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2016年07月03日

夫の夏休み

 毎年の事ですが、4月のソンクラーンが終わり、5月の新学期が始まったな…と思っているうちに、いつの間にかカオパンサーが近付いて来ると、店も農閑期の影響でだいぶ暇になって来ます。

 今までなら、こういう時期は暇を持て余しながらも、家でゴロゴロしながら適当に過ごしていた夫ですが、今年は、大学1年の長女と大学3年の長男の長期休みで揃って帰省しているため、ここぞとばかりに一週間以上家にも戻らず、実家の沼池で趣味の釣りに明け暮れていたようです。

 そもそも、タイの政府の訳の分からない『ASEAN政策』で、大学の休みが、小中高のソンクラーンを挟んだ長期休みとずれて、6月過ぎからとなったため、我が家の日本一時帰国計画も、今年から見通しが立たなくなった訳です。

 お陰で私は、子連れで一時帰国が出来なくなり、今度日本に帰れるのは、何年後になるのか分からなくなり、ここイサーンの片隅で来る日も来る日も、ひたすらうんざりするようなタイ人相手に商売をするしかなくなりました。

 それとは反対に、長男も帰っているので、夫は家でやる事が増々無くなって、もはや居ても居なくても同じ…と言う状況になり、いたたまれなくなったのか、単に「これはチャンス!」と思ったのか、衣装ケースに着替えを詰めて、大事な釣り具セット一式車に積んで、出掛ける事一週間と少し、もはや、次男からは「ポー(お父さん)って誰?」と真面目な顔で聞き返されるほど、家に居ない事が多くなりました。

 そして、帰って来ると家族の反応が不安なのか、「むこう(沼池)に居ると、みんなが聞くんだよ。こんなに毎日毎日、毎晩毎晩家を空けて、奥さんが文句を言わないのか?って。」と聞くので、私は、「私は、タイ人の奥さんじゃないからじゃない?ほら、いつでもどこでもくっついて行くみたいな…。私は、一体何がそんなに心配なのか分からないけどさ。(自分の旦那がそんなに格好いいとでも思ってるのかね。まあ、付き合い始めの若いカップルなら分からないでもないけどね。)←内心。」と答え、「まあ、私がいろいろ聞かないのは、自分で赤ちゃんじゃないんだから考えて行動出来ると信じてるからね。(←「まさか、まだ
脳みそ残ってるだろうから、バカな事はしないでしょ?」とさりげなく釘を刺して置く。)」と言う感じで答えています。

 よく子供達とも話すのですが、実際のところ、もしも私が一般的なタイ人の奥さんだったら、こういう生活をしている夫は、今頃命が無いか、奥さんが出て行っている,もしくは最初からこういう生活など出来るはずが無い…と言う、結論になっています。

 
 
 まあ、そうこう子供達と何かに付けて話題に上る夫の行動ですが、実際のところ、私と子供達は、割とこの状況を楽しんでいたりします。
「鬼の居ぬ間に命の洗濯」ではないですが、こういう好き勝手な事をしているくせに、家に帰って来ると、急に偉そうに主人面をして、小さな事から文句ばかり言っているので、私も子供もいい加減うんざりしているのです。
居ない方が気が楽と言うのが本音です。

 タイの諺では、「猫が居ないと、ネズミが浮かれる。」と言うようなのがありますが、まさに私はそのネズミです。

 
 こちらは、店番はもちろん、商品チェックから注文、値段設定、品出しまで全部やって、それこそ一日中身を粉にして働いているのに、自分は遊んで来て、戻ったら文句を言うばかりでは、誰でも怒って当然だと思うのですが…。


 そういう事が続いたので、帰省中で、毎日留守の父親の代わりに店を手伝ってくれていた長男や長女も、あまりの放蕩親父に呆れ果てています。
なんだか、クーデター寸前のどこかの政府のようですが、国民ならぬ家族の不満は爆発寸前です。

 いつもは、冷静沈着な長男も、先日、2、3日泊まり掛けで出掛かると言いながら、結局一週間戻らず、ようやく帰って来たと思ったら、翌日サッケオ県の友達の所を訪ねる約束をしてるから、車を変えてまた出掛けるからと言う父親に、「今度またこういうことがあれば、今度こそ一言言い返すかも知れない。」と、静かな怒りを露にしていました。

 実は、その日買い出しに出掛ける予定だった私たちに、自分が急いで乗用車(普段は私が乗っている家族用)を使いたいから、「買い物なんて、必要な物だけ買えばいいんだ。ゆっくり見てるんじゃない。さっさと行ってさっさと帰って来い。」と言い出した夫に、長女が「買い物はマラソンじゃないんだよ。」と皮肉めいて言った事で、逆ギレし、「お前は子供のくせに親に文句を言うのか!俺が子供の時、お母さんにそんな口はきかなかったぞ!そんな事を言うお前は、きっと地獄に堕ちるぞ!大体、もし俺がお前の事を抱いてやらなければ、お前はとっくの昔に死んでいたんだ。」などと、一方的に威張り腐った支配者のような言い方をするので、それを聞いていた、長男があまりの暴君ぶりに呆れ果てたと言う訳です。

 一体、いつからこうなってしまったのか…?

