2015年01月21日
寒季の行水
先週の朝のニュースで、このチャイヤプムでも凍死者が出た…と言う事が放送された。
死因は、アルコール中毒気味で酒浸りになっていた30歳過ぎの男性が、家族が止めるのも聞かず、いつものように家の庭先でほぼ半裸で夜通し飲み続けていたらしく、朝になって起き出した家族が発見した時にはすでに死亡していた…と言う事件だった。
それが、たまたま夫がいつもよく行っている飲み屋の主人の弟だったと言うことは、後日夫に聞いて知ったのだった。
まあ、基本的に一般的な日本人の意識では、『タイは常夏の国』一年中暑い…と思われている事が多いのだが、一応季節があって、乾季に入ると徐々に気温が下がって来て、さすがに11月くらいからは朝晩冷え込む日も出てくる。
タイでも、北部に位置するチェンマイ、チェンラーイ、ルーイなどは寒い事で有名だが、ここチャイヤプムでさえ、1月ともなればだいぶ冷え込む。
日中の太陽が高い時間はともかく、朝晩は厚い防寒着までは着ないものの、薄手の長袖の上着の一枚くらいは羽織らないとかなり寒いのである。
私は、女性特有なのか年齢のせいなのか、最近は手足の先が冷えきって血が通ってないくらいに冷たくなっているので、靴下も履くのだが、タイなので靴はサンダル履きのままである。
と、それくらい寒い今日この頃のイサーンなのだが、今日の夕方いつものように店を閉めてから室内でウォーキングをしていると、先にフラフープを終えて浴室に入っていた長女が「お湯が出ないよ〜!」と叫び出した。
どうやら夕方のこの時間帯に、また市内のどこかで水道管が壊れて、断水状態になったらしい。
市内を通っている水道管自体が、いつの時代の代物だ?と言うような状態なので、そこら中で度々水道管の破損が起きるのだ。
しかし、今日は細々とであるが何とか水は出ているので、断水とは言えないのだが、多くの給湯器がそうであるように、我が家の『リンナイガス給湯器』も例外無く水量不足でお湯が出なくなった訳だ。
普段から水で入浴している人にはそうでもないらしいが、タイ製の普通の給湯器よりだいぶ熱いお湯が出る日本製のキッチン用ガス湯沸かし器で、熱いお湯に慣れている我が家では、この時期に水道水で行水するのは自殺行為ではないか?とさえ思われた。
しかし、私がウォーキングをしている間に、長女は何とかこの試練に耐え、水道水で苦行のような行水を済ませたのだった。
そして私自身も、この状況をどうするか悩んだが、もうすでにウォーキングを終えてだいぶ汗をかいているので、まさかこのまま入浴しない訳にも行かない。
もし、運動をせずろくに汗もかいていなければ、顔を洗い歯を磨いて我慢して寝ると言う選択肢もあるのだが、この運動後のベタついた身体で寝る訳には行かない。
幸い?な事にだいぶ水量は少ないが、一応水も出ている。
私は長女の入浴には間に合わなかったが、我が家で一番大きな鍋にいっぱいのお湯を沸かして、それを風呂場に持ち込んで水を混ぜながら桶でぞの温ま湯を汲み汲み行水を済ませた。
ただ、タイ人恐怖症で美容院嫌いになり、この3年間伸ばしたままのロングヘアは、シャワーで流すのとは違い、この行水で一番手間取ったので、「髪を短くしてれば良かった。」と少々後悔した。
途中、長女と違いお湯を混ぜて掛かっているにも関わらず、いつも以上に段違いな寒さに、「このまま心臓発作で倒れたら、救急車を呼ぶ前に誰か服を着せてくれるのだろうか?それともタオル巻きだけ?」などと、どうでもいい事を想像し、更に寒気が襲ったのだった。
明日の朝はもっと寒いと思うので、長女がまた朝一番に入入浴する前にこの水量が回復されて、いつも通り熱めのお湯が出ているといいな…と思うのだった。
![](http://img01.namjai.cc/usr/m/u/a/muangchai/sp-097669200s1410880175.jpg)
