤオカーオ、ロットイコーン、トゥクトゥク、サムローとみな改造車です。
 とは言え長女の働いている製造の現場では、タイ人の得意分野の『改造』が役に立つとは思えませんが…。

 
  そんなこんなで、この一週間、コラートに行った長女との会話から、タイに進出した日本企業の苦労について考えるキッカケとなり、こんな事を感じた次第です。

 駐在員と言うと現地採用者からは待遇面などで羨ましがられる事も多いでしょうが、普通現地採用者が本人の意思でタイに来たのと違い、駐在員の方々はおそらくは別にタイに来たいと思って来ている訳でもなく、社命で来ているのでしょうから、ストレスも多い事と思います。
 まあ、自分で一応は決めてタイに来たくせに、タイ人にストレスを感じている私が言うのも如何なものか?と言う感じですが…。




   


Posted by バットニャオ@第二期 at 23:08Comments(8)つぶやき

2022年02月19日

巣立ちの時

昨年の9月末に、我が家で一番初めに次男が就職し独り立ちしてから、もうすぐ半年になります。
次男はチョンブリーのコロナの感染が拡大する前に、パトゥムタニーの会社に転職して、今は順調にやっているようです。

 そして、今年に入って、就職活動を始めていた長女も、コロナ禍の下オンライン面接でしたが、先日ついに就職先が決まりました。
いつも私の事を心配してくれる長女は、なるべく家に近い所で就職しようと、コラートの会社を中心に就活していました。

 その結果、運良くコラートのスラナリー工業団地にある、日系の工作機械周辺機器メーカーに就職が決まりました。
私の本音を言えば、このまま私の側で家の商売をやって欲しかったのですが、子供には楽をさせるな!苦労をさせるべきだ的な父親の考えで、「俺が自力で作ったこの店はただでは渡さん!」と宣言されていたので、いずれは家を出て独立する道を選ぶ事になったのです。

 私は、どうせ私たちも歳と共に無理がきかなくなるだろうし、せっかく自分達で立ち上げたこの店を子供たちの誰かに継いで貰いたいと思っていたのですが、先述の夫の頑固頭では聞く耳持たないので、私ももうどうにでもなれと言う感じで、子供と一緒に過ごす将来は諦めました。

 ところが、この長女の就職先が決まろうとしていた頃になって、またまた夫のコロコロ変わる性格が出て、「来月から、月に(長女に)3500バーツ渡してやれ。ただし、店にちゃんと出て来て働くように言えよ。家の奥に引きこもってるんじゃないぞ。」と偉そうに言い出しました。

 今までも長女は、基本的に店に出て来て手伝っていたし、家の中にいる時は、店番で忙しくて手が回らない私の代わりに、家中の掃除を日を決めてやってくれていたのです。家の中にいる時も、夫にようにテレビやスマホを見ながら、ゴロゴロしている訳ではないのです。

 昨年、自ら「この店をただで貰えると思うなよ!」と言い放った夫はどこに行ったのか?とでも言うように、言うことが全然違うので、長女は「アルツハイマーにでもなったのではないのか?」と本気で心配していました。
まあ、どうせ商売するのが面倒になって、長女と長女の相方が来て私といてくれたら、自分がもっと自由に遊びに行けるとでも考えたのだと思いますが…。

 
 何はともあれ、来月から長女の新しい生活が始まります。
私的には、長女は大人になってからは仲良しの友達のような感じで、毎週買い物に行ったりお茶をしたりして、ずっと一緒に居られると思っていたので、少し寂しくなります。
 長女の独り立ちと共に、私の独り時間の始まりです。
イサーンのこの田舎で、これからの生活をどうやって生きて行こうか模索中です。




  


Posted by バットニャオ@第二期 at 16:24Comments(2)タイの学校と子供

2022年02月12日

授業再開

 前回の授業再開からひと月も登校しないうちに、チャイヤプムでもオミクロン株の感染者が出て、また年明けからオンライン授業に変わり、今年も登校できないまま中学卒業となるかと思っていたミックですが、今日からまた授業再開となりました。
それに先駆けて、今週の火曜日に学校での検査を受け、皆無事通過したようで、今日からまた登校できるようになりました。

