2015年06月11日
蓄膿症
また今回も、『日本での日々』はお休みして、臨時記事を書かせて頂きます。

一昨日の昼間から、右目が涙目っぽくなり、徐々に目の奥から沁みるような鈍痛が…。
玉ねぎを切っている時のような感じで、痛くて沁みて…涙目になりながら、時々目がえぐれて出て来るのではないかと思うような激痛も伴い、我慢する事一晩。
翌朝、何とか腫れは引いたものの、翌日はその涙目のせいで目が腫れて、開けていられない状態に…。
どうやら放置しても自然に治りそうもないので、取り敢えずネットで検索した所、色々な症状や病名があり、その中で身に覚えのあるのが、「片目だけ痛い、鼻水も片方だけ出る…。」と言う、蓄膿症による眼球の炎症が思い当たったのでした。
取り敢えず近所の薬局で抗生剤と鼻炎薬を買って来たものの、中々症状が改善しないので、夕方にはチャイヤプム市内にあるクリニックに行く事にしました。
私は、わざわざ片道30kmの距離を行くのだから、行って閉まっていたと言うことがないように、きちんと事前に看護婦の義姉にでもクリニックの場所や営業時間を確認して欲しかったのですが、夫は、「着いてから、街中をグルグル回って探せばいいよ。クリニックだから7時くらいまでやってるでしょ。」と気楽な返事…。
行ってから、どこも開いてなかったらどうするの!と思ったものの、仕方なく片目運転は危ないので、夫に連れて行ってもらったところ、以前夫も耳で罹った事が有ると言う、チャイヤプム総合病院並びの、病院内の医師が副業で営業しているクリニックが、6時半過ぎだと言うのに、まだ開いていました。
この手のクリニックは、平日の早朝7時から8時、昼休みに病院を抜けて来て12時から1時まで、そして夕方は病院を終えてからの5時から6時半または7時くらいまでお小遣い稼ぎをしているのです。
本業ではないので、友人と夕飯だとか結構個人的な理由で、営業時間が適当になります。
まあ、運良く開いていたので、さっそく受付を済ませ、他に人もいなかったのですぐに診てもらえました。
私は、基本タイ人全般(もちろん医者も例外ではない)信用していないので、最初にネットで検索した「蓄膿症(โรคไซนัส)」と言う病名は自分からは言わずに、「片目が痛い、涙目になる、片方だけ鼻水が出る」と言う症状だけを伝えました。
するとそのクリニックには、私の予想を外れて、耳鼻科用の内視鏡などの設備も整っていて、先生も若いながら、症状を聞いて内診すると、すぐに「蓄膿症ですね。注射をして薬を処方しますから、そこのベッドに上がって。」とすぐに予想していた病名を告げられたので、安心して治療を受けられました。
何故、タイの医者を信用出来なくなったかと言うと、最初は知人のお見舞いに、チャイヤプムの総合病院に行った時、ちょうど次男が急に腹痛を起こし、病院内の時間外の先生に診てもらったのですが、その女医が、うちのやせ形の次男を見て、ちょっとお腹に聴診器を当てただけで、ろくな診察もせずに「あなたは、マーマーディップ(お湯で調理していないインスタント麺)ばかり食べて、コーラばかり飲んでいるでしょう。単なる胃痛ですよ。」と見事なくらいの自己的偏見で患者の病気を決めつけてしまったのです。
私は、うちの子はインスタント麺もほとんど食べないし、炭酸飲料もほとんど飲まないのに、何でそういう偽占い師のような事を言うのだろうと、あっけに取られてしまいました。
結局、出された胃薬と診察料を払って病院を出ようとしたところ、次男はトイレに駆け込んで、無事腹痛の元を排出したのでした。
つまり、次男は単なる便秘で、しばらく排便が無かったそうです。(確かに最初にそれを言わない次男も悪いのかも知れませんが、まだ幼稚園児だったので、そういう日にちの感覚とか考えもなかったのでしょう。)
でも、それくらいの事を、触診などして診察しようとせず、勝手に「悪い食習慣による胃痛」と決めつけたのが今でも忘れられません。
それから、これは今でも傷物になっているのですが、私の最後の出産時に縫合された局部の傷です。
縫合の傷跡を消毒のため見に来た看護婦さんが、「うわ〜!何これ?ひどい縫い方!」と、イサーン語で嘲笑じみた感嘆の声を上げていたのが忘れられません。
もう二度とタイで出産はするまい…と思ったタイの病院内での屈辱でした。
