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2014年12月16日

今年も恒例のガーン•ジャオポーでした。

 今年もこの季節になりました。

 以前は、大体10月の終わり頃から、年末年始にお客に配る長袖の作業服の注文と、その背中部分にシルクスクリーンで店の名前や住所を刷り込むと言う、家族総出の作業がこの時期の年中行事でした。

 ところが、長男が受験を控えた年に夫がユニシティと言うマルチ商法まがいの活動に勧誘され、本業である我が家の商売がすっかりおろそかになっていました。
 例年なら夫の音頭取りの下、子供たちが家に居る週末に、家族総出でこの服の印刷をしていたのですが、私は前々から、「何も自分たちでやらなくても、一枚当たり5バーツで外注すればいいのに…。」と思っていたので、夫がユニシティに忙しくして家に居ないのをいい事に、長男と二人で相談して勝手に注文してしまいました。
 一枚当たり5バーツ程度のシルクスクリーン印刷代節約を狙っている割には、インク代、そのインクを街中まで買いに行く手間、そして子供たちに手伝わせて…と、実は結構な経費が掛かっていると思っていたのです。
 とにかく、夫がユニシティに気を取られている間の2年間弱に、我が家恒例のこの季節の行事をしなくなったので、去年に引き続き、今年も知らぬ間に師走に入っていました。

 と言う訳で、また前置きが長くなりました…。


 さて、以前はこのガーン•ジャオポーの季節には、如何にタイと言えどグ〜ンと温度が下がって、朝晩は上着を羽織らないと寒いくらいの季節になっていたのですが、ここ何年かは本当に異常気象のせいか、防寒着を着て出掛かる必要がなくなりました。

 すっかり引き篭もり生活に慣れてしまったので、こういう大勢の人が出掛かる場所には極力行きたくない私なのですが、夫が「ジャオポー(祀られているこの市の始祖)へ参拝だけはしないとダメだ。」と言うので、同じく引き蘢り気味の長男、次男も連れて、もともと楽しみにして行きたがっていた長女、末っ子ミックと共に、比較的人が少ないであろう一日目に出掛ける事になりました。

 ガーン•ジャオポーは二日間行われ、一日目に市校外にある祠から、「御本尊」と呼ばれる金箔を貼付けた銅像を市内の会場へと運びます。
今年も恒例のガーン•ジャオポーでした。
 これが「御本尊」。ジャオポーとジャオメーのご夫婦です。 
今年も恒例のガーン•ジャオポーでした。
 これも、タイのお祭りの定番チンチャーサワン(天国のブランコ)。
(下の方に見えるのは、屋台の靴屋です。)
今年も恒例のガーン•ジャオポーでした。
 
 そしてこれも定番中の定番、射的と並んで上位を争うパーパオ(風船割り)です。
周囲に飾られている商品のぬいぐるみで、今年の流行が分かります。
因みに、今年はLINE主要キャラクターは著作権に引っ掛かるのか、LINE内のゲームである『クッキーラン』内のキャラクターのぬいぐるみが目立ちました。
それ以外は、オーソドックスなクマなどの定番動物のぬいぐるみが多数を占めていますが…。

 そして、今回も長女のお目当てはこれ。
今年も恒例のガーン•ジャオポーでした。
 街中に住んでいる訳でもないので、普段なかなか洋服を買いに行く機会がない長女。
でも、そこはやはり年頃の女の子なので、ここぞとばかりに目を輝かせて洋服選びをしていました。
そして、今回の収穫がこれです。
 これは、下にパンツなどを合わせるタイプの長めのブラウス。生地の色合いやデザインは悪くないと思うのですが…。
この上半身の前部にデカデカと刺繍されたこのネコ顔は…何?って感じです。
 何故、ここにこの刺繍を入れるのか?製作者の意図がよく分かりません。
私的には、この刺繍が無ければ、色違いであったモスグリーンのチェックのを買って、親娘でお揃い!なんて思ったのですが、このネコ顔刺繍を着る気にはなれず断念…。

 でも、この刺繍を敢えて買った長女もそうですが、タイ人の女の子にとっては、このセンスが「ナーラック!(かわいい)」となるのです。
「どう見ても可愛くないだろう。」と思うのは日本人の感覚なのか?実の親子でも、この生まれ持った国民性の違いと言うか、センスの違いは乗り越えられないようです。
 そしてもう一つの収穫がこれ。
今年も恒例のガーン•ジャオポーでした。
 タイをはじめ、世界的に人気のドラえもん。
タイでは、特に人気が高く、今年の初めのテスコロータスのスタンプ収集の景品もドラえもんグッズでした。

