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Posted by namjai at

2015年04月13日

黒札、赤札(ใบดำใบแดง)

ソンクラーンと私たちの一時帰国を控えた昨日4月11日、我が家の長男が人生の岐路に立たされました。

…と言うと少し大袈裟ですが、タイの軍隊制度に疑問を持つ長男にとって、この満二十歳で召集される強制的な軍隊への参加、不参加は、人生の分かれ目の様に考えていたようです。

せっかく、入った大学で今必死で勉学に励んでいるところで、もしも軍隊への強制参加が決まったら、長男は中断された勉学を捨て、改めて自分の本当に好きな道を気ままに行こうと思っていたそうです。

その運命の日が昨日だったのですが、当日は朝7時から市役所の講堂に集まって、大体同年齢(勉強中や国内不在などで、年を遅らせていた人もいるので)のタイ人男子が一斉に、半裸になって身体検査を行い、身体的な問題がないか検査した後、この「黒札、赤札」のくじ引きの結果で、軍隊に強制参加させられるかどうかが決まります。



ちなみに、黒札がハズレ(つまり免除)、赤札が大当たり(つまりめでたく軍隊に参加)です。

普通、あまり自分から志願する者は少ないようですが、もし自分から志願した場合は、くじ引きで赤札を引いた場合は2年間の兵役が、半年で済むそうです。

我が家の次男は、「自分は志願して半年で済ませる。」と言っていますが、長男はもしそうするくらいなら、大学卒業まで「ポンパン(猶予)」をして、大卒でくじ引きをすれば、もし赤札が出ても1年間で済むし、黒札だったら免除だから、わざわざ志願するのはバカだよ…と言います。

まあ、どちらを選ぶかは次男本人の人生なので任せますが、しっかり者の長男はそんな危ない橋も渡りません。


実のところ、昨日の長男の無事はすでにタイのお役人の得意技で、結果は「黒札」になるように手筈は踏んでいたのです。

大事な子供の事、タイの軍隊で傷でもつけられたら溜まった物では無いですから…。

何しろ、軍隊にさえ入っていない一般市民の長男が、その軍隊のお偉いさんを訪ねた時にさえ、まるで畜生にでも命令するような口のきき方だったそうなので、もし軍隊へ入隊して訓練なんてなったらどんな仕打ちを受けるかわかった物ではありません。

とりあえず、昨日一日は長男にとってドキドキの一日でした。





さすがはタイ!と言いたくなる、美しい男子たち。
性転換して居ないうちは、男子として召集されるそうです。

でも、この男子たちが軍隊に入っても、その方が問題が多いような…。

  

Posted by バットニャオ@第二期 at 00:58Comments(1)タイの日常