 とは言え、この2年ほど、ほとんどオンライン授業で過ごして来た中学生活。
私もすっかりミックが家にいる生活に慣れてしまったほどです。

 残り少ない中学生活ですが、今回の授業再開で、本来ならあとひと月ほどで終わる中学生活ですが、タイの夏休みをずらして4月まで授業してから卒業になるそうです。
 ただ心配なのは、すでに日に日に暑くなりつつあるタイのこの季節なのに、猛暑の4月に授業を続けられるのかという事です。

 普段は、暑さが増す3月中旬からタイ正月を挟んで5月上旬まで休みのが通常ですが、暑いからこの時期が長期休みになるというのに、大丈夫なのだろうかと心配になります。


 今日の様子をミックに聞くと、登校して自分のクラスで、オンライン授業をしているとの事。
なんだか、何のために学校に行くのか?と聞きたくなりますが、生徒たちは友達と会えるのが嬉しいようで、これはこれでいいのかも知れません。

 以前、長女が言っていたのですが、自分達の頃は携帯電話を持つようになるのさえ容易ではなかったのに、今の時代の中高生はほとんどの子供がスマホ片手に登校し、今はオンライン授業で家でゆっくりしていられて羨ましいと思ったけど、オンライン授業で普通に登校して友達と遊べない事がすごくストレスになっていると言う報告もあるそうです。

 とりあえず、ミックたちが残り2ヶ月余りの中学生活を思い切り楽しめたらいいと、またコロナの感染でオンライン授業に戻らないよう祈るばかりです。

  


Posted by バットニャオ@第二期 at 00:25Comments(0)タイの学校と子供

2022年01月27日

セルフカット

 コロナと言う言葉が人々の日常生活に定着して、かなりの歳月が経ちました。

 元々日本人は、花粉症やその他のアレルギーなどで、日常的にマスクを着用する人が多かったように思いますが、ここタイでも普段からのマスクの着用がすっかり定着して来ました。

 政府の方針で、外出時のマスクの着用が義務付けられて、小遣い稼ぎがしたいタイ警察の格好の餌食となるようになったため、ここイサーンの田舎の村人さえ、慣れないマスクを常用する(形だけなので、外出時に使い捨てのはずのマスクを使い回している人が殆どですが…)ようになりました。
 我が家に来る客も、大体90%以上は店の前に来ると慌ててマスクを着けます。

 さて、マスクの話はこの辺にして、そのコロナの影響でいろいろな変化がありました。
その中のひとつに、飲食店や理髪店美容室などのサービス業の営業規制ががあります。
私は利用しませんが、タイと言えばマッサージと言うくらいマッサージ好きのタイ人ですが、こう言うマッサージやスパ、理容美容関係の身体が接近する接客業は軒並み休業となりました。
サービス業の営業規制は、その頃日本ではどうだったのか詳しくは知らないのですが、そのせいなのかYouTubeなどでも、一時期『おうち時間』と言うキーワードと共に『セルフカット』の動画が急増しました。

 しかしながら私は、このコロナの影響のかなり前にタイ人に対する精神的引きこもりを始めてから、もう10年以上美容院には行っていません。
 それ以来、ショートカットにすると伸びたら美容院に行かなくてはならないと思い、ずっと腰の辺りまで伸ばし続けた髪を、かんざし一本で束ねて留めると言う髪型でここ10年くらい過ごしていました。
 家の前で拾った、箸くらいの鉄の棒の先端を削って作った自家製のかんざしは、飛行機に乗る時の身体検査で凶器として危うく取り上げられそうになった事もありました。(『名探偵コナン』の見過ぎ…)

 今まで全く短髪にすると言う選択肢はなかったのですが、このコロナ禍の中でのセルフカット系動画の急増で、私にも切れるのではないか?と言う変な自信が生まれてました。
そして折もおり、それまでやっていた足腰を鍛える筋トレで膝を痛めてしまった事が原因で、日々の運動で足に負担の少ないピラティスと言うのを始めたのですが、このピラティスと言うのはヨガマットのようなものに寝た姿勢でするものが多く、かんざしを刺したままで仰向けでする体勢のピラティスをすると、後頭部の出っ張りが邪魔になり、上手く出来ないと言う事に気づきました。

