2014年11月04日
新学期が始まりました。
今日は11月3日、日本では『文化の日』で祝日でしたね。(と、書きながら慌てて「文化の日」で間違っていないか調べる私。私がタイに来てから、十数年の間に、祝日や休日が変更されたりして、実は私の記憶で合っているのかよく分からなくなってしまったのです。)
私は、普段通り仕事をしながら伝票などを書いていて、「あ、今日は11月3日、確か『文化の日』だったな…。」などと思いながら、日付を確認していました。
さて、日本の『文化の日』は私の思い出の中だけで処理して置いて、我が家の今日11月3日は、長男と末っ子の新学期開始日でした。
まあ、地元の小学校に通っている末っ子については、また今日から朝夕の送り迎えが始まる…程度の事ですが、コラートのスラナリー技術工科大学(以前、イサーンに埋没中時代には『スラナリー工科大学』と訳していたと思うのですが、最近見つけたサイトで「技術工科大学』と訳されていたので、それが正式なのだろうと書き換えました。)に通う長男は、今日からの授業開始に向けて、昨日オートバイを乗せたピックアップで、コラートの外れにある大学構内の寮まで送って来ました。
他の大学はそうではないと言う事ですが、長男の通う大学は3学期制になっていて、今回の休みは2週間程度でした。
以前、入学前はこの大学の機械工学部に入って、「飛行機の整備士か、鉄道のレールを整備したい」と言っていた長男ですが、その後長男の成績を見た父親や親戚の勧めで、「機械工学より電気工学に進んだ方が、地元の電気局には知り合いも多いから、就職に有利だ。」と言う事になり、2年次から電気工学部に変更しました。
私は「え?そんなに簡単に夢を諦めるの?」と拍子抜けしたのですが、本人にとっては、『将来の夢』と言うより「職業の選択肢の一つ」くらいのものだったようで、長男の「堅実に就職して安定した収入を得る」と言う本来の目標から見れば、どちらも変わらなかったようです。
こちらでは、すぐに周囲の大人が「あれになれ、これがいい。」とその場の思いつきで子供の将来の選択に余計な口を出して来るので、私は「少し黙っていてよ。」といつも言いたくなりますが、これがタイなのでしょう。
年功序列、有能無能に関係なく大人が子供を操ろうとする…これがタイの社会です。
まあ、またタイの社会の批判をし出すと止まらないので止めて置きます。
ところで、先ほど長男の大学の正式訳名を見つけたサイトと言うのが、長男が2年次から受けている『日本語』の授業を教えておられる水崎泰蔵教授のページでした。
水崎教授のお名前は、毎週末帰省する長男からその授業の様子や内容と共に聞いていたのです。
しかし、以前はちょうどそのサイトに辿り着かず、長男の言う「厳しそうな感じと覚悟を持った感じが、昔のサムライみたいに格好いい人」と言う感想を聞いて、勝手に想像していたのですが、そのサイトでお顔を拝見することが出来ました。
いつも書いているように、私は普段、年に一人二人の日本人に会うかどうかの生活なので、そういう「立派な古き良き日本人」のような方が、長男の通う大学に居られると思うと、まだお会いしてもいないのに何だかとても心強く思えて、いつかお会い出来る日を…と一人楽しみにするようになりました。
とは言え、長男は今日本語を習っているところですが、日本語は基礎の基礎の幼稚園レベル。(幼稚園までを日本で過ごした為。)
本来なら、母親が日本人なのだから、普通に日本語を話し読み書きも出来る子もいるでしょう。
我が家には我が家の事情があったとは言え、日本人の子供でこのレベルでは…と、自分で日本語を教えて来なかった事が恥ずかしくもあります。
長男の話では、厳しいけれど優しい方だそうなので、こんな母親では怒られてしまうのでは…などと思ったりもします。
でも、長男も今はその水崎教授の授業の成果もあり、以前から本人の趣味だった日本の漫画、アニメの影響もあり、最近ではだいぶ難しい単語や文章が会話中に出て来て嬉しい限りです。
最近の日本の若者言葉などは、私より長男の方が知っているかも知れません。
今学期から、さらに日本語の授業に精を出して、もっと日本語の会話が増える事になれば…と今から楽しみにしています。
私は、普段通り仕事をしながら伝票などを書いていて、「あ、今日は11月3日、確か『文化の日』だったな…。」などと思いながら、日付を確認していました。
さて、日本の『文化の日』は私の思い出の中だけで処理して置いて、我が家の今日11月3日は、長男と末っ子の新学期開始日でした。
まあ、地元の小学校に通っている末っ子については、また今日から朝夕の送り迎えが始まる…程度の事ですが、コラートのスラナリー技術工科大学(以前、イサーンに埋没中時代には『スラナリー工科大学』と訳していたと思うのですが、最近見つけたサイトで「技術工科大学』と訳されていたので、それが正式なのだろうと書き換えました。)に通う長男は、今日からの授業開始に向けて、昨日オートバイを乗せたピックアップで、コラートの外れにある大学構内の寮まで送って来ました。
