インバウンドでタイ人を集客! 事例多数で万全の用意 [PR]
ナムジャイブログ
ブログポータルサイト「ナムジャイ.CC」 › イサーンで営業中

2014年09月18日

賭博人生の終焉。〜お葬式〜

賭博人生の終焉。〜お葬式〜



先週の土曜日に拳銃で自殺した、夫の従兄弟の遺体がお寺で焼かれ、5日連日のお葬式が幕を閉じた。

 初日の夜に義母に無理矢理連れて行かれた夫は、結局この最終日だけ、お腹を壊して体調が悪くなった義母の代わりに香典を上げに行って来たが、今回は親戚の会合なのに珍しく長居をせずに、すぐに帰って来た。

 やはり、何度も文句を言っていたが、その従兄弟が自分で蒔いた人生の苦難に、全く責任を取ろうともせず、わざわざファランを捨ててまで一緒になってくれた二番目の妻と、まだ幼い娘を置き去りにして自分勝手に逝ってしまったことが許せないのだろう。


 入れた香典は義母も夫も1,000バーツずつ。
まあ、これくらいが相場だろう。
 でも、我が家はその前に貸した2,000バーツがあるので、合計3,000バーツになるな…、もう戻って来ないだろうと覚悟はしている。

 とは言え、もうこれで賭博に負ける度に、借金をしに来る事もなくなった。
私たちが汗水流して働いて貯めたお金を、自分の享楽の為に作った借金の肩代わりをさせられていると思うと、借りに来た奥さんにも、とてもではないが良い顔は出来なかった。


 タイの田舎の葬式では恒例の事だが、葬儀期間中、死者の魂を見守る為に(眠らないように…と言う理由で)毎晩行われる霊前博打
トランプやサイコロ博打が行われるが、今回の賭博人生の終焉を迎えた、このケンという男。
もし、魂と言う物があるなら、一体どんな気持ちでこの自分の霊前での賭博大会を見ていたのだろう…などと考えてしまった。

 2年前に、急性白血病で亡くなった姪の葬儀の時は、18歳と言う若さで逝った姪の霊前で、何て不謹慎な大人たちなんだろう…と我が家の子供たちも憤慨していたが、今回は自殺の原因が賭博だけに、さもありなん…と言うのが私の本音である。


 さて、タイ人はお葬式に限らず、少しでも人が集まると酒が入るのがタイ人の常だが、やはり今回の葬儀でも事件が起きた。
 葬儀中に調子に乗って飲んでいた夫の兄の車が、帰宅途中で道を外れて道路脇に落ちたらしいと言う連絡が、先ほど義母を送って行った夫から入った。
 幸い、中の人間は無事だったらしいが…。

 これは、タイに限った事ではないが、葬儀に参列する為に出掛けた車が事故を起こすと言うは、よくある話である。
 タイの場合、それに加えて当然のように飲酒運転が行われているので、さらに危険度が増す。
 
 この兄、普段から酒癖も相当悪いので、これに懲りて酒を止めてくれると、みんなの幸せに繋がるのにな…と思うが、まず「何とかは死ななきゃ治らない。」と言うものだろう。

同じカテゴリー(つぶやき)の記事
カントリーマアム
カントリーマアム(2023-09-19 12:30)

長女の日本出張
長女の日本出張(2023-08-29 23:52)

長男の就活
長男の就活(2023-08-17 11:16)


Posted by バットニャオ@第二期 at 00:10│Comments(3)つぶやき
この記事へのコメント
葬式で酒を飲むのは日本も同じですね。
でも飲酒運転はしませんが。
タイはナニかとユルい国なんですが、飲酒運転の刑罰は驚くほど軽いそうですね。
そうかと言えば、最近のチェンマイでは、信号待ちの交差点で停止線を超えて待っているバイクが軒並み罰金を徴収される事態に。
バイクの皆さんが前に出ないから変だと思ったんですよ。それで情報が行かない外人さんなんかが飛び出して捕まりますね。

飲酒運転には甘く、停止線には厳しく。
理由は、盗れるところから盗れ、でしょうか(>_<)
Posted by muga at 2014年09月18日 10:40
mugaさん、こんにちは。
確かにそうですよね。
タイの飲酒運転に対する罰則、甘すぎです。
以前、我が家の前の交差点でも、ベロベロに酔った教師のオートバイが他のオートバイに衝突し、相手を死亡させた…と言う事故があったのですが、結局教師が辞職して、相手の遺族とは示談で8万バーツくらいで済んでしまったそうです。
一人の人間の命がそれでは余りにも…と憤慨したのを覚えてます。
しかも、相手はまだハタチそこそこの新婚の若者で、そちらはシラフだったし、これから働き、家族を養って行くところでした。
タイ人の飲酒運転に対する認識の甘さが引き起こした事件が、先日日本でもありましたよね。
あの事件にも、すごく憤りました。
これだから、タイ人は!と…。
Posted by バットニャオ@第二期バットニャオ@第二期 at 2014年09月18日 15:05
mugaさん、すみません。
チェンマイの取り締まりの事が抜けてました。
確かに、タイの基準って納得いかないものが多いですよね。
まあ、この停止線みたいなものですが、うちの県では中心地でよくやっているのが、「常時左折可(เลี้ยวซ้ายผ่านตลอด)」の小さな表示を、時々「信号機に従って左折(เลี้ยวซ้ายรอสญญาณไฟ)」に取り替えて、また戻し…と、まるで市民を罠に掛けて喜んで居るかのようなトリック取り締まり。
左折する間際で、標識を読むのもかなり危ないんですが…。
Posted by バットニャオ@第二期バットニャオ@第二期 at 2014年09月18日 15:24
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。