 そのため、この10年以上伸ばしていた髪を、思い切って断髪する事にしたのです。

 最初の断髪の時は、長女に適当に肩の長さくらいまで切ってもらったのですが、もともと前髪を垂らしている私は、まるでタイの国民的ギャグ漫画『ヌウヒン』(つまり日本で言う『おかっぱ』)のようだと子供たちに笑われたので、その後自分で鏡を見ながら試行錯誤してなんとか外に出歩いても、誰も気に留めないくらいの出来になりました。

 その時参考になったのが、YouTubeの数々のセルフカット動画でした。
中にはこのコロナ以前から、私と同じように、美容院が苦手でずっとセルフカットしていると言う方や、海外でカット代が高いから(タイなら安いですが)セルフでやっている方もいました。

 ショートカットだと、目に見える前髪や横はまだいいのですが、襟足のカットがなかなか難しくていつも四苦八苦しています。
とは言え、これも経験でだんだんと慣れてきたので、思い切って最初使っていた工作バサミからレベルアップして、最近ハマっている通販でこんな物も買ってしまいました。




 このセットで900バーツ弱しましたが、これからも美容院に行くことはないと思うので、投資する価値はあると思いました。




こちらが以前から散髪時に使っていた工作バサミ。子供の物だと思います。


 

 


  

Posted by バットニャオ@第二期 at 00:03Comments(2)タイの日常

2022年01月18日

ネットの恩恵?弊害?

 つい先日まで『犬に投げれば犬の頭が割れる』との異名を取っていたNokiaの旧型白黒携帯を愛用していた義母も、ついにスマホデビューを果たしました。
ここ数年はうちの店の客も、殆どがスマホ片手に買い物に来る事が多くなりました。
若い年齢層はもちろん、高齢層の客もかなりの割合でスマホを持っていて、十数年前から全国規模で急成長した携帯電話とインターネットサービスの普及の成果だと言えるでしょう。
 元々タイでは公衆電話の不便さと家庭の備え付け電話の普及が進まなかったために、金持ち専用の携帯電話の後に登場した、庶民でも買える携帯電話の登場であっと言う間に普及したのです。
 更にその後登場した画面付きのスマホでは、テレビや映画好きのタイ人にぴったりのfacebookや YouTube、TikTokなどの無料動画サイトが本を読むより動画を見ていたいタイ人のネット依存を更に加速させました。
 かく言う私も、タイ人のように動画依存はありませんが、一日のうち暇があればついスマホゲームやSNSを開いてしまいます。

 そう言う環境で思い出すのは、私がタイに来たばかりの二十年前の頃は、まだ夫の実家のある集落にも固定電話のある家が数軒しかなく、私と子供たちだけが夫の実家でまだ大して言葉も通じず意思の疎通も難しい義母と暮らしていた頃の事…。
日本で出稼ぎのように残って働いていた夫から半月に一度くらいで電話が来た時に、私がタイにいる孤独や不安と言った弱音を吐くと、電話の向こうの夫から叱責めいた「頑張れ!」と言う返事しか返って来なかった事を思い出します。
 もしあの頃に今のようなLINEなどの連絡ツールがあって、スマホ越しでも頻繁に会話が出来ていたならば、今のような夫婦関係にはなっていなかったかも知れません。
それにもし夫とのやり取りがなくても、ネットがあの頃に普及していたならば、こう言ったwebサイトなどで様々な交流が出来て、タイの田舎で孤独に耐える事もなかったでしょう。
 まあ、言っても仕方ないとは思うのですが、よくこう言う事を考えてしまいます。


 さて、ネットの恩恵と言うテーマですが、私としては、いまだに普段日本人に会うことのない環境で、ネット上に於いては本当にアメリカでもヨーロッパでももちろん日本でも、全く違う地に住んでいる人と知り会えて会話が出来るのが何よりも有り難いと思います。

 そしてこれは恩恵と取るか弊害と取るか…。
いろいろな情報が入って来るので、このイサーンの田舎で普通に暮らしていれば目にする機会のない物でも、目にした途端に欲しくなると言う事があります。