他の大学はそうではないと言う事ですが、長男の通う大学は3学期制になっていて、今回の休みは2週間程度でした。
以前、入学前はこの大学の機械工学部に入って、「飛行機の整備士か、鉄道のレールを整備したい」と言っていた長男ですが、その後長男の成績を見た父親や親戚の勧めで、「機械工学より電気工学に進んだ方が、地元の電気局には知り合いも多いから、就職に有利だ。」と言う事になり、2年次から電気工学部に変更しました。
私は「え?そんなに簡単に夢を諦めるの?」と拍子抜けしたのですが、本人にとっては、『将来の夢』と言うより「職業の選択肢の一つ」くらいのものだったようで、長男の「堅実に就職して安定した収入を得る」と言う本来の目標から見れば、どちらも変わらなかったようです。
こちらでは、すぐに周囲の大人が「あれになれ、これがいい。」とその場の思いつきで子供の将来の選択に余計な口を出して来るので、私は「少し黙っていてよ。」といつも言いたくなりますが、これがタイなのでしょう。
年功序列、有能無能に関係なく大人が子供を操ろうとする…これがタイの社会です。
まあ、またタイの社会の批判をし出すと止まらないので止めて置きます。
ところで、先ほど長男の大学の正式訳名を見つけたサイトと言うのが、長男が2年次から受けている『日本語』の授業を教えておられる水崎泰蔵教授のページでした。
水崎教授のお名前は、毎週末帰省する長男からその授業の様子や内容と共に聞いていたのです。
しかし、以前はちょうどそのサイトに辿り着かず、長男の言う「厳しそうな感じと覚悟を持った感じが、昔のサムライみたいに格好いい人」と言う感想を聞いて、勝手に想像していたのですが、そのサイトでお顔を拝見することが出来ました。
いつも書いているように、私は普段、年に一人二人の日本人に会うかどうかの生活なので、そういう「立派な古き良き日本人」のような方が、長男の通う大学に居られると思うと、まだお会いしてもいないのに何だかとても心強く思えて、いつかお会い出来る日を…と一人楽しみにするようになりました。
とは言え、長男は今日本語を習っているところですが、日本語は基礎の基礎の幼稚園レベル。(幼稚園までを日本で過ごした為。)
本来なら、母親が日本人なのだから、普通に日本語を話し読み書きも出来る子もいるでしょう。
我が家には我が家の事情があったとは言え、日本人の子供でこのレベルでは…と、自分で日本語を教えて来なかった事が恥ずかしくもあります。
長男の話では、厳しいけれど優しい方だそうなので、こんな母親では怒られてしまうのでは…などと思ったりもします。
でも、長男も今はその水崎教授の授業の成果もあり、以前から本人の趣味だった日本の漫画、アニメの影響もあり、最近ではだいぶ難しい単語や文章が会話中に出て来て嬉しい限りです。
最近の日本の若者言葉などは、私より長男の方が知っているかも知れません。
今学期から、さらに日本語の授業に精を出して、もっと日本語の会話が増える事になれば…と今から楽しみにしています。
Posted by バットニャオ@第二期 at 02:26│Comments(9)
│タイの学校と子供
この記事へのコメント
まちこちゃん おはよ。まだ4時半です。ゆうべは、強い雨の音がしてました。まだ雨季は終わってないかも。去年は11月になってから床上浸水があったんですからね。 そうですか。長男さん、日本語の勉強に精出してるのね。うちの孫娘も英語とのハーフなんで日本語は話せるけど書いたり読んだりはいまいちだわね。でも、生まれたときから母親は日本語で彼女と会話してたから日本語は普通に知ってますね。あたしも、ほとんど日本人との会話ナシですよ。会うこともないし。文化の日、あたしも忘れちゃってて憲法記念日ってFBに書いちゃってたのよ。ほんと、最近の日本の祝日、わからないです。昔とかわったからね。え?何の日で休みなんだろ?って、思いますよね。まちこちゃん、今日も元気でお店番、してちょうだいね。またね♪
Posted by ユッキー at 2014年11月04日 06:44
はじめまして。ノンカイ在住の、ヒデちゃんです。
スラナリー技術工科大学に、長女が在学しています。
食品技術学科の2年生です。
1年生の時は寮に入っていましたが、2年生からはアパート生活です。長男さんは2年生でも寮に入れたのですね。私の長女はくじで外れました。
長女の日本語能力、お恥ずかしい限りです。
「紺屋の白袴」です。私はこちらで日本語教師を15年間していたのですが・・・。
私はミクシィで日記を書いていますが、ブログは開設していませんので、自己紹介をします。
タイ在住23年。ウドンタニー県出身のタイ女性と結婚、二人の娘を授かる。日本語教師を15年間していたが、3年前にリタイア。現在は年金生活者で、「毎日が日曜日」です。狭い庭でランを栽培しています。
スラナリー技術工科大学に、長女が在学しています。