それで、あれほど拒んでいた出産後の避妊手術を受け入れる事にしたのでした。
その後に、看護婦さんたちが続けて話していたのを聞いていたところ、私の出産担当の医師は前夜から出産が立て続けに入って、私が出産した早朝の7時頃は、ほとんど徹夜でフラフラだったそうです。
まあ、運が悪かったと言えばそれまでですが、どうして夜勤の出産現場にご老体の一人の医師しか居ないのか…。
タイの医療現場の現実も大いに関係していると思います。
まあ、だいぶ話が逸れましたが、こういう経緯があって、私はタイの医者も疑ってかかるのですが、今回は当たりだったのかも知れません。
今日も2回目の注射に行って来て、後は薬を出された分飲んで、処方された点滴の液体を針の無い注射器に吸引して、片方ずつ鼻の中を洗浄するよう指示されています。
こ点滴噴射洗浄の手引きには、「一日朝晩の2回、少なくとも一ヶ月以上続ける事。」との注意書きがありました。
これを朝晩やるのは正直面倒ですが、あの夜の目をえぐられるような痛みを思い出したら、やるしかないでしょう…と思いました。

一昨日の昼間から、右目が涙目っぽくなり、徐々に目の奥から沁みるような鈍痛が…。
玉ねぎを切っている時のような感じで、痛くて沁みて…涙目になりながら、時々目がえぐれて出て来るのではないかと思うような激痛も伴い、我慢する事一晩。
翌朝、何とか腫れは引いたものの、翌日はその涙目のせいで目が腫れて、開けていられない状態に…。
どうやら放置しても自然に治りそうもないので、取り敢えずネットで検索した所、色々な症状や病名があり、その中で身に覚えのあるのが、「片目だけ痛い、鼻水も片方だけ出る…。」と言う、蓄膿症による眼球の炎症が思い当たったのでした。
取り敢えず近所の薬局で抗生剤と鼻炎薬を買って来たものの、中々症状が改善しないので、夕方にはチャイヤプム市内にあるクリニックに行く事にしました。
私は、わざわざ片道30kmの距離を行くのだから、行って閉まっていたと言うことがないように、きちんと事前に看護婦の義姉にでもクリニックの場所や営業時間を確認して欲しかったのですが、夫は、「着いてから、街中をグルグル回って探せばいいよ。クリニックだから7時くらいまでやってるでしょ。」と気楽な返事…。
行ってから、どこも開いてなかったらどうするの!と思ったものの、仕方なく片目運転は危ないので、夫に連れて行ってもらったところ、以前夫も耳で罹った事が有ると言う、チャイヤプム総合病院並びの、病院内の医師が副業で営業しているクリニックが、6時半過ぎだと言うのに、まだ開いていました。
この手のクリニックは、平日の早朝7時から8時、昼休みに病院を抜けて来て12時から1時まで、そして夕方は病院を終えてからの5時から6時半または7時くらいまでお小遣い稼ぎをしているのです。
本業ではないので、友人と夕飯だとか結構個人的な理由で、営業時間が適当になります。
まあ、運良く開いていたので、さっそく受付を済ませ、他に人もいなかったのですぐに診てもらえました。
私は、基本タイ人全般(もちろん医者も例外ではない)信用していないので、最初にネットで検索した「蓄膿症(โรคไซนัส)」と言う病名は自分からは言わずに、「片目が痛い、涙目になる、片方だけ鼻水が出る」と言う症状だけを伝えました。
するとそのクリニックには、私の予想を外れて、耳鼻科用の内視鏡などの設備も整っていて、先生も若いながら、症状を聞いて内診すると、すぐに「蓄膿症ですね。注射をして薬を処方しますから、そこのベッドに上がって。」とすぐに予想していた病名を告げられたので、安心して治療を受けられました。
何故、タイの医者を信用出来なくなったかと言うと、最初は知人のお見舞いに、チャイヤプムの総合病院に行った時、ちょうど次男が急に腹痛を起こし、病院内の時間外の先生に診てもらったのですが、その女医が、うちのやせ形の次男を見て、ちょっとお腹に聴診器を当てただけで、ろくな診察もせずに「あなたは、マーマーディップ(お湯で調理していないインスタント麺)ばかり食べて、コーラばかり飲んでいるでしょう。単なる胃痛ですよ。」と見事なくらいの自己的偏見で患者の病気を決めつけてしまったのです。