 家族との溝は深まるばかりですが、子供達がタイの「親が大事」的な洗脳教育の影響を少しは受けているので、タイの常識的に、父親にそれほどの暴言を吐く事はありません。

 これが、もし日本で育っていたら、今頃父親は家には居ないかも知れません。
まあ、それは私たちが日本で暮らしていたら…と言う話なので、この夫も、日本で暮らして居た頃は、猫を被っていたと言うか、故郷に戻ってからの夫とは別人だったので、子供に文句を言われるほどの事はしていなかったでしょう。

 良く有る話ですが、環境が変わると人も変わります。
タイで知り合って、日本に帰ったら、日本で知り合って、タイに帰ったら…など、「向こうではこうじゃなかったのに…。」と言う話はよく耳にします。

 特に、日本からタイに帰って来たタイ人と言うのは、まさに水を得た魚。
男女問わず、連れて来た日本人(外国人)を無視して思い切り好き勝手するパターンが多いです。
これから、そう言う予定がある方は、特に気をつけましょう…と言うか、覚悟を決めた方がいいと思います。

 さて、こうしてしばらく続いた夫の『放蕩生活』もとい、『夏休み』も、来週からは少しは、改善されるかもしれません。
長男の大学が、来週から開講になるので、今日から大学に戻ってしまったからです。

 長女の大学はまだ長期休みで、8月中旬から新学期ですが、夫が私の手伝いとして、長男のように頼っていないので、今までほどの勝手気ままな生活は改めるでしょう。
 

 
夫の夏休み

   夫の憩いの『我が家』である沼池

タグ :ASEAN夏休み

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Posted by バットニャオ@第二期 at 00:24│Comments(4)つぶやきタイでの商売
この記事へのコメント
傍若無人振りに、読者のぼくも腹がたってきました。ほんとうに、いつからこうなってしまったのでしょうね?

ぼくの友人のタイ人弁護士(タイで最も成功した三人の弁護士の一人。コンドを多数所有。)の携帯には30分おきに奥方から電話が入ります。

直ぐに出ないとたいへんなことになるそうです。

とにかく、お子様がみなお母さま寄りなので良かったです。
Posted by P-tak at 2016年07月03日 21:22
P-takさん、こんばんは。
お気遣いありがとうございます。

本当に、タイ人妻だったら、うちの夫のような行動はあり得ないでしょうね。

夫の友人も、たまに誘って出掛けると、その奥さんから5分置き(というのは、ちょっと大げさな気もしますが…)に、電話が掛かって来るそうで、飲む気が失せるそうな…。

まあ、それだけ愛されている?のかも知れませんけど。
私には、それだけの愛情がとうの昔に消え失せているので、電話なんて、余程の用事がなければ、掛けたくもありませんね。

私的には、この放蕩ぶりも、帰宅後におとなしくしていてくれれば、このままの方がいいくらいなのですが。

商売の方も、帰って来て、商品が見つからず(自分で片付けないので当然)怒り出したり、調子に乗ってやたらと商品代を負けまくるので、居ない方が我が家の売り上げにもいいと言う訳です。

勝手にうろ覚えの値段を客に言って、「もう言ってしまったから」と大幅に安売りをする事になったり…。
この前なんか、夫が売ったら、1,000バーツ近く値下げして売ってしまった…と言う事もありました。
私と子供達は、呆れて物も言えませんでしたが(…陰で文句は言ってましたが)。
Posted by バットニャオ@第二期バットニャオ@第二期 at 2016年07月04日 21:52
こんにちは、お疲れさまです!
普通のタイ家庭は女系ですから、放蕩して追い出されるのは男性なんですよね。
なにせ財産は奥さんが握ってます。
御主人のようなパターンでは、まず叩き出されてしぶしぶ謝って、奥さんから許してもらって、そんでだんだん借りてきた猫のようになってゆくようです。

でも、ここはタイですから外国人は何処まで行っても外国人。
土地の名義すら持てない。
よって、放蕩には歯止めがなく、威張りくさった北の大将のようになってゆくのも分かります。

「連れて来た日本人(外国人)を無視して思い切り好き勝手する」
そうなる理由ですが、受けた教育と躾け、それにタイ国家による過保護な自国民保護法があるかぎり、タイに住む外国人は苦労し続けるのかもしれません。

また子供の頃、自分家に友人を連れてくると、とたんに態度がデカくなる人がいませんでしたか?
俺の家だじょー!って感じで。
まだ子供っていうと失礼ですが、その延長線に居るのかもしれませんね(^^;)
あ、「子供みたい」は当たってるだけに逆上フレーズですから話さないようにお願いします。
Posted by muga at 2016年07月05日 12:01
mugaさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。

そうなんですよね。タイは女系社会が普通。
でも、私は外国人で、実家が近くに無いので、あくまで嫁入りで、立場が格段に弱いです。
周囲は夫の知り合いばかりですからね。

なので、いつも孤独な戦いをしているつもりになってます。
味方はもちろん、4人の子供達だけ。
他は、全て敵…と孤軍奮闘の心持ちです。

確かに、自分の過ちを素直に認められない夫の態度は、私から見ても、子供達から見ても、「子供っぽい。」ですよね。
どなたか言っていましたが、「権威と威厳」を取り違えていると言うか…。
自分の勝手な権威を振りかざすばかりで、どんどん父親や家長としての威厳が失墜して行く…。
まあ、今は威厳の欠片も見当たらないですけどね。
Posted by バットニャオ@第二期バットニャオ@第二期 at 2016年07月12日 23:40
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