食品技術学科の2年生です。
1年生の時は寮に入っていましたが、2年生からはアパート生活です。長男さんは2年生でも寮に入れたのですね。私の長女はくじで外れました。
長女の日本語能力、お恥ずかしい限りです。
「紺屋の白袴」です。私はこちらで日本語教師を15年間していたのですが・・・。
私はミクシィで日記を書いていますが、ブログは開設していませんので、自己紹介をします。
タイ在住23年。ウドンタニー県出身のタイ女性と結婚、二人の娘を授かる。日本語教師を15年間していたが、3年前にリタイア。現在は年金生活者で、「毎日が日曜日」です。狭い庭でランを栽培しています。
Posted by ヒデちゃん at 2014年11月04日 10:35
ユッキーさん、こんばんは。
私も4次半に起きていたのですが、落ち着いてコメントしようと思ったら、こんな時間になっていました。
でも、本当に日本人と会わないと、日本語で会話がないですよね。
フアヒンって外国人が多い感じでしたが、ほとんど西洋系ですか?
それに、日本から離れていると、日本の年号とか行事、祝日なんかにすごく疎くなりますよね。まあ、関係なく暮らすのだから仕方ないんですけど。
私も4次半に起きていたのですが、落ち着いてコメントしようと思ったら、こんな時間になっていました。
でも、本当に日本人と会わないと、日本語で会話がないですよね。
フアヒンって外国人が多い感じでしたが、ほとんど西洋系ですか?
それに、日本から離れていると、日本の年号とか行事、祝日なんかにすごく疎くなりますよね。まあ、関係なく暮らすのだから仕方ないんですけど。
Posted by バットニャオ@第二期
at 2014年11月04日 23:45

ヒデちゃんさん、はじめまして、こんばんは。
ノンカーイに住んでいらっしゃって、娘さんがコラートで一人暮らしなのですね。
正直、ビックリしました。他にも日本人の子女がいて、しかも学部は違えど、同級生だったなんて。
やっぱり、地元に密着してしまうと、子供たちも日本語使わなくなりますよね。
mixiは、昨年まで細々とやっていたのですが、ネットニートになりかけて、そのときに削除してしまいました。
なので、またこちらのコメントででも、お付き合い頂けたら嬉しいです。
そちらは、日本人居住率は高いのでしょうか?
確か、ローイエットの方には、多くの日本人の方が住んでいるように聞きましたが…。
また、コメント宜しくお願いします。
ノンカーイに住んでいらっしゃって、娘さんがコラートで一人暮らしなのですね。
正直、ビックリしました。他にも日本人の子女がいて、しかも学部は違えど、同級生だったなんて。
やっぱり、地元に密着してしまうと、子供たちも日本語使わなくなりますよね。
mixiは、昨年まで細々とやっていたのですが、ネットニートになりかけて、そのときに削除してしまいました。
なので、またこちらのコメントででも、お付き合い頂けたら嬉しいです。
そちらは、日本人居住率は高いのでしょうか?
確か、ローイエットの方には、多くの日本人の方が住んでいるように聞きましたが…。
また、コメント宜しくお願いします。
Posted by バットニャオ@第二期
at 2014年11月04日 23:56

>日本人居住率
正確には分かりませんが、こちらの人と家庭をもった永住組み?は何人かいます。あとは数年の任期での日本語教師が数人。ヤミでゲスト・ハウスを経営とか、「外こもり」で昼間はブラブラ、夜はxxxx、金が尽きれば日本でアルバイトという繰り返し。いろいろです。
>水崎泰蔵さんのサイト
検索してみましたが、ヒットしません。
サイト・アドレス=URL を教えていただけますか。
正確には分かりませんが、こちらの人と家庭をもった永住組み?は何人かいます。あとは数年の任期での日本語教師が数人。ヤミでゲスト・ハウスを経営とか、「外こもり」で昼間はブラブラ、夜はxxxx、金が尽きれば日本でアルバイトという繰り返し。いろいろです。
>水崎泰蔵さんのサイト
検索してみましたが、ヒットしません。
サイト・アドレス=URL を教えていただけますか。
Posted by ヒデちゃん at 2014年11月05日 22:20
ヒデちゃんさん、こんばんは。
やはり、そちらにも割といらっしゃるのですね。
チャイヤプムは私が把握している限りでは、男性が2名(面識があるのはお一人で、もう一人の方は風の噂で「○○市に日本人男性が住んでいる」と聞いているだけです。
女性は確実な方がお一人ですね。後は以前は何人かいらっしゃったのが、日本帰国されたり、タイ国内で引っ越しされたり…です。
水崎教授のサイトと言うより、ブログのページのようなのですが、そのプロフページだけが見られるので、載せておきますね。
http://mizusaki-taizo.blogspot.com/
これで、大体の経歴とかお顔が分かります。
因みに、お嬢さんは日本語の授業は取っていますか?