私は、うちの子はインスタント麺もほとんど食べないし、炭酸飲料もほとんど飲まないのに、何でそういう偽占い師のような事を言うのだろうと、あっけに取られてしまいました。
結局、出された胃薬と診察料を払って病院を出ようとしたところ、次男はトイレに駆け込んで、無事腹痛の元を排出したのでした。
つまり、次男は単なる便秘で、しばらく排便が無かったそうです。(確かに最初にそれを言わない次男も悪いのかも知れませんが、まだ幼稚園児だったので、そういう日にちの感覚とか考えもなかったのでしょう。)
でも、それくらいの事を、触診などして診察しようとせず、勝手に「悪い食習慣による胃痛」と決めつけたのが今でも忘れられません。
それから、これは今でも傷物になっているのですが、私の最後の出産時に縫合された局部の傷です。
縫合の傷跡を消毒のため見に来た看護婦さんが、「うわ〜!何これ?ひどい縫い方!」と、イサーン語で嘲笑じみた感嘆の声を上げていたのが忘れられません。
もう二度とタイで出産はするまい…と思ったタイの病院内での屈辱でした。
それで、あれほど拒んでいた出産後の避妊手術を受け入れる事にしたのでした。
その後に、看護婦さんたちが続けて話していたのを聞いていたところ、私の出産担当の医師は前夜から出産が立て続けに入って、私が出産した早朝の7時頃は、ほとんど徹夜でフラフラだったそうです。
まあ、運が悪かったと言えばそれまでですが、どうして夜勤の出産現場にご老体の一人の医師しか居ないのか…。
タイの医療現場の現実も大いに関係していると思います。
まあ、だいぶ話が逸れましたが、こういう経緯があって、私はタイの医者も疑ってかかるのですが、今回は当たりだったのかも知れません。
今日も2回目の注射に行って来て、後は薬を出された分飲んで、処方された点滴の液体を針の無い注射器に吸引して、片方ずつ鼻の中を洗浄するよう指示されています。
こ点滴噴射洗浄の手引きには、「一日朝晩の2回、少なくとも一ヶ月以上続ける事。」との注意書きがありました。
これを朝晩やるのは正直面倒ですが、あの夜の目をえぐられるような痛みを思い出したら、やるしかないでしょう…と思いました。
Posted by バットニャオ@第二期 at 01:43│Comments(4)
│つぶやき
この記事へのコメント
お疲れ様です。
蓄膿症ですか、私も子供の時から鼻づまりで苦労してますが、目がいたいところまでは患ってはいません。
最近は耳の聞こえが悪くて、縄跳びなんかすると中でブチブチ音がするし、鼻から耳まで連動してるのかもしてませんね。
同じくタイのヤブ医者には痛い目みてます。
あまりにも酷い診断や処方が多くて、思い出したくもありません。
ある時などは、母が突然に歩けなくなったので、日本語通訳がいる巨大病院チェンマイ○ム病院へ行ったんです。
そこの権威であり、宣伝ビデオにも出演してた神経内科?のドクターは、鼻で笑って、こんなのアスピリンでいいよ、と。
ネット検索で調べると、どう考えても脳梗塞の症状です。
ついでに日本人のような神経が細い人種にはアスピリンは意味がないとも…
仕方なく、他のドクターを指名して診てもらったのですが、コリャイカン!と、最新最高の薬を処方してくださいました。
そのおかげで、なんとか歩けるようになり、帰国して日本の大学病院へ行けたのです。
日本の医者はその薬を見て、これじゃなかったら危なかったと話したそうです。
その他にも思い出してもハラワタ煮えくり返る経験が多数あります。
バットニャオさんの耳鼻科ドクターは間違ってないようですから、少し安心しましたp(^-^)
蓄膿症ですか、私も子供の時から鼻づまりで苦労してますが、目がいたいところまでは患ってはいません。
最近は耳の聞こえが悪くて、縄跳びなんかすると中でブチブチ音がするし、鼻から耳まで連動してるのかもしてませんね。
同じくタイのヤブ医者には痛い目みてます。
あまりにも酷い診断や処方が多くて、思い出したくもありません。
ある時などは、母が突然に歩けなくなったので、日本語通訳がいる巨大病院チェンマイ○ム病院へ行ったんです。
そこの権威であり、宣伝ビデオにも出演してた神経内科?のドクターは、鼻で笑って、こんなのアスピリンでいいよ、と。
ネット検索で調べると、どう考えても脳梗塞の症状です。
ついでに日本人のような神経が細い人種にはアスピリンは意味がないとも…