 先月の始めに、たまたま見ていたYouTubeの勝間和代さんのチャンネルで、電気調理器具を紹介していたのですが、その後たまたまタイのパタヤに住む方のブログ記事を見てまた偶然にもこの同じ電気調理器具が紹介されていたのです。
この方はパタヤでロングステイされているようで、いろいろな挑戦をされていますが、その方のブログの中で読んだのが、シャープのホットクックと言う電気調理器具をタイの電化製品店の通販で購入した経緯と言う記事でした。
 そう言う偶然が続いて私も急に興味が湧き、同じ電化製品店の通販を調べたのですが、その方が購入されたのは数年前の事で、現在は在庫切れとなっていました。
 おそらく価格もそこそこ高いので、もう入荷の予定も無いだろうと思い諦めていたのですが、ちょうど長女が日本語を勉強している日本在住のタイ人の先生のブログで、日本からタイに商品を送るサイトでZenPlusと言うのがあると聞き、サイトを見たら、私の欲しかったその電気調理器具(型落ちですが)もあって、タイバーツで12,000バーツちょっと、送料が1,000バーツちょっとで合計14,000バーツちょっとと言う値段でしたが、有った事が嬉しくて、ついつい申し込んでしまいました。

 申し込んだのが1月5日、待つ事一週間、1月12日に荷物が到着したのですが、その前日、タイのバンコクの税関らしき所から電話があり、「あなた宛の荷物が到着していますが、関税が2976バーツ掛かりますが、納税方法は代引きと銀行振込のどちらが都合がいいですか?」と聞かれました。
私はこう言うサイトからの購入には関税が掛からないと勝手に思い込んでいたので、突然の事に一瞬目の前が真っ白になりましたが、よく考えれば税金(以外でも観光地の入場料とか)は取れるところから取れ!がタイの鉄則なので、まあ当然の事なのでしょう。
 と言うわけで、前述の14,000バーツに関税が3,000バーツ掛かって、17,000バーツちょっと。
それに久々の日本の電気製品なのと家にあった変圧器が500Wで容量不足なので、1000Wの変圧器を新たに購入したため、最終的に全部で2万バーツ近い出費となってしまいました。

 この事が今回ネットの便利さを改めて考えさせるとともに、それが引き起こす弊害にもなり得るような気がしたので書いてみました。

 でも今回購入してしまった物は、今までなら日本にでも行かなければ決して手に入らないものですし、せっかくの機会だと思ってとりあえず楽しんで使ってみたいと思います。
 このイサーンの田舎で、こんな電気製品が使える事が本当に有り難い事だと思える今日この頃です。

 このホットクックが届いて以来、毎朝4時半起きで食事の支度をしながら、この動画でしか見たことのなかった『喋る電化製品』とお話ししています。
今までは、日本語で話し掛けてくれるのは、日本帰りの変な日本語を喋るタイ人客くらいでしたから、この機械音の日本語でも話し相手がいるのはとても楽しく感じます。
 他人が見たら、何だか独り言を言っているようかも知れませんが…。


さすが日本の商品!と言った梱包です。


こんな大きな箱で届きました。
 
  


Posted by バットニャオ@第二期 at 00:20Comments(4)タイの生活メモ

2022年01月07日

バット・プラチャーチョン・シーショムプー(外国人用身分証明書)を取得

 遅れ馳せながら、新年あけましておめでとうございます。

 年末年始は、元旦2日と休業したものの、年末からコラートの大学に居る長男夫婦と転職してパトゥムタニーに居る次男が帰省したので、いろいろバタバタしていました。

 長男の嫁は現在悪阻が始まったばかりで大変な様子でしたが、顔を見せに来てくれました。
理由あって、パトゥムタニーの会社に転職した次男も、元気な様子を見せに帰って来たので、正月は久々に子供たち全員勢揃い、それに長男の嫁と私と言う賑やかな正月になりました。

 さて、そんなこんなであっという間に正月も過ぎて、3日から通常営業という事で、店を開けたら正月早々中々忙しい日が続いていましたが、昨日は少し客足が少なめだったので、以前から行こうと思っていた件で市役所に行って来ました。
 実は、昨年運転免許証更新の記事を書いた時に読者の方からメールを頂き、外国人用の身分証明書を取得出来ると教えて頂いたので、その情報をもとに、昨年から買い出しの時に寄る、ロビンソンのショッピングセンター内にある県の住民登録課の出張所で手続きしようと思ったのですが、そこでは出来ず、その後
やはり県庁近くにある住民登録センターで取得手続きに行ったのですが、そこでは、外国人は外国人用の黄色い住民票を取得した役所でないと手続き出来ないという事でした。

 その読者の方が貼って下さったリンクの先のサイトの記事をよくよく読んでみたところ、「最寄りの区役所で取れます。『タビアンバーン』を取得した時の区役所です。」と書いてありました。