死因は、アルコール中毒気味で酒浸りになっていた30歳過ぎの男性が、家族が止めるのも聞かず、いつものように家の庭先でほぼ半裸で夜通し飲み続けていたらしく、朝になって起き出した家族が発見した時にはすでに死亡していた…と言う事件だった。
それが、たまたま夫がいつもよく行っている飲み屋の主人の弟だったと言うことは、後日夫に聞いて知ったのだった。
まあ、基本的に一般的な日本人の意識では、『タイは常夏の国』一年中暑い…と思われている事が多いのだが、一応季節があって、乾季に入ると徐々に気温が下がって来て、さすがに11月くらいからは朝晩冷え込む日も出てくる。
タイでも、北部に位置するチェンマイ、チェンラーイ、ルーイなどは寒い事で有名だが、ここチャイヤプムでさえ、1月ともなればだいぶ冷え込む。
日中の太陽が高い時間はともかく、朝晩は厚い防寒着までは着ないものの、薄手の長袖の上着の一枚くらいは羽織らないとかなり寒いのである。
私は、女性特有なのか年齢のせいなのか、最近は手足の先が冷えきって血が通ってないくらいに冷たくなっているので、靴下も履くのだが、タイなので靴はサンダル履きのままである。
と、それくらい寒い今日この頃のイサーンなのだが、今日の夕方いつものように店を閉めてから室内でウォーキングをしていると、先にフラフープを終えて浴室に入っていた長女が「お湯が出ないよ〜!」と叫び出した。
どうやら夕方のこの時間帯に、また市内のどこかで水道管が壊れて、断水状態になったらしい。
市内を通っている水道管自体が、いつの時代の代物だ?と言うような状態なので、そこら中で度々水道管の破損が起きるのだ。
しかし、今日は細々とであるが何とか水は出ているので、断水とは言えないのだが、多くの給湯器がそうであるように、我が家の『リンナイガス給湯器』も例外無く水量不足でお湯が出なくなった訳だ。
普段から水で入浴している人にはそうでもないらしいが、タイ製の普通の給湯器よりだいぶ熱いお湯が出る日本製のキッチン用ガス湯沸かし器で、熱いお湯に慣れている我が家では、この時期に水道水で行水するのは自殺行為ではないか?とさえ思われた。
しかし、私がウォーキングをしている間に、長女は何とかこの試練に耐え、水道水で苦行のような行水を済ませたのだった。
そして私自身も、この状況をどうするか悩んだが、もうすでにウォーキングを終えてだいぶ汗をかいているので、まさかこのまま入浴しない訳にも行かない。
もし、運動をせずろくに汗もかいていなければ、顔を洗い歯を磨いて我慢して寝ると言う選択肢もあるのだが、この運動後のベタついた身体で寝る訳には行かない。
幸い?な事にだいぶ水量は少ないが、一応水も出ている。
私は長女の入浴には間に合わなかったが、我が家で一番大きな鍋にいっぱいのお湯を沸かして、それを風呂場に持ち込んで水を混ぜながら桶でぞの温ま湯を汲み汲み行水を済ませた。
ただ、タイ人恐怖症で美容院嫌いになり、この3年間伸ばしたままのロングヘアは、シャワーで流すのとは違い、この行水で一番手間取ったので、「髪を短くしてれば良かった。」と少々後悔した。
途中、長女と違いお湯を混ぜて掛かっているにも関わらず、いつも以上に段違いな寒さに、「このまま心臓発作で倒れたら、救急車を呼ぶ前に誰か服を着せてくれるのだろうか?それともタオル巻きだけ?」などと、どうでもいい事を想像し、更に寒気が襲ったのだった。
明日の朝はもっと寒いと思うので、長女がまた朝一番に入入浴する前にこの水量が回復されて、いつも通り熱めのお湯が出ているといいな…と思うのだった。
![](http://img01.namjai.cc/usr/m/u/a/muangchai/sp-097669200s1410880175.jpg)