仕方なく、他のドクターを指名して診てもらったのですが、コリャイカン!と、最新最高の薬を処方してくださいました。
そのおかげで、なんとか歩けるようになり、帰国して日本の大学病院へ行けたのです。
日本の医者はその薬を見て、これじゃなかったら危なかったと話したそうです。
その他にも思い出してもハラワタ煮えくり返る経験が多数あります。
バットニャオさんの耳鼻科ドクターは間違ってないようですから、少し安心しましたp(^-^)
Posted by muga at 2015年06月11日 16:35
「やるしかないでしょう…と思いました。」
そうです、自分の体です。
完治まで継続してやってください。
私がこちらの病院へ行ったのは、犬に咬まれて2度程、二週間継続的に行きました。
個人医療所は別にして、総合病院は自分では入院したくないところですね。(かったるい感じが漂っていました。)
お大事にしてください。
(エアアジアの件は、別途お聞きします。)
そうです、自分の体です。
完治まで継続してやってください。
私がこちらの病院へ行ったのは、犬に咬まれて2度程、二週間継続的に行きました。
個人医療所は別にして、総合病院は自分では入院したくないところですね。(かったるい感じが漂っていました。)
お大事にしてください。
(エアアジアの件は、別途お聞きします。)
Posted by 阿羅漢 at 2015年06月11日 20:52
mugaさん、こんばんは。
蓄膿症自体は、子供時代に患った経歴があるのですが、今の今までこうした症状が出た事はなかったので、慌てました。
やっぱり、仕事上でゴムで覆われた鉄製のハイドリックホースを切断したりする時に、ゴムが溶ける臭いがキツいとか、バッテリーを販売するときに、希硫酸を注入したりするときに出る、希硫酸ガスなどで、鼻に影響があるのかも知れません。
それと身体に異常が出るくらいのタイ人に対するストレスも関係しているかもしれません。
お母様の件は、その宣伝部長みたいな使えない医師以外に、まだマシな医師がいて良かったですね。
蓄膿症自体は、子供時代に患った経歴があるのですが、今の今までこうした症状が出た事はなかったので、慌てました。
やっぱり、仕事上でゴムで覆われた鉄製のハイドリックホースを切断したりする時に、ゴムが溶ける臭いがキツいとか、バッテリーを販売するときに、希硫酸を注入したりするときに出る、希硫酸ガスなどで、鼻に影響があるのかも知れません。
それと身体に異常が出るくらいのタイ人に対するストレスも関係しているかもしれません。
お母様の件は、その宣伝部長みたいな使えない医師以外に、まだマシな医師がいて良かったですね。
Posted by バットニャオ@第二期
at 2015年06月13日 23:07

阿羅漢さん、こんばんは。
ご無沙汰してます。
私も、過去に数回、猫に噛まれた、リスに噛まれた…で、何度か近所の病院でワクチン接種しましたが、それは緊急なので仕方ない事と諦めているのですが、やはり余裕のあるときは、なるべくクリニックに行くようにしています。
やはり医者の方も、病院勤務はやることやってさっさと帰ろう的なサラリーマン意識、クリニックの方は、稼いだ分は全部自分の物なので、自営業。やる気が違います。
今日も行って来たのですが、受付のショーケースの上に、5、6体の招き猫が一所懸命手を動かして、客(患者)を招いていました。
あ、エアアジアで行かれるとの事。
いつ頃出発されるのですか?
ご無沙汰してます。
私も、過去に数回、猫に噛まれた、リスに噛まれた…で、何度か近所の病院でワクチン接種しましたが、それは緊急なので仕方ない事と諦めているのですが、やはり余裕のあるときは、なるべくクリニックに行くようにしています。
やはり医者の方も、病院勤務はやることやってさっさと帰ろう的なサラリーマン意識、クリニックの方は、稼いだ分は全部自分の物なので、自営業。やる気が違います。
今日も行って来たのですが、受付のショーケースの上に、5、6体の招き猫が一所懸命手を動かして、客(患者)を招いていました。
あ、エアアジアで行かれるとの事。
いつ頃出発されるのですか?
Posted by バットニャオ@第二期
at 2015年06月13日 23:15