 つまり私はこの居住地の市役所でタビアンバーンを取ったので、最初からここの市役所に行かなければならなかったのです。
ですが、私はなるべく私用では地元の人との交流を避けているため、この近所の市役所に行くのが嫌だったのですが、ここでしか出来ないのなら仕方ありません。

 という訳で、昨日の午後二時ごろ、店が少し暇になったのを見て長女と出掛けたのですが、車で5分も掛からない市役所に着いて、身分証明書の係のカウンターに行って、「身分証明書を作りたいのですが…。」と言ったところ、私を知っていたらしい係の年配の女性が、「うーん…、そうねえ、外国人用のカードを作るには、機材を全部入れ替えなきゃならないから、そうねえ…3時半頃にもう一回来てくれない?」と言うのです。
つまり、その機材を私一人のために取り替えるのが面倒くさいから、タイ人が終わってもう来ないだろう時間に出直して来いと言うのです。


 さすがはタイランド。
市役所の職員が、そう言う面倒臭いとか言うの事を理由に、そこでするべき仕事を断ったり後回しにしたり出来るのがタイの公務員です。
とは言え、もうここに20年近くも住んでいれば、これくらいの事は当たり前と思えるから、慣れとは怖いものです。

 もうこう言う事には慣れっこなので、言われた通り一旦家に戻り、また店番をして1時間半ほどしてからもう一度出直しました。

 
 今度は、先ほどの年配の係員の他に思い切り仏頂面の中年の女性と、それより若い助手のような女性が2人増えていました。
外国人と見るとこう言うあからさまに嫌そうな顔をする人もいる事にはやはりもう慣れているので、その女性の仏頂面は気に留めない事にはして、言われる通りに、両親指の指紋を採られ、これはタイ人も皆同じですが、身長の目盛りのついた壁紙の前に立って、まるで映画の中の囚人のような感じで写真を撮りました。
これもお約束ですが、撮影場所の横には、念入りに身だしなみを整えるための大きめの鏡と櫛、そしてタイ人必須のアイテムであるベビーパウダーが置かれていましたが、別に今更見かけを気にする程の歳でもないので(タイ人は何歳になっても念入りに鏡に向かっていますが…)、鏡を見る事もなく、そのまま写真を撮りました。

 その後はお決まりの質問で、血液型は?仕事は?宗教は?
血液型はともかく、私の場合、配偶者ビザ上では、仕事は本来ならしてはいけない事になっているのですが、私が答える前に、上司らしい先ほどの年配の女性が、「職業は自営業、私もトラクターの部品とか買いに行くのよ。(ちなみに私は人の顔を覚えないようにしているので、覚えてませんでした) いつも一人で仕事ばかりしてて、他人の事に関心ないみたいだけどね。」と思いのほか、こんな市役所の人が私の事を知っている事に驚きました。
やはり狭い田舎社会なので、何かあればすぐに町中に噂が広まりそうです。
仕事をしていると言う点に関しては、ここは入管とは管轄が違うので問題ないようです。
 
 タイでは学校などでもよく聞かれる「宗教は?」と言う質問ですが、私も昔は『郷に入っては郷に従え』で、種類は違うけれど、日本も葬式は仏教式だから仏教でいいか、と答えていたものですが、最近はもし訊かれたら「無宗教」だとか、「神道」だとか答えようと思っています。タイに迎合するように、大して信仰もしていない仏教と答えるのが嫌になってきたのです。
 とは言え、最近は子供も大きくなりあまり訊かれる機会もないのですが、この前のワクチン接種の時にはやはり訊かれましたし、今回も聞かれましたが、もし、仏教以外のメジャーな宗教でもなく、無宗教だと言ったら、いろいろな質問攻めに合いそうで、ここはこの証明書を作るためだけの事なので、無難に「仏教」と答えて、時間の節約と余計な質問を逃れました。

 こうしてようやく、バット・プラチャーチョン・シーショムプー(ピンクの身分証明書)を手に入れたのですが、これを取得したのは、タイでのいろいろな場面で、13桁のID番号を聞かれたり、記入する場面が多々あるからです。