 まあ、それはそれで分かるのですが、長女が気に入って買ったこのカバン。
何も、このノスタルジックな色合いの生地に、「何もドラえもん柄でなくてもいいだろう…」と思うのですが、これもやはりタイ人にとっては「ナーラック!」なのです。
 お店の売り手も自慢げに、「これはドラえもん柄だから、著作権の関係で値段が高めなんですよ。」と言う売り口上でした。
何が「著作権の関係」なんだ?と、突っ込みたくなったくらいに、こんな屋台の店で売るようなカバン程度に、どう見ても著作権を取っているようには見えないオリジナル感が漂っているのですが、ドラえもんと言うキャラクターを(無断で勝手に)使っていると言うことを、敢えて「著作権を取ってはいないけど、著作権に引っ掛かるほど有名なキャラクターの商品なんですよ。」と言う意味で「著作権が」と強調したのか…?まあ、真実は分からないのですが。
そしてそのお姉さんが「高め」と言うお値段は390バーツ。やはり値段から見ても、正式に著作権をどうこうしているような値段ではないのだな…と、値段を聞いて納得しました。
 お祭りに行くのだからと、1,000バーツくらいは捨てる気持ちで出掛けているのですが、やはり所詮は屋台の商品、だいぶ安く上がりました。

 今年受験の長女は、来年のこの時期はどこにいるかも分からないので、来年「お祭りに連れて行って!」とせがむのは、末っ子のミックくらいのものでしょう。
 もう、長男と次男は、だいぶ前に「ガーンジャオポー」と卒業してしまって、半強制の参拝にさっさと行って済ませたら、急いで帰って来て家に居る方がいい…くらいのものなので、末っ子のミックもいつまで子供らしい事を言っているのかな…とそんな遠くない未来の事を思ったのでした。

 



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Posted by バットニャオ@第二期 at 01:50│Comments(4)タイの日常
この記事へのコメント
家族の季節行事ですか。
そういうのって家族の文化ですから、効率云々は横に置いといて、子供さんにとっては良いおもい出となって残るかもしれません。
私も何か節目の行事でも考えなければ、と考えさせられました。

猫のチュニックとドラえもんのカバン。
正直、どちらも外れてるような気が‥
でもアカ族にはアカ族の、カレン族にはカレン族の流行りってありますから、チューィ・マーク(ダサい?)なんて言えないんですよね(笑)
実はうちの娘もセンスには??でして、緑色のTシャツにピンクのスカートなんて取り合わせも。ダミダこりゃ(>_<)

彼女はまだ小1なんで、やたらとベタベタ甘えて来るのですが、あと5年も経てば12歳ですから「お父さんのパンツと一緒に洗濯しないで!」とか言われちゃうんでしょうね。
考えると哀しい気分になりますね~。
あっ、でもバットニャオさんは孫が近いですから感傷に浸ってる暇はありませんか=^_^=ははは
Posted by muga at 2014年12月16日 11:04
あはは、まちこちゃん 今回のもおもしろかった♪ このネコ刺繍の感想もバッグの感想も まったく、まちこちゃんと同じ考えです。どこがナーラックじゃい?って、言いたいですけどね。すごい絵柄のブラウスとか平気で着ているの見かけて え?なんじゃいあれは?ってひとり思ってしまっていますが。忘れられないのがこうもり傘の絵柄が全体にちりばめてあるブラウスを着てるおばちゃん発見!びっくらこきました~ これがステキ~って思って買ったのかしらん?って思いながらながめましたけど。つくるほうもつくるほうですよね。そのほか、いろいろおもしろい柄があってびっくらこくばかりです。ダンナさま、ユニシティはもうやめたの?こっちでもそれやってる人がいて あたしにもコーヒー買ってって言ってたけど そのコーヒーがあまかったんで これは飲めないからって断った。その彼女もいまはやってないみたいです。お金がかかるらしいよね。 ホアヒンの朝もすずしい。またね~まちこちゃん♪ また、いろんな近所のこと書いてね♪ 読むのが楽しみよ♪
Posted by ユッキー at 2014年12月16日 16:36
mugaさん、こんばんは。
そうですね。言われてみれば、我が家は自営で商売をしているので、ほぼ年中無休で、家族旅行などの家族行事がほとんどないのが現状なので、こういうちょっとした非日常の行事に参加する事も大事なのかも知れませんね。
お嬢さんのセンスも中々ですね…、やっぱりタイ人として育った環境が我々の驚くようなセンスを育むのですね。
Posted by バットニャオ@第二期バットニャオ@第二期 at 2014年12月21日 00:10
ユッキーさん、こんばんは。
そうでしょう?
やはり日本人としての常識的なセンスでは、こういうのは受け入れ難いですよね。
それに、そういうこうもり傘や変な柄満載のシャツを着ているオバサンも多いですよね。私も、その生地をデザインしたりした人のセンスがすごく気になります。
夫のユニシティ生活は、セールスセンスが皆無なので、続かなかったようです。
向き不向きがありますからね。
でも、まだ催眠効果は続いているようで、ユニシティ商品に関しては、肯定的と言うか、自分では使いたいようです。
まあ、値段がかなり高いし、購入して会員としての売り上げを上げて、お金が戻るようにするには、毎月相当買い込まなければならないので、今は、買うのを控えています。
Posted by バットニャオ@第二期バットニャオ@第二期 at 2014年12月21日 00:26
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