やはり、そちらにも割といらっしゃるのですね。
チャイヤプムは私が把握している限りでは、男性が2名(面識があるのはお一人で、もう一人の方は風の噂で「○○市に日本人男性が住んでいる」と聞いているだけです。
女性は確実な方がお一人ですね。後は以前は何人かいらっしゃったのが、日本帰国されたり、タイ国内で引っ越しされたり…です。
水崎教授のサイトと言うより、ブログのページのようなのですが、そのプロフページだけが見られるので、載せておきますね。
http://mizusaki-taizo.blogspot.com/
これで、大体の経歴とかお顔が分かります。
因みに、お嬢さんは日本語の授業は取っていますか?
Posted by バットニャオ@第二期
at 2014年11月07日 00:21

>日本語の授業
昨夜、聞いてみましたが、日本語はやっていないそうです。
長女も次女も日本風の名前をつけたのですが、長女はそれがイヤで、タイ風に変更しました。タイではタイ風の名前を使用、日本の戸籍にはそのまま日本風の名前が残っています。
昨夜、聞いてみましたが、日本語はやっていないそうです。
長女も次女も日本風の名前をつけたのですが、長女はそれがイヤで、タイ風に変更しました。タイではタイ風の名前を使用、日本の戸籍にはそのまま日本風の名前が残っています。
Posted by ヒデちゃん at 2014年11月08日 08:12
死亡事故発生!!
昨夜、モー・トー・スラナリーの学内でバイクを運転していたチャイヤプーン県出身の女子大生{1年生}が、道路から落ちて死亡したそうです。
ヘルメットはかぶっていたようですが、ロックが完全でなかったのか脱げていたとか。
長女は母親{妻}に「怖い」と訴え、妻は「夜はどこにも行かない方がいい」と応えました。
大学の敷地は起伏があるので、道路が高くなっているところもあります。
大学内は安全と思っていましたが、危険な箇所もあるのですね。
長男さんにも、注意喚起されたし!!
昨夜、モー・トー・スラナリーの学内でバイクを運転していたチャイヤプーン県出身の女子大生{1年生}が、道路から落ちて死亡したそうです。
ヘルメットはかぶっていたようですが、ロックが完全でなかったのか脱げていたとか。
長女は母親{妻}に「怖い」と訴え、妻は「夜はどこにも行かない方がいい」と応えました。
大学の敷地は起伏があるので、道路が高くなっているところもあります。
大学内は安全と思っていましたが、危険な箇所もあるのですね。
長男さんにも、注意喚起されたし!!
Posted by ヒデちゃん at 2014年11月08日 10:20
ヒデちゃんさん、こんばんは。
返信遅れてすみません。
その事故の話は、長男も学校のサイトで見てました。
何でも、学内の池で行われる行事には参加せずに、校外のだいぶ離れたところで行われたローイクラトンに遊びに行った帰りに、友達とバイクを運転して帰って来て…の事故だったようです。
後から来た友達が発見したときには、既に道路付近に倒れていたそうで、本人がだいぶスピードを出していたのだろうと言う事でした。
我が家の息子は、家に帰る時と授業に行く時くらいしか出歩かないし、安全運転らしいので、大丈夫だと言っていますが。
ご忠告ありがとうございます。
返信遅れてすみません。
その事故の話は、長男も学校のサイトで見てました。
何でも、学内の池で行われる行事には参加せずに、校外のだいぶ離れたところで行われたローイクラトンに遊びに行った帰りに、友達とバイクを運転して帰って来て…の事故だったようです。
後から来た友達が発見したときには、既に道路付近に倒れていたそうで、本人がだいぶスピードを出していたのだろうと言う事でした。
我が家の息子は、家に帰る時と授業に行く時くらいしか出歩かないし、安全運転らしいので、大丈夫だと言っていますが。
ご忠告ありがとうございます。
Posted by バットニャオ@第二期
at 2014年11月11日 00:47