 今回もこの証明書を手に入れて、このID番号を使って、テスコロータスのアプリのメンバーズカードを自分の名義で作りたかったのですが、実際使ってみたところ、何故か成功しませんでした…。
 おそらく、ID番号に問題があるのだと思います。
以前、外国人用の黄色い住民票お作った時にも、住民票の家の番号が架空の番号だと言われて、形だけはあるのに、実際に使えない番号だったと言う経験があります。

 まあ、ロータスのメンバーズカードは諦めるとして、何か使い道があるか模索して行こうと思います。





 


   


Posted by バットニャオ@第二期 at 00:07Comments(4)タイの生活メモ

2021年12月26日

そう言えば、今日はクリスマスでした。

 前回の更新から、あっという間に二週間が経っていました

 師走と言う名の通り、今月に入ってから店も打って変わって忙しくなり、なかなか更新もままならず…と言う状態でした。
とは言え、店が忙しくなった原因は別に師走だからと言うことではなく、数年前から始まった主要道路の拡張工事がようやく我が家の近所にも到達して、その工事車両のハイドリックホースの修理や交換で我が家の仕事が増えた事と、キャッサバ芋やサトウキビの収穫後の運搬車両の部品が出るようになったと言う事なのですが。

 私が見てきた限り、タイ人は基本的に「備える」と言うことは面倒なので、日頃から整備や検査をしたりするよりも、壊れてから慌てて修理する方を選ぶのが大半です。
 前に『クレジット』と言う記事にも書いたように普段から備えず、緊急事態が発生してから、夜中だろうが慌てて探し回ると言う性質なので、運搬車や作業車が動き始めると、途端にあちこちが壊れて急いで修理が始まると言う始末です。

 「備えあれば憂なし」とか「転ばぬ先の杖」などと言う諺が当てはまらないのがタイなのです。

 お陰で、私の右手も腱鞘炎が復活しそうです。






 そう言えば、すっかり忘れていましたが、今日はクリスマスでした。

 タイは仏教国と言う事(物心つかない頃から半強制的に仏教徒に仕立て上げられるせいですが…)なので、デパートやショッピングセンターの客寄せの飾り付け以外は、クリスマスらしい行事はほとんど存在しません。

 クリスマスと言えば思い出すのが、日本で暮らしていた頃の年に一度の子供たちへのクリスマスプレゼント。
その昔、日本仕込みのクリスマスのサンタさんを信じていた長男も、もう結婚して父親になります。
私の教え込んだ日本には来るけど、タイは暑いから来ないサンタさんを未だに信じているかは不明ですが、結婚した相手が台湾仕込みの菜食主義の宗教を信仰しているので、もうクリスマスについて考えることもないかも知れませんが…。


  


Posted by バットニャオ@第二期 at 00:49Comments(1)つぶやきタイでの商売

2021年12月09日

ついにワクチン接種

 先日、ついにコロナワクチンの接種を受けて来ました。

 先週その事をブログに書こうとしたところ、二度に渡って何者かの妨害を受け(単に消えて無くなっただけですが)、写真の挿入をしようとしたら、書き掛けの記事が消えてしまったと言う事態が起こり、これは書いてはいけないと言う事なのか?と、すっかり意気消沈していたところです。
 
 いろいろ書いていたのですが、細かい事は後日何かのついでに書くとして、とりあえず田舎の病院で地元住民と一緒に受けたワクチン接種の雰囲気だけでも…。


夫の姉が看護婦をしている、隣の市の病院です。



朝早くに来いと言われたので、午前7時前に着くように行きましたが、受付には誰もいません。
受付のカゴにタイ人ならIDカードですが、私はまだカードを作っていないのでパスポートを入れるように言われましたが、誰かに持って行かれて紛失でもしたら大変な事になるので、入れる気にはなれませんでした。


この日当たりからタイにも寒波が到来していたので、皆寒そうです。
私も、まだ大丈夫だろうと半袖で行きましたが大失敗でした。コロナより、寒さで全身の筋肉が硬直して具合が悪くなりそうでした。
タイでは、毎年こう言う気候で準備不足の老人が凍死したりします。


表示が出ていますが、そこに係員が誰もいないので、表示する意味があるのかどうか…。
とにかく、時間ギリギリと言うか、時間を過ぎてからのからの通勤が多すぎます。



接種は二人の看護婦さんが担当。
順番にここはテキパキと打って行きます。
接種後には、バンドエイドをピタッと貼って完了。


この通り、何故かかわいい柄付きのバンドエイドです。


 幸い、まだ1回目だからか、大した副反応もなく過ごせています。
今回私が受けたのは、最近タイに多く出回るようになったファイザー製薬のワクチンです。
今回も、担当の看護婦さんが、「この機会にまだ接種していない家族や親戚近所にも言って、みんな受けにくるように言って下さい。」と叫び回っていました。
 今回の接種の用紙に書いてある日付を見たら、有効期限が12月18日だと言う事で、そう言う事情もあってかどんどん接種を勧めているのでしょうか。
まるでワクチンの大盤振る舞いのようでした。

 数ヶ月前まで、ワクチン不足で予約が取れなくて、大金を払って県を跨いで遠くの病院での接種を予約した私たちは何だったのか…。
先に一人でワクチンを接種してしまった夫のからの重圧に耐えかねて、早まった事をしたと言う気がします。
一応、ワクチンの権利は他人に譲渡できるそうですが、それも期限期限があって、決められた期限内に限り譲渡可能との事。
だいぶ複雑なようなので、もしダメならブースターとして取っておくか、それでも接種に行くのが面倒なら、一人当たり3,300バーツですが、捨てるしかないのかも知れません。


 今月の24日に2回目の接種となります。
クリスマスイブですが、タイでは関係ないですね。
  


Posted by バットニャオ@第二期 at 01:01Comments(0)つぶやき

2021年11月28日

明日から登校再開。

 コロナの影響で、もう一年近くオンライン授業をして来たミックの通う学校も、この11月からのタイ政府の規制緩和を受けて明日から登校再開する事となりました。
 今月の初めから殆どの生徒に二度のワクチン接種を受けさせ、その上で生徒をクラス毎に二つのグループに分け、半数ずつのグループでそれぞれ隔日登校となります。
 つまり、明日から登校するミックのグループは、今週は月水金曜日の3日間登校し、来週は火木曜日の2日間の登校となるそうです。


 この登校に備えて、先週の火曜日にはコロナの検査も行われて、もちろんミックも受けて来ました。
就職の為に先だって、このコロナの検査を近所の病院で受けて来た次男によると、鼻の奥の方に検査用具を挿入されて涙が出たと言っていたので、検査の前には私も長女も心配していたのですが、検査を受けたミック当人は、全く痛くもなかったと言うことで無事検査も終えたようです。








 と言う事で、明日からの登校に備えていつになく早寝したミックですが、この登校形態がいつまで続くのか、このまま何事もなく全校生徒普通登校に戻れるのか? 
それとも、どこかの生徒の地域などで、また葬式クラスターや出家式クラスターなどが発生して、元のオンラインに逆戻りするのか?

 それは今のところ誰にも分かりませんが、私の予感ではこの準備万端の学校の努力とは裏腹に、今日28日ののタイの地方自治体の選挙などで、またクラスターが発生しそうな気がするのです。
 選挙会場についてのニュースでは、地域によってはこの選挙前にクラスターが発生したばかりで、とても選挙の投票に行くどころではない地域もあるそうですが、それ以外の地域でも、この選挙をいい機会にして、コロナの規制下でなかなか帰省出来なかった人々が田舎に戻って来ているらしく、昨日買い出しに行ったショッピングセンターなどでも異常なほどの人出がありました。
 選挙の事などすっかり忘れていた私と長女は、「どうしたのか?何か行事でもあったっけ?」などと話していましたが、本当に正月やソンクランでもあるかのように、バンコクナンバーの車が異常に多く、特にmakro などは親戚一族総出のような買い物客で溢れていました。

 基本的に親戚や近所と連むのが大好きなタイ人の事、こう言う機会があれば、まず沢山の料理を用意して夜通しで酒盛りが当たり前。
葬式クラスター発生と変わらない状況が自然と出来上がります。
しかも、その大半が他県やバンコクから来た帰省者たち…。
葬式クラスターと変わらない状況と言うより、更に危険度の増した状況のような気がします。
 そして来月はもう年の瀬そして新年…と、更にタイ人の大好きな宴会の機会が増える季節となります。

 せっかくの子供たちの登校の機会が、これでまた振り出しに戻るような事にならなければいいのですが…。
明日の登校を心待ちにしているミックを見ると、そう思わずにはいられません。
  


Posted by バットニャオ@第二期 at 23:27Comments(4)タイの学校と子供